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<13/Ottobre(10月)/2001> a Orvieto vol.2 <2001年10月13日(土)>

プランツォ(昼食)を堪能したら、早速出発。
今回来る前に、偶然ネットで見つけたイタリア旅行記サイトに”旧市街近くのPozzo della Cavaという井戸に行ってみるといい”と書いてあったので、とりあえずそこへ向かいます。

下から2番目の標識がソレ。
井戸のマークがどうしても”舌きりすずめ”に出てくる糸きり鋏に見えるんですけど....
エトルリア時代に作られた巨大な井戸。というより洞窟のよう。発掘された器なども展示されています。
出口のそばにはカフェまで設けられていて、なんだかなぁ...というカンジでした。
オルヴィエートの町は天然の要塞のごとく、平野の上に島のように突き出ているので、町の端っこに行くと、道路の片側は崖で、もう片側を見上げるとこんな景色が広がります。
ここもシエナと同じく、遠くから町全体を眺めてみたい....
メインストリートのカヴール通りにあった木製コモノのお店。
あんまり見事なので思わずパシャリ。
フニコラーレ(ケーブルカー)乗り場まで戻り、そこを通りすぎて脇道の奥まで行くと、サン・パトリツィオの井戸があります。
16世紀初頭ローマから逃れてきたメディチ家出身の教皇が命じて掘られたという、直径13メートル、深さ62メートルのこれまた巨大な井戸。
井戸の向こうはパノラマで、井戸から出てきた時はまさにもぐらの心境といったところでした。 入場料は6,000リラ(約360円)。
幅の広い緩やかな螺旋階段をひたすら下っていくのですが、一歩一歩光が遠のいていき闇に包まれ、心細くてじわじわと恐怖感が....。下の方で人の声がするのでまだましですが、全く1人だと気が狂いそう...
その反面、中央の井戸を覗くと、底が果てしなく思えてデジカメを落としたくなるアブナイ私....
深さ60mの地底から。
この時ほど太陽の光がありがたく思えたことはないです。
当然、地下水の確保というのがこの井戸を作らせた最重要目的らしいのですが、よくもこんなデカくて深いものを作ったものです。
帰りは反対側の螺旋階段を上っていくという二重構造になっていて、出口も入口とは別にありました。 (後日談:この二重螺旋構造はかのダ・ヴィンチが考案したものだそうな。)
同じ井戸ならこちらの方がやはりリアル感があります。
さっ、明るいうちにローマに行っとこ〜っということで、16時12分発のIC(特急)に乗り、17時10分にはローマはテルミニ駅に到着。
降り立った途端、駅の大きさに圧倒!しかもコンコースは聖年に合わせて大改装されたところだからピッカピカ。
まずはホテルに向かうべく、コンコースに出て右側、マルサーラ通りにあるTAXI乗り場へ。
スペイン広場にほど近い、ホテル フォルテに向かいます。
窓から見る初めてのローマ。どこもかしこも人だらけ。とにかく大きい。なんだかワクワクしてきたぞ!

大混雑のスペイン広場をようやく突っ切って、一転閑静な通りに入ってそのホテルはありました。
TAXIのメーターは12,000リラちょっとだったので、チップを入れて14,000リラを渡すと、運転手さん、何やら不機嫌にまくしたててる。荷物が2つあるんだから17,000リラ渡せと言う。
そんなこと言われたの初めてなので、何よ!と思って言葉が理解できないフリをしてポケットから1,000リラを出したら、諦めて帰って行ったのでした。
しょっぱなからイヤぁな感じが残ります。でも、後で分かったことですが、TAXIの座席にちゃんと貼ってありました。”追加料金:荷物は1個2,000リラ(約120円)、日曜日は2,000リラ、夜間22時から翌7時までは5,000リラ(約300円)”と。
他の都市ではミラノでさえこういう表示は見かけなかったし、運転手さんにも言われたことがないのでややびっくり。気をつけよっと。
ホテルは、16世紀の古い建物の2階にあり、1フロアだけという珍しいタイプ。フロントのシニョールはすこぶる感じが良く、部屋も素敵。
ミニバーもドライヤーもTVもバスタブもあるぅ〜。
ベッドも大きい〜。
 Hotel Forte
 Via Margutta 61
 tel: 06-3200408 fax: 06-3202707
 mail: forte@venere.it

1泊28万リラ(約16,800円)。朝食込。
なぜかフロア中に石鹸のいい香りがたちこめていました。

夕方遅くから少しだけ散策に。
ポポロ広場へ出て、そこから放射線状に延びる3本の通りのうちの1本、バブイーノ通りに出ると、もうすごい人、人、人。そのまままっすぐ歩くとスペイン広場にぶつかります。
カの有名なスペイン階段も、ぎゅうぎゅうに座る人たちで”人階段”状態。
「ローマの休日」のイメージががらがらと...

BARで今日のディナーを調達。
右は、スピナッチ(ほうれん草)のオムレツがサンドされたパニーニ。左はシチリアやナポリでは”アランチーニ”と呼ばれるライスコロッケ。ローマでは”スップリ”と呼ばれていました。
ケチャップライスとチーズが美味しくてかなりハマリマス。
見所満載のローマを、2日間で精力的に周ります!