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21/marzo (3月)/2015> a Treviso <2015年3月21日(土)>


朝7時にスマホ目覚ましが鳴るまで爆睡!

8時頃、2階のダイニングルームへ朝食に行ったら、そりゃもう大混雑で・・(何となく、中国人や韓国人団体含むアジア人エリアへ無理やり席を誘導されたような気がするぞ・・・うるさいのにぃ(ーー;))

でも、食事の内容は充実でした。

今日は1日完全オフ日と決め、6年前に初めて訪れた際、時間がなかったため不完全燃焼でぜひとも再訪をと願っていたトレヴィーゾへ日帰りの旅!
メストレ駅からウ-ディネ行きの普通列車で約20分という近さです。



↑駅の真正面から伸びるローマ通りを経て、都会っぽいショップが軒を連ねるポポロ通りに続きます。
途中の広場ではメルカートが開かれていたので、ちょっと見物。私好みのガーデンテーブル見っけ!でも、持って帰れんなぁ。。(;_;)

→まずはドゥオーモへ。
6本の円柱を持つ神殿のような構えの正面は、相変わらず威風堂々とした佇まい。


←内部右奥の礼拝堂に掛けられた、ティツィアーノの「受胎告知」。
前回も見たのですが、小銭を入れてライトアップできることを知らず、暗くてほとんど見えなかったのでした・・

近くに寄れないようになっていて遠目ではあるものの、今回はしっかりと目に焼き付けることができました。


→聖人の棺などが収められた10世紀の地下聖堂も開放されています。



←観光客や地元の人、学生たちでいつも賑わっている、町の中心、シニョーリ広場。

↓広場の東側に建つパラッツォ・デイ・トレチェント(300人宮殿)も懐かしい!
外階段は上まで普通に上がれるようになっていますが、見晴らし的には特筆すべきものはナシ(笑)





↑特に旧市街に多く見られる美しい柱廊(ポルティコ)達が、この美しい小さな町に華を添えています。

←町の北側から流れ込むボッテニーガ川、そこから派生するいくつもの運河や水路、そしてもう1つ、南側を横切るシーレ川と、様々な水の景色が、”ヴェネツィアの箱庭”さながらに、ロマンチックな雰囲気を醸し出しています。
お天気がイマイチなのがいたく残念ですが。。


→白鳥や鴨などの水鳥達が、の〜んびりと優雅に浮いている様は、こちらの気持ちまでの〜んびりとさせてくれます。



↑この川沿いの一角、ダンテ橋のたもとにあるオステリア、ポンテ・ダンテでランチとします。
もちろん、テラス席で川の風景を見ながらでしょう〜♪(前の通りはガンガンクルマが走ってますが・・・)
なんでも100年以上続く老舗のオステリアだそうですが、若いカメリエーレ達はどうもアンティパティチ(虫が好かない)な感じ。とりあえず、トレヴィーゾ名産のラディッキオ(赤チコリ)をいただくべく、ラディッキオのリゾットが食べたいと言うと、2人前からの注文とのこと。それじゃぁと提案してくれたのが”パスティッチオ(パイ)”。来たのは、ラザーニャでした。
へ〜〜、ラザーニャのことをパイと言うのね。。
ラディッキオが各層にたっぷり挟み込まれてて、全体が赤紫色したラザーニャ。味はBUONISSIMO!!
プロセッコが進むのでもう1杯おかわりしました。美味しいから、無作法なのは許そう。締めて16ユーロ(約2,000円)なり。

LOCANDA PONTE DANTE(店の外壁にはAL DANTEと書かれてました)
Piazza Garibaldi,6
http://www.locandapontedante.com/osteria/
日曜夜と月曜 お休み

どうも、オーナーが変わったようで、ホテルが併設されたレストランとして、名前はそのまま使用されているようです。
ただ、店先や中のカウンターで簡単なおつまみ(これも美味しそうだった!)を食べられたりするので、お昼から地元の人が入れ替わり立ち代り利用していて、変わらず人気店のようです。






→コレです、ラディッキオ。(ミラノの八百屋にて)
ただ、トレヴィーゾ産のはもっと細くて長いタイプのようです。
生や焼いたりするだけだとちょっと苦味があるので、好んで自らは食べないのですが、さきほどのラザーニャや、リゾットなどにすると、色も美しく滋味深い一品に。


13時半頃旧市街に戻ると、お昼休みで一気に閑散としています。。
ぷらぷらしているのは、あぶれたツーリストのみのようで・・


トレヴィーゾに来たからには忘れちゃーいけない!
何を??
そう、ここはティラミス発祥の地なのです!

←というわけで、シニョーリ広場に面するイマドキ風の大きなカフェに入ってみたら、これが当たり!
冷蔵庫に入ってた作り置きのティラミスですが、これがしっとりとしたスポンジがメインの甘さ控えめ、かなり好みのお味でした。フルーツ盛りのミニタルトまで食べちゃいました。大満足!

Signore&Signori
Piazza dei Signori,19/21


→運河の中洲に作られた魚市場。
午前中のみの営業なので、既にだーれもいません。



←ショーケースもピッカピカに磨き上げられ、空気が抜ける開放的な造りだからか、お魚臭さも一切なし!

→町の中にはほとんど案内板や観光用の標識がないので、けっこう迷います。。
やっとこさ、サンタ・カテリーナ教会に到着。ここには市立の美術館が併設されていて、入口は教会隣りの建物からで、入場料は3ユーロ。(教会側からは入れません)


←内部は広く迷路のようなので、スタッフが1名、入口からずっとついて案内してくれました。
1階は、古代ローマ時代の青銅器やモザイクなど、2階はヴェネト州の画家が中心の絵画館となっています。

→そこからいよいよ教会内部へ。
教会の壁自体に残されたフレスコ画も、かなり剥離した部分はあるものの、鮮やかで惹かれるのですが、なんといっても、14世紀の画家トンマーゾ・ダ・モデナによる11枚の連作、”聖女ウルスラの生涯”が素晴らしい!
そもそも別の教会の壁に描かれたフレスコ画を剥がして、ここで修復されたとのこと。完璧な状態ではないですが、聖女という珍しさもあって興味深く見入っていました。


←キオストロ(回廊のある中庭)も美しく手入れされて、ホッとする空間でした。

→途中、テアトロ(劇場)の前を通りがかったので入ってみました。
小さな劇場ですが、造作がイチイチ美しく、未だ一度もイタリアで大小含めて”劇場”自体を体感していない私には、憧れの場所の1つです。。


←最後は、前回入ることができなかったサン・ニコロ教会へ、リベンジ訪問。
しっかし、巨大だー!ドゥオーモよりも格段に威厳があるんですけど、、、(笑)


↑内部も当然、巨大です。天井まで続く壁も円柱も全てレンガ造りの赤茶色ゆえ、重々しいったら。。
そして、フレスコ画も巨大でした・・。トレヴィーゾ出身の画家による”聖クリストフォロス”は1410年の作。
珍しい円柱のフレスコ画は、先のトンマーゾ・ダ・モデナの作。
他にも、14〜5世紀の作品がてんこ盛りで、けっこうお腹いっぱいに・・・(^^;
トレヴィーゾ、7時間半の旅。かなり満喫できました。町のサイズ感といい、心地よさといい、オススメの小都市です。

→さて、メストレに帰ってきました。
夕食どうしようかなーと悩んだ結果、6年前にふらっと入ってみたらけっこう良かったお魚メインのお店を再訪することに。
あるある♪お魚のショーケース〜

巨大なお腹のオーナーさん始め、スタッフ達はほとんど変わりなかったのだけど、何よりびっくりしたのが彼らが日本語を操るようになっていた!!日本語メニューまである!!
というのも、最近メストレには日本人の在住者が増えているらしく、彼らから教わったんだとか。

魚介のミスト(エビと白身魚色々)とラディッキオのグリルは、想像通りの旨さ!
ただ、ラディッキオは筋がしっかりしているので、噛みにくいのが難なんです。。


→食後にグラッパ入りのカッフェを飲んで、さぁ帰ろうと思ったら、おまけでグラッパ・バリカータ(熟成グラッパ?)なるものがつつっと出されました。
見た目も美しいイエローで、まろやかで強すぎることもなく飲みやすい!
でも、飲み干したらきっとホテルまで帰れない!(このグラス一杯に入ってました・・)
もったいないけど、残して退散。

白ワイン1/4とお水、グラッパ入りのカッフェで締めて30ユーロ(約4,000円)なり。量を考えるとちょっとお高くなったかも。

Ristorante da BEPI venesian
 Via Sernaglia,27
http://www.bepivenesian.it/

明日はミラノへ移動しま〜す!