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<18/Aprile(4月)/2001> a Rimini vol.2 <2001年4月18日(水)>

とりあえず、駅の正面に伸びるVia dante(ダンテ通り)をまっすぐ歩いていきました。
途中のジェラテリアでジェラートを買って食べながら、海岸通りとはまた全く違った旧市街の雰囲気を味わいます。
これは、途中のお菓子屋さんのウィンドーの中。
ちょうどパスクァ(復活祭)の週ということもあってか、卵をモチーフにした、それも豪華版のチョコなどが、あちこちの店頭やスーパーなどで見られます。
卵は、イタリアでは”復活の象徴”で縁起ものらしく、卵型のお菓子やキャンドルがとても多いです。
ダンテ通りの途中左手の、リミニのDuomo、マラテスタ寺院に入ります。
天井は、黒っぽい木の梁がむき出しで、正面には漆喰の壁とイエス・キリストの十字架のみ。とても簡素な印象です。
ダンテ通りのつきあたりには、このトッレ・マルティーリ広場が。街自体とても小さいので、ここが唯一の市民の憩いの場というカンジです。
広場から左手にしばらく歩くと、いきなりこんなに大きな門が。
”アウグストゥスの凱旋門”というそうで、なんと残存する古代ローマ時代の凱旋門で最も旧いものなんだそうです。しかも崩れてなくて今もってこんなに堂々とそびえたってる...スゴイ。
もう1つ、ティベリオス皇帝の橋、というのもその時代のもので状態もいいそうですが、知らずに見ずに帰ってきてしまいました.....
リミニは”リゾートビーチ”としての印象が強烈ですが、こうした重要な文化遺産がひっそり守られているという、もう1つの表情を窺い知ることができ、ますます興味深くなりました。

あまりに寒くてやっと買った革のgiacca(ジャッカ/上着)を来て、体はホカホカ。
1本裏通りには、けっこうモダンなインテリア系のお店やブティックなどが点在していて、なかなかあなどるなかれ。

17時10発のレッジョナーレ(各停)に乗って、18時50分にボローニャ着。
それから、ボローニャ在住のzioが勤めている、今ボローニャでも話題の寿司カフェ”かっぱ”に。
Malpighi広場に面していて、昨年の秋にOPENして以来、いつもイタリア人でいっぱいとか。
zioはけっこう嫌がってましたが、偵察兼ねて押しかけました。

んーーー、日本人1人ではちょっと気後れしそうなカンジ。まさに、人気おしゃれスポットです。
2面のガラスの壁を流れる水、落ち着いたライティング、ユニークなお寿司のオブジェ、ガンガンにかかる音楽.....
カップルからお年寄りを含めたファミリーまで、幅広い年齢層のイタリア人たちが、お箸を上手に使いこなしながら、お寿司やお刺身、お好み焼きなどを楽しそうに食べています。カメリエーレ(給仕)の女の子たちも全員イタリア人です。
けっこう不思議なカンジ。
魚は、やはり日本のようにはいかず、入るネタも少なく、日によってメニューもまちまちだそうで、この日もサーモンとすずきしか入ってないとのこと。それらと巻物を合わせた寿司セットをいただきました。
これがとっても新鮮で美味しい。
寿司セットで35,000リラ(約2,100円)、お好み焼きも確か30,000リラだったような....全体的に値段は高めです。

カウンターBARがすぐ横にあり、食事が終わってタバコを吸いたい人やお酒だけ飲みたい人が、そちらに移動するようになっており、私も移動。
相変わらず日本人は私1人なので、隣りで1人で飲んでたやたら明るい30代前半くらいのちょっとだけ親父入ったイタリアーノに話しかけられ、クラブに連れていってあげると誘われましたが、そこのとこだけイタリア語分かりませんの顔していたら、なんとか諦めて帰ってくれました。おかげでお酒いっぱいおかわりしてしまった....ふぅー。

アメリカではずっと前から、ここ数年はヨーロッパ各地で日本料理、特に”寿司”がかなりのブームで広がっていますが、日本人としてはやっぱりうれしいものがあります。
ただ、それはあくまで現地の人が楽しめばいいのであって、日本の状況とはちがうところで、例えば、しゃりがどうとか、ネタがどうとか、文句を言うことではないと思うんです(そういう日本人が多いと、小耳にはさんだものですから....)
しかし、皆が皆、お箸をあんなに器用に使っていたのにはホントにびっくりでした。

そうして、ボローニャの最後の夜も、無事終わっていったのでした。
明日から、ボローニャでは見本市があり、本当はもう一泊するつもりがホテルが取れず、じゃぁ、ということで、ミラノへの通り道にあるパルマに一泊することとなりました。
美味しい本場生ハムとパルミッジャーノ、楽しみ〜〜!!