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<「猛暑で100万人が危険な状況に」6月28日付け現地報道より> (2005/6/29)  <バックナンバー>

今、ミラノをはじめイタリア北部では「猛暑」が続いており、連日のニュースや新聞報道で危険な状況であると市民に注意を促しています。一昨年の夏もやはり「猛暑」であり、多くのお年寄りや幼い子供たちが命を落としてしまいました。 一番の理由は、イタリアでは「クーラー(冷房機器)」の設備が日本ほど普及していないこと。街中のお店やスーパーではもちろん完備されていますが、一般家庭では、今までクーラーがなくとも夏を快適に過ごすことができました。しかし、一昨年(2003年)は異例。異常気象や温暖化の影響でしょうか、想像以上の気温の上昇で連日40度の暑さ。太陽が沈んでも温度は下がらず、クーラーのない家庭では不快な夜を連日過ごし、死者を多くだしてしましました。その教訓から昨年(2004年)はクーラーの売れ行きが好調で、多くの家庭がクーラーを完備しました。が、昨年はそれほど暑くはならず、クーラーが無くともひと夏を過ごすことができました。しかし今年。とにかく暑い。昨年完備された各家庭のクーラーはフル回転。その発する温風の影響もあってか気温は上昇するばかり。日中は40度近くになります。また、近年稀に見る電気使用量により、電気不足となり、節電方策が近々決まるそうです。突然の停電(イタリア語もBlackoutといいます)も覚悟しなくては、と市民も噂しています。そこで、この夏日本からイタリア北部へ旅行に訪れる方々のために、いくつか注意点をお知らせします。ミラノやトリノといった中心街だけではなく、山岳地帯(ドロミテやアオスタ地方)も同様に気温が異常上昇しているのでご注意を。

・ 強烈な日差しにご注意  
気温を見ると、さほど日本と変わらないように思えますが、とにかく日差しが強いです。 サングラス、日焼け止め、帽子、扇子の持参をおすすめします。イタリア人は、日本人のような「日焼け止め」という感覚が少ないため、強力な日焼け止めクリームを現地で探すのは苦労します。日本から使い慣れたものを持参するほうがベスト。 サングラスも大人から子供まで使用していますし、帽子もあった方がいいでしょう。扇子はイタリア人も好んで使っています。 日本ではよく使われる「日傘」はこちらでは使う習慣が全くないので、ある種異様なもののように現地の人は感じるかもしれません。元々、小雨程度では雨傘もささないイタリア人。傘を避けるのも得意ではないので、できれば使用を控えたほうがいいと思われます。 ・ 空気の乾燥にご注意  
日本のジメジメした湿気はなく、とても乾燥しているのがイタリア北部の夏。日陰に入って風を受ければ、いくらかは涼しさを感じ取れます。現地の人たちは、外を歩く際に必ず日陰を選んで歩いているのが特徴です。しかし、日本に比べたら想像以上に乾燥しているため、携帯ペットボトルサイズのお水を携帯し、常に水分補給をしたほうが無難。気づかぬうちに脱水症状に、という状態も大いに予想されます。水は、街中のバール(BAR)や出店でボトルでも買えるし(約1ユーロ〜2ユーロ、地域による)、バールの立ち飲みでコップに注いでもらうことも可能。ボトルを持ち歩くのが不便な場合には、その場での水分補給も欠かさないで下さい(コップでもらう場合には、50セント〜1ユーロ、地域による)。
・アスファルトにご注意
日差しが強いからなのか、アスファルトの質の問題からか、町中のアスファルトが溶けかかっているのがミラノの夏の風物詩。日が当たり続けている部分はくにゃくにゃになっており、スニーカーの足跡でさえ簡単に残るほど。そこをヒールのある女性物の靴で歩くのは意外と困難。埋まってしまって足を取られたり、靴が脱げてしまったり。。。 ぜひ、アスファルトを歩く際には気をつけて下さい。ちなみに靴の修理の腕は、さすがイタリア、ハイレベルです。かかとが壊れてしまったらすぐ、修理屋へ行きましょう。

今後も節電方策等、速報が入り次第、こちらでお伝えしたいと思います。 また、今週末(6月25日)より、公共交通手段であるバス、トラム(路面電車)、地下鉄の運行ダイヤが9月上旬まで、平日も休日ダイヤとなります。通常の平日ダイヤの約半分の運行量となりますので、公共交通手段での移動の場合には、時間の余裕をもって行動していただけたらと思います。