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<12/Ottobre(10月)/2001> a Siena <2001年10月12日(金)>

今日も朝から爽快な青空がひろがってます。この季節にしては本当にお天気に恵まれてラッキー!
朝食に行くために部屋を出ると、ちょうど部屋に面したテラスへ出るドアが開いていて、出ると確かに高台ならではの景色が望めました
絶景かな、絶景かな。空気も美味いぞ〜!
シエナでは、朝昼夕方と、1日3回くらい鐘が鳴り、町中に音色が響き渡ってとても心地いいです。
まずは郵便局へ。
入るだけモノを詰めたらけっこう重くなって、抱えるのがやっとな状態で1キロほどの道のりをふぅふぅ言いながら持って歩きました。途中、スーパーの前で商品の搬出をしていたシニョール(男性)がちょっと気の毒そうに私を見つめていたので、”エ ペザ〜ンテ(重〜い)!”って言ってみたら”ニカッ”と笑うだけでした。
やっと荷物の受取り口(普通の窓口とは別)に荷物を預け、窓口に回って伝票を出し、それを手にひげヅラの怖いシニョーラが受取り口から何やらまくしたてながら荷物を抱えて来る....
どうも、箱にも直接宛先などを書かねばいけないらしい。それに、ぺらっと2枚の紙とシールを投げ出されてそこに何やら書けと言う。もう、そんなにまくしたてなくてもぉ....と半べそになりながら端っこに寄って、こそっとzioに電話し、寝ぼけてる彼に何を書けばいいのか教えてもらって宛先のシールと税関用リストを書き上げて提出。
12キロで23万リラ(約13,800円)の送料を払ってようやく手続き終了。ふぅ〜(汗)。

ちなみに、荷物は無事に1週間後に到着しました。ただ、箱がそんなに丈夫じゃなかったのと、かなり煩雑に扱われたためか(”FRAGILE”と書いても無駄でした)箱の角が丸くなっていて、中のモノも一部破損がありました。
教訓:潰れて困るものは絶対入れてはなりませぬ......

かなり肩の荷が下りて、早速ドゥオーモへと足を運びます。

以前訪れた時も、このドゥオーモの美しさに感動した覚えがあるのですが、細やかなモザイクと彫刻が施されたイタリアン・ゴシック様式のファサードには本当に見惚れます。
内部は、壁や柱が白と黒の縞模様で覆われていて、ファサードのエレガントさとは対照的にやや挑発的な印象を持ちました。
象嵌が埋め込まれた床面装飾も見応えあります。
そして、またまた上ってしまいました。
シエナのパノラマを堪能するなら、カンポ広場に面して建っているマンジャの塔に上るのが一般的らしいのですが、ドゥオーモに隣接しているドゥオーモ付属美術館の屋上からの景色が素晴らしいとの噂を聞き、当然私としては試さないわけにはいきません。美術館込みで入場料は1万リラ(約600円)。
ここも階段は狭くて急で怖い。400段以上はあったと思います。でも..........
本当に一望!360度パノラマなのです。
カンポ広場とマンジャの塔の眺めも最高。
シエナのくすんだレンガ色の街並み.....よくよく見ると、家々の屋根や壁はかなり朽ちています。フィレンツェの栄華さとはちょっと対照的な雰囲気。
ドゥオーモを真横から望む。
鐘楼の縞模様も鮮やかに、凛としてそびえたっています。
その屋上とはこうなっています。
立ち上がると石の囲いがちょうど腰ぐらいの高さしかなくて、けっこう怖くて今思い出しても股がくしゅくしゅします.....
美術館は、1階から3階までシエナ派の絵画や彫刻、宝物など数多く展示されていてかなり見応えがあります。
シエナも人気の観光スポットで、いくつかのツアーの団体が狭い道の所々に固まってガイドさんの説明を聞いています。かなり人口密度が高い。
チッタ通りを上ってホテルの前を通りすぎて、目指すは、美味しいと評判のオステリア”ノンナ ジーナ”。
ジーナおばあさんという意味のそのお店は、高台の閑散とした広場のちょうど入口にポツンとあって、名前の通りおばあちゃんが優しく迎えてくれるようなカンジのするお店です。

シエナ名物の”Pici(ピーチ)”という太いパスタ。
ちょうどもちっとしたうどんのような触感で、ウサギ(?)のラグー(ミートソース)とも相性がよくて美味しいーーぃ!
ハウスワインはもちろん地元のキャンティ。はぁ〜幸せ.....
どうも野菜が恋しくて、コントルノ(付け合わせ)としてカポナータをいただきました。大ぶりの野菜がとろとろに煮込まれてて甘くてトマト味も優しい美味しい一品。このボリュームで4,000リラ(約240円)なんだからすごい....
アクアとカッフェでしめて29,000リラ(約1,740円)。しかもサービスで食後のグラッパ(リキュール)付き!
 Osteria Nonna Gina
 Piano dei Mantellini 2
そのままホテルに戻ると、チェックイン時に言われていた通り、部屋はドッピャ(ダブル・ツイン)にチェンジ。
入ってびっくり。広ーい、きれーい、新しーい。最近改装されたようで、なんと壁掛けタイプのエアコンまで付いてました。
寝転がれるほどの大きなヴァスカ(バスタブ)もあり♪
道に面しているので景色は全く見えませんが、かなり快適でした。
シエナ駅から歩いて7〜8分くらいのところに、大きな大きなスーペルメルカート(スーパー)”COOP”があって、食材やお土産の調達にとっても便利。駅まではサン・ドメニコ広場からバスが出ていて、途中の景色もとても素晴らしいです。
最後に、シエナのどのパスティッチェリア(お菓子屋さん)やお土産屋さんにも置いていた、シエナ名物のお菓子を2つご紹介。左が”パンフォルテ”という、ドライフルーツたっぷりのしっとり系のクッキーのような円盤型のお菓子。ちょっと甘め。
右が”リッチャレッリ”という、これもしっとり系の、アーモンドと柑橘系とリキュール風味の甘めの焼き菓子。粉砂糖がたっぷりかかって更に甘い。好みは分かれるところでしょうが、話のタネに食べてみるのも良し、かな。

明日はオルヴィエートに、途中下車の旅です。