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<1ヶ月間の主役 アスパラガス> (2003/04/01)   <バックナンバー>

3月中旬ころになると、ミラノも春めいて暖かい日々が続きます。日に日に日照時間も延び、街中みんなが元気になってきます。桜も3月20日ごろには早くも満開になりました。
そしてこの時期、八百屋さんの店先や市場に登場するのが、日本でもお馴染みのアスパラガス。日本では付け合せのお野菜的存在ですが、こちらイタリアでは「アスパラ様さま」。春の食卓の代表です。
そういえば、レストランでも「アスパラのリゾット」や「アスパラのスープ」が登場するのもこの時期ですね。3月中旬くらいから4月中旬くらいまでの約一ヶ月間が一番おいしい時期と言われ、近所のマンマたちにも、「アスパラ食べた?まだ?だめじゃない!」と叱られるほど、この時期はアスパラを口にしないと、イタリア人にはなれないようです。太さや長さの揃った20本くらいの束がゴムで縛られ、丁寧に根元を紙で包み、店先の一番前に並べられています。値段はだいたい5〜6ユーロ。驚いたことに、イタリアにはアスパラガスを茹でるための専用鍋があります。30ユーロ前後ですね。背の高い直径15cmほどの鍋で、一回り小さい網が中に入っています。
こちらのアスパラは根元の白い部分が残っているため、その部分を特に丁寧に洗い、硬い皮を皮むきで剥きます。改めて糸で少量ずつの束にして、立てたまま少量の湯で蒸すように茹でます。アスパラと共に、春を代表する卵と一緒に食べることがイタリア流。そこで今回は日本の家庭でも簡単にできる卵のSALSA(「サルサ」・ソース)を添えていただくアスパラ料理を紹介します。PASQUA(「パスクワ」・復活祭)に合わせ、みなさんも春のアスパラガスを食べてみてはいかがでしょう。ちなみに、ホワイトアスパラガスは、少し時期が遅れて店先に登場します。


ASPARAGI CON SALSA DI UOVA(アスパラジ コン サルサ ディ ウオバ)
 「アスパラガス、卵のソース添え」 材料(4人分)
アスパラガス・500g、レモン汁・大さじ1、エクストラバージンオイル・大さじ3、ゆで卵・1個
塩・コショウ 適量
@ 鍋にお湯を沸かし、塩をひとつまみ入れる。
A アスパラをキレイに洗い、根元のかたい部分は皮を剥くか、切り取る。
B アスパラの穂先を湯につけずに、好みの硬さに茹でる。
C ゆで卵はフォークで細かくつぶす。
D レモン汁とエクストラバージンオイルを合わせ、塩・コショウで味付けする。
E ゆで卵にDのソースを合わせ、混ぜる。
F 茹であがったアスパラをお皿に盛り、ソースを横に添える。
G アスパラにソースをのせつつ、食べる(結構むずかしい)。 ちなみに、写真手前のサラダは、マッシュルームとくるみとパルメザンチーズとバレリアーナという青野菜。マッシュルームはナイフ等で一皮剥くと、とてもキレイになります。