HOME > 旅日記     バックナンバー ■<16/Aprile(4月）/2001> a Bologna　＜2001年4月16日（月）＞ お天気は上々。 Compresa(コンプレーザ／料金コミの）の朝食La prima colazioneをとりに１Fへ。 アメリカンタイプで、パン、チーズ、ハム、フルーツなど各２、３種類揃っていてなかなか充実。 パスクァ（復活祭）翌日の祝日なので、期待せずに外へ出かけます。 ”寒いぃぃ！”そう、ホント肌寒いのです。よく見ると、街行く人達はまだウールのコートやダウンジャケットなどを召されてる..... なんてこと。私ったら、日本とおんなじよーに考えて、インナーはほとんど半袖、長袖はコットンのgiacca(ジャッカ／上着）が2枚だけ。あーぶるぶる..... 前回歩いていないところを歩こうと、駅方面とは逆向きにずっと南のほうに下っていき、4車線の大きな通りに出てフッと見ると公園が。 Giardino di Villa Cassarini イタリアのGiardino（庭園、庭）は、（ヨーロッパ全体かもしれないけれど）広大で、門と囲いがあって、入れる時間も時期によって変わります。 ここは、4〜9月は6時から24時まで、10〜3月は7時から18時までが開園時間です。 あとでBologna在住のzioに聞いたことですが、この公園、クスリ中毒の人がよくいるそうで、気をつけるべしとのこと。 私がいた時は、おばさまたちの井戸端会議や、犬の散歩をしているファミリーでほのぼのした雰囲気に包まれていました。 サント・ステファノ教会群 11〜13世紀に建てられた、様々な様式の教会がいくつか建ち並んでいます。 この前に広がる広場では、地元の人の立ち話や観光客の記念撮影などで、時間がのんびり流れています。 前回頂上まで階段で上った、アシネッリ塔（右側）と、それに寄り添うように傾いて建っているガリセンダ塔。 それにしても、どこもみごとに閉まっています。一部のBARとマック以外、と言ってもいいくらい。 ”Buona Pasqua!（復活祭、おめでとー!）”と書いた紙を入口に張ったお店も多いです。 それでも、観光客らしき人達がぞろぞろ街を歩いていて、ウィンドウショッピングを楽しんでいるといったカンジです。 街の中心の広場、マッジョーレ広場に戻り着いた頃、急に雨が..... Oh Dio!（オー、ディオ／なんてこと!） Perche?(ペルケ／どーして？）私はやっぱり雨女..... というより、この時期はけっこうお天気が不安定なんだそうで、実際、一週間の滞在中毎日と言っていいほどにわか雨に降られ、やむとすぐ青空が広がったりして、ころっころ変わっていました。 雨宿りを兼ねて、広場に面したカフェテラスでランチを取ろうと席に座り、il menu(メヌ／メニュー）を見ると、あらあら、ここはcaffe` gelateria(カッフェ　ジェラテリア／デザート専門カフェ）。デザート系のメニューしかなーい！ でも、なんだか席を立ちづらくて、何食わぬ顔で注文しちゃいました。 ”FOCACCIA　PANNA”フォカッチャ（ピッツァ型のパン）にパンナ（生クリーム）??? なんだか分からないけど、コレと、カプチーノを。 そしたら、ふかふかの直径15センチくらいのパンに生クリームがたーっぷり挟まったのが来たのでした。 でもけっこう美味しかったです。さすがに、甘くて3分の1くらい残してしまいましたが.... 雨で益々寒くなってきました。 前回も書きましたが、ボローニャは街中のほとんどの歩道にポルティコ（柱廊）が張り巡らされているので、雨でも割と歩きやすいです。 途中のBARで、仕切りなおしでパニーニとビール1缶を買ってホテルに戻り、TVを見たり眠ったりしてのんびり過ごしました。そうそう、来る前に直りかけていた花粉症、ボローニャに入った途端目のかゆみと共に再発したのです。 けっこう飛んでるそうです。花粉が.... イタリアに来てまで鼻ずるずるに悩まされるなんて.... 夜は、zioと待ち合わせて、数少ない開いているTRATTORIA兼PIZZERIAに入りました。 入口そばに大きな釜があり、その前の大理石の台でPIZZAの生地を延ばして具を載せて、どんどん釜に放りこんでいます。Misto specialita calabrese(カラブリア風の辛いサラミやハムなどの盛り合わせ）と、 Tortellini a piacere、ひき肉・チーズ・卵を混ぜて詰めた指輪型の小さなパスタで、ソースはpiacere(お好みで）なのでragu`(ラグー／ミートソース）を頼みました。どれもやっぱりBuonoです。 追加で頼んだPatate al forno（パターテ　アル　フォルノ）。オーブンで焼いたジャガイモにオリーブオイルをかけただけのシンプルなお料理なんですが、ローズマリーが効いてすごく美味しい。今回のマイ・ブームで滞在中いろんなお店で頼みましたが、意外に作ってくれるお店が少なかったです。 食後には、caffe`corretto（カッフェコレット）、リキュール入りのエスプレッソを初めて飲んでみました。 caffe`correttoの後ろにal liquore(リキュール）とかal whiskey(ウイスキー)とかお酒の固有名詞をつけて頼むのですが、その時飲んだのはalla sambuca(サンブーカ入り）で、ちょっときつくて最初はゲホっとしましたが、だんだん胃が温まってきて気持ち良い美味しさです（笑）。 これもまた今回のマイ・ブームとなり、夜の食事の後はずっとコレでした。 ワインは、エミリア・ロマーニャ州の有名な微発泡性の赤ワイン、ランブルスコを1本いただき、2人で約9万リラ（約5,400円）。 　Trattoria BELLE ARTI Pizzeria 　　Via Belle Arti 14, (国立絵画館のある通り） 　　tel: 051-225581 この日は結局夜中までシトシト雨が降り、寒くて凍えそうでした。 4月に訪れる方は、服装に気をつけましょ〜〜(T_T) *Bolognaの過去の旅はコチラ！2000年10月