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<19/ottobre(10月)/2017> a Bari e Milano <2017年10月19日(木)>




ようやく朝まで一度も目覚めなくなってきたぞ。

←朝食は、共有スペースに常備されてるカップケーキとヨーグルトとパックのジュースと、マシンで淹れた温かいカプチーノで。

→ チェックアウトが9時半なので、それまでバーリの町を散策します!

新市街の南北を走るカヴール大通り。
プーリア州都らしい威厳のある大きく瀟洒な建物が並んでいます。

新市街は19世紀初頭から整備され、通りも碁盤の目のように引かれ、ブランド店が軒を連ねていたりと一瞬豊かには見えるんですけどね。。


←東西に走る大通り、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世通りを超えると雰囲気は一転。まるで映画のセットのような、旧市街の入り口の1つ、フェッラレーゼ広場。
まだ朝8時ごろゆえ、静かでひっそりとしています。

近年では、治安の悪いイメージを払拭すべく、町の修復やクリーン活動に力を入れているそうですが、実際夜なんかはどうなんだろう・・
14年前に初めて訪れた時も、もちろん明るいうちに、やや緊張してバッグも持たずに周ったものですが。

→旧市街は迷路のような小路がぐりぐりと走っています。ヴェネツィア並みに方向感覚がなくなりますが、足の向くまま、気の向くまま。。


↑まずは、サン・ニコーラ教会へ。サンタ・クロースのモデルと言われる聖ニコーラの像が祝福のVサインでお出迎えしてくださいます。
石灰石の簡素なファサードと海の匂いが混じる空気がいい感じ。


↑右は、聖ニコーラの聖遺物を納めるべく11世紀に最初に作られたクリプト(地下聖堂)。この日も多くの人がお祈りに訪れていました。
クリプトの上に作られた本聖堂は12世紀に完成。豪華な黄金装飾の天井は17世紀に加えられたもの。内部全体が白く乾いた雰囲気なので、ちょっとした違和感をもってとても目を引きます。

←サン・ニコーラ教会の裏側からすぐに海岸通り(LungoMare)に出ることができます。
今日の日の出は7時。どんどん上る朝陽が雲間からきらきらと水面を照らし、なんとも気持ちのいいひと時。ここもジョギングに最高だな〜。


 


↑ ホントに人がいないんですけど(笑)

おそらく鳥の糞除け?ベランダにバルーンが咲いたような屋根が取り付けられたアパートメントに、

三輪車APEもしっくりと似合う街角。

→カラフルな各種フルーツに、トマトとペペロンチーニのディスプレイが楽しい八百屋さんの軒先。



↑ちょっと迷いながらも、バーリの守護聖人聖サビーノを祀るサン・サビーノ教会、通称カッテドラーレに到着。前回は修復中で中に入れなかったので、初訪問です。
こちらも、サン・ニコーラ教会同様、町のシンボル的存在です。

←こちらでもクリプトが公開されていました。
当然サン・サビーノの聖遺物を納めていると思われますが、元々あった聖母マリア教会を解体して作られたこともあってか、マリア様の絵や像がちらほらと。。


↑海辺の町の特徴か、南イタリアの特徴か、大きな扉口を開放してカーテンを取り付けているお宅がよく目に留まりました。
今日はこの時点で16℃ほどあったので、開けているとちょうど気持ちいいかも。
通りには人の気配があまりなくても、このカーテン越しに中からマンマたちの甲高い声が聞こえたりするのもまた楽し。


↑南に行くほど信仰心がまだまだ強いことが、こういうものを1つ取ってもよくわかります。

←新旧の境界線、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世通りに戻ってきました。
南国の雰囲気も漂ってます。


→前回来たとき、野菜や果物ばっかり売ってた魚市場(笑)が、修復中でクローズ中でした。
次回またいつ来れるかわからないけれど、楽しみに取っておきます。。



←宿に戻る途中に通りがかった、フィレンツェに続いてまたもやシチリアンドルチェのバールにて。

→そして、またもやカンノーロ。
作り置きでちょっと生地がしっとりしているけど、これも旨し!
サイズもほどよい小ささでグッド。


←9時半ギリギリに宿に戻ってチェックアウト。バーリ空港への行き方と時刻をオーナーさんが教えてくれたので、10時10分発のTEMPESTAというシャトルバス(4ユーロ)に乗るべく駅へ。
駅を背にして右側駐車場で待機しているので、すぐに分かりました。切符は車内で購入します。
他にも、市バスや電車と、3通りの行き方があるようです。


→車窓からオリーブ畑見納め、の図。


無事にバーリ空港に着き、ドキドキしながらアリタリアカウンターでチェックイン。あ、ちゃんとできたww
往路便がキャンセルになったからと言って、mytrip社自体を疑ってたわけじゃーないのですが、、いや、ちょっと疑ってたか(笑)。
ほっとして搭乗まで待ってると、乗る予定のローマ行きの出発が20分ほど遅れると出た。フィレンツェへの乗り継ぎ時間が1時間、、またドキドキしてきたぞ。
12時10分発予定が、12時半でやっと搭乗開始。大混雑で機内に入って座るのに20分。動き出したのがなんと12時50分。1時間飛行のフィレンツェ行き14時15分発って。。無理ジャン。
もうなるようになれ!と、乗ったすぐ、気づいたら寝てましたww
さて、13時50分にローマ・フィウミチーノ空港着。なんてこったのターミナルミニバス移動。
降りてフィレンツェ行きの搭乗口に向かって猛ダッシュ!14時10分にゲート着!しかし、誰もいない・・
いつも遅れてばかりのくせに、こんな時に限ってきっちり出て〜〜!
他に2人の外国人も呆然と立っていて、私が「どうするの?」って英語で聞いたら、「カウンターに振替に行く」って。。
私も同様にアリタリアカウンターに駆けつけ、窓口の30代とおぼしき女性スタッフに次の便を尋ねたら、「次は22時までないから、列車の方が早いんじゃない?」って。。
自分の会社のせいでこうなったのに、申し訳ないの「も」の字もないうえにこの横柄な態度。カッチーンと来て(イタリア人にそういうことを求めちゃいけないのは重々わかっているけれど)、「じゃぁ切符代出してくれるわね?」と言ったら、「なんで払うの?あなたの勝手でしょう?」と逆キレされ、私もキレて、初めてパロラッチャ(スラング)を発してしまいました。「カッツォ!!」 (cazzoは男性の○○タマのことで、関西弁でいうところのアホボケカス、的な? よい子は使わないように(^_^;))


急いでテルミニ駅行きのレオナルド・エクスプレス乗り場へ。14時23分が出たすぐ後で、53分まで待つしかなく・・。あぅ・・
←待ってる間に構内のバールで腹ごしらえにと食べたサンドイッチが激まずくて、無理やりビールで流し込む・・あぁ悲しい・・

アリタリアやあの女性にはもちろん、こんな無茶な旅程を組んだ自分、ついてない自分にも腹が立って、列車の中ではずっとイライラしてたけれど、車窓ののどかな景色のおかげでだんだん落ち着いてくる。ここはイタリアなんだから、腹を立てて我を失う者の負け。


15時25分にテルミニ駅に着き、15時50分発のフレッチャ・アルジェントに乗ってフィレンツェへ。
17時22分やっとフィレンツェ駅に到着・・ 順調なら15時半過ぎにはここに着いていたのに。
結局、復路だけでまた余計に15,000円ほど出費したことに。
時間とお金を無駄にしてまでの2日間だったのかと、またちょっとネガティブモードになるのを慌てて抑える。

これから、1件倉庫からの取り寄せを頼んでおいたお店に行った後、預かってもらっていた自分の荷物をピックするので、19時発のミラノ行きの切符の購入も済ませます。

そして・・・

そのお店に行ったらば・・

直接頼んだ店長は不在で、留守番の女の子にかくかくしかじか尋ねたら、そんなの聞いてないと。

すぐに店長に電話してもらったら、「忘れてた」って・・

信じられない!わざわざ取りに戻ってきたのに(半分はホント)どうしてくれる??次に来るのは1年後よ!!と、言っても仕方ないけど彼女にキレまくりました。
その子は本当に申し訳なさそうに、似た商品を提案してくれたり、ミラノに送ろうか?と言ってくれたり(届く頃には私は日本に向かってる)で、、私も「あなたは悪くないから」と最後は苦笑いでお店をあとにしました・・


→町はこんなに美しいのに、どうしてこの国の人にはこんなにも腹立つことが多いのか。

最後に会えた夕陽に染まるドゥオーモが、またねって言ってくれたと思うことにして、トボトボとミラノに向かいました。



ミラノ中央駅に着いたのが20時40分。さぶっ。
駅前のタクシー乗り場が今までに見たことがないくらい大行列で、30分待ってやっと乗車。つくづく今日はついてない。
↑今回のお宿は、時々利用するモスコヴァ駅そばのカーライル・ブレラホテルがいっぱいだったので、そのお隣のホテル・リッテル。
老舗の日本料理店「大阪」と同じ一角にあります。
全体的に古くささは否めませんが、広々とした部屋でゆったりと快適に過ごせました。
Booking.comで予約して、1泊114ユーロなり。

Hotel Ritter
Corso Garibaldi 68
www.ritter-hotel.com

この時点で21時45分。でも、あの激まずいサンドイッチ以来何も食べてないし、空腹すぎて気が変になりそう。

← というわけで、以前行ったことがあるホテルから徒歩5分のトラットリーアに再訪してみました。

セコンドだけにして、店主の本日のおススメ、マンツォ(雄牛)のタリアータをオーダー。
付け合せにルッコラの他にイチゴが出てきてちょっとびっくり。でも、このイチゴが肉の塩気にさっぱりと効いて二度びっくり。ポテトはやっぱり美味いっ。


お水と赤ワイン1/4とカッフェで締めて32ユーロ(約4,300円)なり。
終わりよければ全てよしで、お腹が満たされ落ち着いて、とりあえずちゃんと無事にミラノまで来ることができてよしとしようと、足取りも軽くホテルに戻りました、とさ。