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<第1回 鶏レバーのパテ(Pate’di pollo/パテ ディ ポッロ)> (2006/05/01)   <バックナンバー>

みなさまお久しぶりです。ミラノ特派員としてお世話になっておりましたNAMIです。 今はイタリアを離れた生活をしていますが、日々恋しいのはやっぱり美味しいイタリアン。そこで、日本でも近所のスーパーなどで手に入る「お手軽食材」を利用して、本場のイタリアンの味を再現し、みなさまにご伝授しようということとなりました。イタリアン好きな方、日々のメニューにお困りの奥様、大好きな人と一緒にワインを楽しみたいお料理好きな方、様々な方々に気軽に試していただけるレシピを毎月ご紹介したいと思っています。今後ともぜひぜひよろしくお願いします。

と、いうことで、第1弾の今回のメニューは 「鶏レバーのパテ」Pate’ di pollo(パテ ディ ポッロ)。 ちなみに、レバーのことはイタリア語でfegato(フェーガト)と言います。 これはワイン好きの方にもってこいの簡単な前菜。鶏のレバーといえば、近所のスーパーでも簡単に手に入りますし、鉄分不足になりがちの女性にもいい食材です。そして何より安い!
ぜひぜひお試し下さい。

<材料>前菜として約6人分 <所要時間>約30分
・ 鶏レバー(肝が含まれてもOK)200g
・ バター 50g
・ 塩、胡椒 適量
・ 玉ねぎ 1/2個
・ ブランデー 大さじ1

1) 鶏レバーは2つに切り、白い脂肪分や血管等をキレイに取り除き、流水で5分ほど血抜きする。
2) 玉ねぎはみじん切りにして、約半分量のバターとゆっくり弱火でいためる。そこへ、血抜きしたレバーの水分をふき取って入れて、中火にし蓋をして5〜6分炒め煮にする。
3) レバーに十分火が通ったら、残りのバターを入れて塩・胡椒、ブランデーを加えて強火でアルコールを飛ばす。

4) 3)をフードプロセッサー(なければすり鉢)で滑らかにする。
5) 器に入れて、冷蔵庫に入れて約10分冷やして出来上がり。バターが含まれているので、常温でもすぐに固まり始めます。
                                 
ちょっとトーストしたお好みのパンやクラッカーの上に塗ってお召し上がり下さい。

<ワンポイントアドバイス>ブランデーがない場合には、マルサラ酒やウイスキー、ヴィンサントといったアルコール度の高い、風味のあるアルコールで代用できます。ちなみに私はブランデーを常備していないので、いつもマルサラ酒を利用しています。濃いめの赤ワインでもいいでしょう。

このパテは、家族や友人を招いたパーティでよく披露しています。昔はフードプロセッサーもなかったのですり鉢を使いましたが、レバーは柔らかくなっているので、意外と簡単に滑らかに擂れました。両親をはじめ、老若男女レバーが苦手な人もワインとともにパクパク食べていました。 実は、本来のイタリアンレシピだと、なんとバターの量がこの4倍、200g使用なのです。イタリア料理のバターの量は半端ではないですからね。でもそれはちょっといくらなんでも・・・と思い自分で作り直したところ、50gでも十分バターの風味も楽しめ、レバーの臭みも消えていました。 これからの季節、お友達を招いてのパーティや野外BBQ等が増える時期ですよね。みんなでわいわいとパンやクラッカーに塗りながら手で食べる気軽な前菜。重たい肉料理ではないので、食前酒にあたる「スプマンテ(シャンパン)」にもビールにも合うし、冷えた白ワイン、もちろん赤ワインにもぴったり合う、重宝な一品です。 ちなみに私の一番のお薦めワインは、レバーを使った郷土料理の多いベネチア産の「ヴァルポリチェッラ(valpolicella)」をお薦めします。1,500円以下で買える美味しい赤ワイン。ぜひお試しください。ラベルが違っても「valpolicella」とあればOKですよ。


                              
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