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-第11回-BUON COMPLEANNO! (お誕生日おめでとう!)(2008/2/22) <バックナンバー>

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今日はクリストファー・ロビンのお誕生日です。プーさんはびっくりパーティの準備をするために100エーカーの森で友達を集めることにしました。

- Oh-oh-oh! Che cosa posso fare? -
Tigro saltella dappertutto eccitato.
- Tirare le stelle filanti? Suonare le trombette? Sono pronto a saltare come una molla, perche` saltare e` quello che i tigri sanno fare meglio! -

「ワーイワーイワーイ!ぼくは何をしたらいい?」 
ティガーは興奮してあちこち跳ね回ります。 
「紙テープを張り巡らそうか?ラッパを吹き鳴らそうか?バネみたいに跳ぶんならすぐにできるよ。だってピョンピョン跳ねることはトラにとって一番得意なことだからさ!」

他のみんながパーティーの準備について話し合っている間にも、ティガーはそこらじゅうを走ったり、コマのように回ったり、バタバタしたり、ゆらゆらしたり、もそもそしたり、身体をグルグルとねじったりしていました。 他のメンバーがが言うことなんか全然耳に入りません。

Mentre Cangu e Ro sono impegnati a gonfiare i palloncini, Cangu chiede a Tigro di legarli a un albero. Ma Tigro comincia invece a bucarli. Tappo sta preparando una squisita torta di compleanno al miele.
- Tigro, puoi versare il miele nell’impasto? ?
chiede Tappo.
- Solo un pochetto! -
E Tigro versa cio` che ha sentino: solo un vasetto!

カンガとルーが風船を膨らませている時、カンガはティガーに風船を木に結びつけるように頼みました。 でもティガーったら風船に穴を開け始めました。 ラビットはおいしいハチミツのバースデーケーキを用意しようとしています。
「ティガー、ケーキの生地にハチミツを入れてくれる?」
ラビットが頼みます。
「でもほんの少しだけ入れてね。」
するとティガーは聞いたとおりのことをしました:ほんの一瓶だけ!

ティガーはピグレットがパーティに持ってゆくための紙テープを巻いているところにやってきました。 「ティガー、ちょっと助けてほしいんだ。」 ピグレットが言いました。 でもティガーはまたしても聞いちゃいません。紙テープとパーティ飾りをグルグルと走りながら巻き始めます。 しばらくすると弱々しい声が聞こえてきました。

- Aiuto, aiuto! ?
grida Pimpi.
- Niente paura, amico, ti salvo in un istante! ?
dice Tigro. Poi da` un gran strattone e Pimpi inizia a girare come una trottola…

「助けて、助けてー!」
ピグレットが叫んでいます。
「大丈夫だよ。 すぐに助けてあげる!」
と、ティガーは言いました。 そして勢いよく紙テープをグイッと引っ張ると、ピグレットはコマのようにクルクルと回り始めました...

(イタリア語版テキストの全文は、こちらをどうぞ。)

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Salve amici! Come state? (サールヴェ アミーチ!コメ スターテ?)
皆さんこんにちは。いかがお過ごしですか? 今日もまた楽しくイタリア語をお勉強しましょう。

世界中の子供達に親しまれている“くまのプーさん”。イタリアの小学2年生の教科書でも活躍しています。
このお話を読んでいて、先日のアンドレアのお誕生日パーティを思い出してしまいました。 小学4-5年生の男の子ばかり15人ほど招待したのですが、ガレージの中でサッカーを始める子、プレイステーションにかじりついてひたすらボタンを連打する子、それを観戦しながら大声で野次を飛ばす子、テーブルゲームに興じる子、家の周りを奇声を上げながらひたすら走り回る子(よく見たら鬼ごっこをしていたのですが)...。 ティガーが100匹くらい集ってパーティをしたらこんな感じなんじゃないかな、と思えるほどの大騒ぎでした。

さて、イタリアの人たちは機会あるごとに気の利いたメッセージを肩肘はらずに送るのが上手です。 小学生ではまだまだプレゼントに添えるカードに書くのは『Tanti Auguri di Buon Compleanno(お誕生日おめでとう)』という味も素っ気もないものがほとんどですが、それでも中には

Un piccolo pensiero per portarti i miei piu` grandi auguri
(ぼくの大きなお祝いの気持ちを伝えるための小さなプレゼントだよ)

という「お!」と思わせるものもありました。
では、大人たちはどんなメッセージを送るのでしょうか。 ちょっとインターネットのメッセージサイトを覗いてみましょう。

【正統派】
・Perche` questo giorno rimanga sempre nei tuoi ricordi
(この日がずっとあなたの心に残りますように)
・Gli auguri piu sentiti di poter festeggiare questo giorno ancora tantissime volte  
(この日を何度も何度も再び祝えることを心から祈っています)

【愛情たっぷり派】
・La cosa piu bella che ha creato Dio ○○ anni fa ?? TU!! Tanti Auguri!  
(神様が○○年前に創造した、世界で一番素晴らしいものは??それはあなた!!おめでとう!)
・Auguri, auguri e ancora auguri, ma soprattutto vorrei che dietro queste parole tu sentissi tutto il mio affetto.  
(おめでとう、おめでとう、もう一つおまけにおめでとう。でもこの言葉の後にあるぼくの愛情のすべてを君が感じてくれますように)

【遠距離派】
・Segno sempre con un cuore questa data sul calendario. Buon Compleanno…anche da lontano ti penso sempre.  
(いつもこの日をカレンダーにハートで印づけています。お誕生日おめでとう...遠くにいてもいつも君の事を思っています)

【気配り派】
・Nonostante questo compleanno, gli anni per te non passano  
(誕生日が来たのに、君にとって歳月は止まっているようです)
・Il tempo passa, ma i giorni non si perdono… al contrario, si raccolgono come granelli di sabbia in fondo alla clessidra  
(時間は過ぎるけれど、日々は失われない...むしろ砂時計の底にたまる砂の粒のように積み重ねられてゆく)
・Sei come il buon vino: piu` invecchi, piu` migliori  
(君は上質のワインのようだ:年を重ねるごとに良くなってゆく)

【ユーモア派】
・100 di questi giorni, 1000 baci, 10000 auguri e una tirata d'orecchie*. Buon Compleanno.
(100のこの日を、1000のキスを、10000の祝福を、そして耳たぶを引っ張ること*を1回。お誕生日おめでとう)    *tirada d’orecchie = 子供を叱るときなどに耳たぶを軽く引っ張ること
・Stai diventando vecchio... divertiti finche ce la fai!!!
(君は年をとってきている...今できるうちに楽しむんだ!!!)

皆さんはどんなお誕生日メッセージを送ってみたい(送られてみたい)ですか?
私が受け取るのはやっぱり『愛情たっぷり派』、、、と言いたいところですが、近年はめっきり『気配り派』系の割合が高くなってしまいました。 とほほ。

ではでは、Alla prossima!!(また次回お会いしましょう!!)