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<14/Luglio(7月)/2000> a Fiesole <2000年7月14日>

Anche oggi fa bel tempo ! ( アンケ オッジ ファ ベル テンポ!/今日もいい天気!)
早速、Fiesole(フィエーゾレ)に向かいます。
中央駅へ行き、バスの発着場付近の切符売り場で「Un bilietto(ウン ビリエット/切符を1枚)と言って1,500リラ(約80円)で買います。
オレンジ色のの7番のバスに乗り、終点まで乗っていくだけなので簡単です。30分くらいでFiesoleの中心・ミーノ広場に到着。標高300Mの丘の上まで上るので、途中の景色もなかなか見物です。

まず、サン・フランチェスコ教会にでも行こうかと思い、ずぅっと坂道を登り始めました。
でも、方向オンチに“ど”がつく私は、地図を見ながらも逆の方向に歩いていたのでした。そうとは知らず、どんどん登っていく私。地図じゃこんなに遠くないのになぁと思いながら。
でも登りきったところでフィレンツェの街並みが見下ろせて、しばし休憩。気持ちいい。

しかし、サン・フランチェスコ教会は何処に?そこで、道端でおしゃべりに夢中になってる2人の老婦人に声をかけてみました。「Dov’e` qui ? Vorrei andare alla chiesa di San Francesco...(ここはどこなんでしょう?私、サン・フランチェスコ教会に行きたいんですゥ...」
そうしたら、おば様たち、ペーラペラペラと何かおっしゃって、ちょうどそこへ来たバス(おば様たちはバス待ちだったのです)に「これに乗るのよ!」と一緒に引っ張られるように乗りこみました。ただ、切符を前もって買っておかないと、車中で買うと高い手数料をとられるとガイドブックに書いてあったのを思い出した私は、小声でおば様の1人に「Non'ce` l'ho bilietto...(キップ持ってませんけど...)」と言うと、その方は、ご自分の切符を検札機に入れながら “平気平気!”とばかりにウィンクをしてくださいました。運転手さんも無気力そうにちらりんとこちらを見て見なかったふりしてくれました。(^^;
そして、またまたミーノ広場に戻ってきたのでした。
「この坂を登ればすぐよ!」と教えていただき、お礼を言ってバスを降りました。
ホントにすぐでした。やれやれ...

坂の途中の公園からもちょうど上の写真と同じ景色が望めました(とても小さい町ですから)。坂を登りきったところにその教会はあります。
14世紀に建てられた、外観も簡素な造りの小さな聖堂で、中も華やかなステンドグラスもない暗く小さなものでした。
クリスチャンでもなんでもないのですが、教会は好きでよく入ります。
特に町の小さな教会は、ほとんど人もいなくて、ひんやりとしていて、1人でじっと座っているだけで、静かな満たされた気持ちになります。
次に、紀元前1世紀の古代ローマの遺跡が残る、ローマ劇場と博物館に入りました。


この劇場は現在もちゃんと機能しているそうです。2100年以上も前の劇場なんて、ちょっと途方もないことで現実感がありません。
もう少し気持ちいい風でもあればぶぉ〜っと読書でもしたいところですが、ちょっと暑くて早々に退散。
博物館も発掘品が数多く展示されており、考古学ファンにはたまらない場所でしょう。


ちょうどお昼になったので、ミーノ広場に面するテラスカフェの1つに入りました。
4種類のトッピングがされた“4 stagione(クァットロ スタジオーネ)▲は直径30cmもあったけれど、美味しくてぺろりんと平らげました。
Birra(ビール)とCaffe`(コーヒー)でしめて2万1千リラ(約1200円)。満足、満足。

たった3時間半の滞在でしたが、かなりリフレッシュしました。
街の喧騒に疲れたら、ぜひFiesoleに行ってみてください。ただし、お天気のいい日に限りますが。

あぁ、夜のお食事がまた書けなかった....
近々にUPいたします。               (またつづく)