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SPUMANTE: FILO` ROSSO (フィロロッソ) (2000/11/24)

なんとこのコーナー、2ヶ月以上も更新していませんでした。
いざ、テーマを選ぼうとすると、皆様に披露できるほどの知識もうんちくもないことに恥ずかしくなり、躊躇し、ずるずると今に至ってしまいました。

気をとりなおして今回は、最近とってもお気に入りのspumante(スプマンテ/シャンパン)をご紹介したいと思います。
名前はFILO`ROSSO(フィロロッソ)。ヴェネト州の中規模ワイナリーで作られている、珍しい赤いシャンパンです。
私は知人を通じてこのスプマンテと出会ったんですが、まず、視覚から受ける印象が強烈です。

目の覚めるような真っ赤なボトル。
インテリアにしたいくらいの美しさと気品を兼ね備えています。

色はまさにルビー色で、だから泡もきれいなピンク色。
香りはほの甘く、味もフルーティでまろやかですこ〜し甘めです。
いわゆるフランスのシャンパンのような軽快な発泡感とは、ちょっと違います。
イタリアンはもちろん、中華やエスニックなど、少し濃い目の食事の前とか、食後のデザートワインとしてお菓子などと一緒にいただくのも美味。
あと、イチゴとの相性が抜群で、さいころ型に切ったイチゴをいくつかグラスの中に入れて、FILO`ROSSOを注いで一緒に飲むとこれがまたbuono!!なのです。

ちなみに、FILO`はイタリア語で「糸」の事。ROSSOは言わずと知れた「赤」。つまり、製造元のPALADIN社によると、赤い糸の伝説(愛する人と赤い糸で結ばれてるっていうそれです)そのままのネーミングで、グラスに注がれた赤い芳醇な液体から立ち上る金色の泡の糸。これこそが、FILO`ROSSOの「赤い糸」の意味なのだそうです。

ビジュアル的にも、このネーミングの意味的にも、結婚式などのパーティやお祝いの席にとても似合うと思います。
実際、私も先日、友人の結婚式の2次会に乾杯用に提供して、とても好評でした。

私もワインはけっこう好きでよくいただきます。
今はチリからカリフォルニアからと、世界中から美味しくて安いワインが本当にたくさん入ってきています。でも、やっぱり私はイタリアのワインが好きです。
3年ほど前に、バローロやバルバレスコで有名なピエモンテ州や、キャンティで有名なトスカーナで、ワイナリー巡りをしたことがあります。私達日本人の顔を見て「ドイツ人か?」と話しかけてくるおじいさんがいるような、現代社会から遠く離れたような田舎で、家族代々誇りを持って美味しいワインを作り育てている風景がそこにはありました。土地やそこに住む人々、ワインの作り手たち、すべてが温かい。
益々イタリアワインに惹かれてしまったのでした。
もちろん、どの国のワインよりも、ブドウの自然な味わいが感じられるところが、一番好きな理由ではありますが。

スプマンテとしては王室御用達のFERRARI(フェラーリ)や、ピエモンテのASTI(アスティ)などが有名ですが、このPALADIN社のFILO`ROSSOは、日本ではまだまだ知られていないブランドです。