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<29 ottobre(10月)/2019> a Mestre <2019年10月29日(火)>


最終日。
6時半に目覚めたら、外は既に雨。
空港バスのバス停まで荷物をゴロゴロ引いて行かなきゃなんないのになぁ・・あと1日我慢してほしかったなぁ・・と自分勝手な文句(笑)

→ホテル・プラザさんの朝食、3日間楽しませていただきました。

帰国便は18時発だし、半日どこに行こうか・・ヴェネツィアの喧噪にはもう疲れたし、かと言ってちょっと遠出もリスキーだし・・

そういえば、ここメストレのチェントロ(中心街)に行ったことがなかったなぁ・・
過去に3度も宿泊しながら(目的はヴェネツィア本島)、駅前のスーパーや食事処を利用したくらい。
よし、チェントロに行ってみよう!

ということで、チェックアウトしてホテルに荷物を預け、隣りのバールでバスの切符を購入。
駅前からチェントロ方面だと思って乗ったバスが逆向きで、本島の方に行っちゃう〜(汗)
1つ目のバス停で飛び降りて、別のバス停に移動、かなり待って、やっと来たバスで2つ目のCARDUCCIで下車。ふぅ・・
何もなければ全然歩ける距離なんだけど・・(約1.6km) (雨と脚腰痛のせい)

←こじんまりとしたガッレリーアでは、軒を連ねる店舗がそれぞれ開店準備中。
もちろん、観光客らしき人は皆無。普通の町の営みだけが垣間見えます。

→少し歩いて町の中心、フェッレット広場に到着。いい感じ♪

20世紀半ば頃から、ヴェネツィア本島からかなりの人口が流出し、その大半がここメストレに吸収された模様。そりゃあこちらの方が過ごしやすそうですよ。

←広場の途中にモダンなショッピングモールもあり!
新旧、凝縮、混在。

→広場の端っこに見えていたシンボリックなこの時計塔は、なんと1108年創建ですって。
当時、メストレは城塞で囲まれていたようで、その一部として現存する唯一のものとか。


←広場の両側や大きな通りはポルティコ(柱廊)率高し。
雨降りの日は特に助かります。

→もう11時前ですが、閑散としたところもちらほら。

←おトイレ拝借を兼ねて、バールでカッフェタイム。
かなり広めのバールでしたが、表の静けさが嘘のように賑わっていました。

→イタリアって、小都市でもよく大きなお菓子専門店を見かけるのですが、地元州の名産品を中心に、イタリア全国各地のお菓子がそろっていて、お土産探しに欠かせない存在だったりします。
結局ここで30分ほど過ごしましたww

←あんまりお腹はすいてないけど、最後のランチ、どうしよっかな〜と思いながら歩いていたら、ふとこちらの店構えに惹かれ、するすると吸い込まれ・・

その名も”黒オオカミのオステリア”


奥に深めの店内に案内されていると、ところどころテーブルに「予約席」の札が。
これは当たりだな♪

→アンティやプリモなどの普通のメニューを見る前に、目に飛び込んできた”CICCHETTI(おつまみ)”の黒板の文字。
20数種類(0.5〜3ユーロ(60〜360円))もあって好きだけ選べます。う〜〜ん、迷う!

結局、モッツァレッラとイワシのはさみ揚げ、干しダラのクロスティーニ、野菜のコロッケ、イワシのフライ、の4種類をいただきました。

全部旨い!!!
本場のバーカロに全くもって引けを取らない、かなりちゃんとしたチッケッティです。
あぁ、もっと食べられたなら・・
これでお腹いっぱいになってしもうて・・(^_^;)

普通のメニューの他にも、ランチセットもあり。
次回メストレに来たときには絶対夜に来たいぞよ。
プロセッコのカラフェとお水とカッフェで、締めて14.3ユーロ(約1,800円) なり。
カメリエーラのシニョーラもとてもいい感じ。

←店名の黒いオオカミの絵が、ちょっと怖いけど・・ww


OSTERIA DEL LUPO NERO
Via Giorgio Ferro,21(Piazza Ferretto)
月〜金:12:00〜14:30 18:30〜22:30
土・日・祝日:11:30〜14:30 18:30〜22:30
www.osterialuponero.it/


→スーパーPamやCoinなどが入った大きなショッピングビルもあって、これまた便利そう。
ヴェネツィア市に住むならここだな(笑)

←さて、そろそろ戻るとしますか。
帰りはトラムに乗ってみました。

→メストレ駅直前から地下に入って、そこで下車。ほ〜こうなってるのか〜
この駅から鉄道駅までは600mほど離れています。

ちなみに、メストレからヴェネツィアへ行く場合、トラムでも可能ですが、さきほど居たメストレ・チェントロからなら1本ですが、メストレ駅前からだと乗り換えが必要なので、列車かバスで行くのが正解です。

ホテルに荷物をピックに戻り、まぁまぁ雨降りの中、傘を差して2つのスーツケースをゴロゴロ運んで、さきほど降りたトラムの駅まで戻ります。
そう、地上に出たところがバスの発着場所なのでした。はーしんど。

←こちらが、ATVO社のマルコ・ポーロ空港行きシャトルバス。
事前にチケット(8ユーロ)を購入して打刻するのも忘れずに。
日本のように、係員の方が荷物を積みこんでくれるわけではなく、自分でやらねばなりませぬ。
最後の最後で本降り雨が恨めしい・・

約20分ほど乗って、15時過ぎ空港着。
実は、初めて利用するマルコ・ポーロ空港。予想以上に広大で驚きました。
17時55分発のKLM便アムステルダム行きのチェックインを待っていたら、KLMのカウンターが無人なままでなかなか開かない。
1時間前にやっと開いて、手続き開始。アムスでの乗り継ぎが1時間しかなくてヤキモキするも、案の定少し遅れて18時5分に出発。
でも、ちゃんとぴったり19時55分にアムスに到着。乗り継ぎゲートへ急げ〜〜 (荷物が若干心配だけど)
次は大韓航空にて予定通り20時55分発で仁川まで。ビビンバ食べて、爆睡して、予定より30分以上早く15時過ぎに仁川到着。ここから20時50分発の関空行きが出るまでひたすら待機の忍耐の時間・・
そして、やっと22時半頃関空に到着。荷物も2つとも出てきた!予約しておいたMKシャトルタクシーにて無事に帰宅と相成りました。
行きもだけど帰りも長かった〜〜〜〜!!
初日は多少トホホなこともあったけれど、工程的にもすこぶる順調で、充実した旅を終えることができました。心から、ありがたやありがたや。


旅を終えてから書きあげるまで、実に9か月以上も経ってしまった今回の旅日記ですが、今回ほど、自由に旅ができるというがどれほど幸福なことだったか、思い知ったことはありません。
いつもなら、書き終えた時点で次の予定を大体描けていたのが、今は完全に白紙状態。。正直言うと、京都と同じくオーバーツーリズムが解消された今こそ、あちこち飛び回りたいところですが・・
実に多くの犠牲を払うことになってしまったイタリアですが、長いロックダウンを経て徐々に日常を取り戻しつつあるようです。
日常的にマスクなどしたことがなかった彼らが、今では店内などでは義務化されているので必携しているし、衛生観念も様変わりしたそうです。(その点は大歓迎)
次回の旅は、特に感慨深いものになりそうです。その日まで、前向きに心待ちにしたいと思っています。