旅日記(オススメレストランやホテル情報もあり) 今月のお土産プレゼント 店主のつぶやきBlog 店主のひとりごと イタリア語のお勉強中の方へ ミラノ情報・2003年〜2005年 美味しいレシピ満載です! リンク集 フィレンツェのホームステイをご紹介しています お買い物代行承ります 翻訳サービスはじめました 直接商品をご覧いただけます
 
HOME > 旅日記
 
 

<13/Luglio(7月)/2000> a Firenze <2000年7月13日>

さてさて、今回は楽しい「お食事編」です。
前々回にも書いたとおり、フィレンツェでの「食」については、味はもとより気分までも満足のいくものでした。
日本でも、どこでもイタリア料理が食べられ、美味しいお店も多く、日本人の好みにも合うということで、他の外国に行くよりも「食」に関しては好意見が多いようです。
もちろん、同じイタリアでも州・地方によって、それぞれに特徴のある郷土料理があって、いわゆる「イタリア料理」という概念は、イタリア人(あっ、これも地域性が強いお国柄、ミラノ人(ミラネーゼ)、フィレンツェ人(フィオレンティーノ)などというそうでイタリア人とひとくくりにされたくないそうですが)に言わせると、存在すらしないとのこと。
北のピエモンテ州などでは、わりとフレンチに近くて、バターやクリームをたっぷり使った重めの料理が多く、日本人が大好きな“スパゲッティ”はあまり見かけません。
フィレンツェを中心とするトスカーナ州では、肉・豆料理が美味。南部のナポリの方ではトマトを使った料理が多い、など。こんなひと口では語れないんですが.....
それにこれはどこでも同じですが、お店によっては“げげっ!”という味のところもあります。
本場のパスタがこれ?みたいな。
総じて感じるのは、”パスタは日本で食べる方が美味しい”。だって、私たちの舌に合った味付けだから。でも、私個人としては、あの”イタリアくさい”味も大好きなんです。そう、なんかイタリアくさいんですよ(笑)。
だから、毎日パスタでも平気!ごはんも恋しくな〜い!

さて、この日のランチですが、6月に仕事でフィレンツェに来ていたzio(我がプチ伊語講座の先生デス)から「オススメ!」と言われて、早速そこへ行ってみました。その名は「Trattoria COCO LEZZONE(トラットリア ココ レッツォーネ)」。
とても庶民的な雰囲気で、一見無愛想なカメリエーレのおじさんがいい味だしてます。
ランチは「本日のパスタ(Pasta del giorno)」が2種類から選べて、ミートソースのペンネをいただきました。あと、ズッキーニの肉詰め(Zucchini Ripieni)なる一品も頼んだのですが、これがまたBuonissimo!!(すっごく美味しい!!)
あんまり美味しくてデジカメ撮るのも忘れてしまいました。(T_T)
お料理が美味しいと、ついドルチェ(デザート)も頼みたくなるのが人情というもので(?)、パンナコッタ フラゴーラ(パンナコッタにイチゴのソースがかかったもの)をいただきました。
そうそう、ここは珍しくCoffe(コーヒー)を置いていないんです。なんかポリシーがあるらしいんですが、私の会話力では訳を聞いてみる勇気がありませんでした。
ハウスワインとアクア(水)とで、しめて4万3千リラ(約2,400円)。

 Trattoria COCO LEZZONE
  Via del Parioncino, 26 R (トルナブオーニ通りのフェラガモの本店の向かいのParione通
  りを入って150mほど行って右に曲がる)
  Tel: 055-287178 *カードは使えません。
 
そうそう、我がzio講座のVol.2「BARネタ編」で、夏限定の“カッフェ シェケラート”を紹介しておりますが、早速今回頼んでみました。もちろん、ちゃんと言いましたよ。
「Mi da` un caffe` shakerato!! (ミ ダ ウン カッフェ シェケラート!)

確かにシェイカーでかしゃかしゃ振って作ってました。きんとした冷たさによって苦さが いくぶんやわらいで、美味しかった。
気に入りました。

さぁ、夜も更けてまいりました。といっても7時頃だとまだまだ明るいんですが。
6年前に初めてフィレンツェに来たときに、ホテルの人に聞いて教えてもらって行って、夫と共にすごく気に入り、今回も行くぞと思っていたお店があります。
うる覚えで執念で探して、見つけました!
 
その名も「レオナルド」。 
  セルフ・サービスの食堂です。

前回トリッパ(牛胃袋のトマト煮込み・もつ煮込みのようなものです)が美味しくて、カウンターに見当たらなかったので 「Vorrei una Trippa!(トリッパが欲しいんですが!」って言ったら調理場をのぞいてくれて、「ちょっと待ってて、もうすぐできるから!」と多分言ったと思います。
臭みがぜんぜんなくて、とろとろによく煮込んであって、やっぱり美味しかった。
70席くらいある広い食堂ですが、安くてボリュームもあるので地元の人らしき若者も多く、7時を過ぎる頃には満員でした。他にビール2本とラザニア(大盛り!)とをいただいて、1万9千リラ(約1,000円)。安い!!
でも、1人では量が多くうっぷうっぷしていたら、店長らしきおじさんが心配そうにのぞいたので、「Piano piano(ピアノ ピアーノ/ゆっくりゆっくり)」と苦笑い。
 LEONARDO
 Via de` Pecori(ドゥオーモ広場からMAX MARAのある通りをまっすぐドゥーモを背にして150mほど行った左側の2F)

こうして、おなかいっぱいとともに無事に2日目も暮れていったのでした。
さぁ、明日は最終日。足腰痛くて筋肉痛だけど、頑張ってせめてFiesole(フィエーゾレ)くらいまで足をのばすぞ!! っと。

 (つづく)