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番外編・ファミリーツアー旅行記Y a Cinqueterre e Milano <2003年5月14日>

今日は朝から厚い雲が立ちこめてちょっとどんより....でも、船旅には支障はないはず!と、前日にチェックしておいた9時発のチンクエ・テッレ行きの船に乗るべく、クルマと荷物はホテルに預けて出発します。

ここが船のチケット売り場。マ〜(しかし)、9時になっても木の扉は開かない。船も影も形もない。でも中にはおじさん達がいて喋りまくってる。ちょっとぉ、仕事してよねー、としびれを切らした私は、裏側に回っておじさんに「9時発のは出ないの!?」と半ば腹立ち紛れに聞いたら、チンクエテッレ方面は雨で、海が荒れてて出航禁止。しかも次は何時に出られるか分からないとのこと。あぁなんてこと....待ってるの見てるんだから教えてよね。
肩を落とし、とぼとぼと歩いてホテルに戻り、クルマと荷物をピックアップし、とりあえずクルマで出発することに。

▲海沿いの道をぐんぐん上って行くに連れてどんどんお天気も良くなってきて、ちょうどチンクエ・テッレの海岸沿いの景色が一望できる場所にたどり着きます。きゃ〜こっちの方がいいやん!ベッラベッラ(美しい)!とはしゃぐ現金な私達。
そもそもチンクエ・テッレとは、イタリア語で「5つの村」という意味で、切り立った絶壁、複雑に入り組んだ海岸線、その小さな入り江に点在する小さな港町であるリオマッジョーレ、マナローラ、コルニリア、ヴェルナッツァ、モンテロッソ・アル・マーレの5つの村を総称してそう呼ばれています。まずはこの写真の手前にある1つ目の村、リオマッジョーレに入ります。クルマは進入禁止のため、村の入口で降りてあとはひたすら徒歩。
▲リオマッジョーレから2つ目の村、マナローラまではVia dell'Amore(愛の小径)と呼ばれる遊歩道で結ばれていて、どんなにか素敵な道だろうとワクワクして向かいます。右の写真がその小径の入口。べたな看板にもちょっと笑ったけれど、なんと有料で3ユーロ(約400円)にもびっくり。遠足のお子ちゃまや観光客がわんさかいて、なんだかちっともロマンチックじゃな〜い。
▲実際に歩いて有料にも納得。もっと野放し状態の険しい道かと思ったら、ちゃーんと柵も整備されて、バールもトイレもあって、立派な観光スポットだったのでした。道幅も十分広くて全然怖くないし、高所恐怖症で怖がって来なかったウチの父でも全く大丈夫。ただ、あまりのお子ちゃまたちの奔放さに、愛の小径もへったくれもないものですが(苦笑)。
ちょうどマナローラ駅の上が遊歩道の出口。ほんの30分ほどの気持ちのいいお散歩コースでした。崖沿いを走る列車に乗ってそれぞれの村を渡り歩くのも良さげです。

▲クルマ組と合流して、5つ目の村、モンテロッソ・アル・マーレへ。ここは5つの村の中でも最も大きくて、整備された砂浜もあって宿泊施設も比較的多いので、ここを拠点に各村を巡ると良さそうです。右写真は1軒のカンティーナ(ワイン屋さん)。チンクエ・テッレ名産の食後酒、シャッケートラや、リモンチェッロなどのリキュールが、インテリアにもなりそうなカワイイ形のボトルや小瓶に入れられて軒先に並べられています。これらはお土産にもオススメ。

▲今日のランチも、海の幸をしっかり味わいました。アチューゲ(アンチョビ)のレモンの酢漬け、海の幸のズッパ(右写真)が特にモルト ブォーノ。結局、5つの村のうち3つを訪れましたが、チンクエ・テッレの雰囲気は十分味わえたように思います。ただ、船から望む海岸線の風景への思いも残り、あともう1日じっくり味わってみたい気もします。
▲3時間半ひたすらアウトストラーダを走り、この旅の最終地点、ミラノに到着。
終わりよければ全て良し、で決めたホテルがこのHOTEL SPADARI。ずっと泊まりたくてでも一人じゃ勿体なくて、今回はせっかくなのでちょっと奮発。ドゥオーモからも徒歩3分という場所なので、親達も散歩に行って迷子にもならないし、部屋も思った通りとても素敵。バスタブはもちろん、シャワーコーナーまで完備。またまた全員から拍手喝采!
 Hotel Spadari
  Via Spadari, 11 www.spadarihotel.com/

初の地下鉄体験では、切符の刻印がうまくできずにまごまご、バーを押して出る出口でもまごまご、そして後ろはたちまち大渋滞。そんな4人さんは爆笑しながらとても楽しげ。私と夫はちょっとだけ他人のふり(!)。
夜は今回の旅、初の韓国料理。プルコギ、カルビ、豚トロ、焼きめし、ビビンバ、冷麺...と、取り憑かれたように久しぶりの味に舌鼓。はっきり言って、今までイタリアで食べたどの中華料理よりも断然美味しいです。お値段は多少はりますが....
 Ristorante HANA
  Via Ferice Casati,12(ブエノス・アイレス通りの近く) Tel:02-29523227

明日はとうとう最終日.....