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<7/Ottobre(10月)/2001> a Milano <2001年10月7日(日)>

前回の買い付けは4月中旬。なんと半年ぶりとなってしまいました。
やーっと調整の結果10月のその日程が決まったと思ったら、あの忌まわしいアメリカ同時テロが勃発。
民間の航空機が巻き込まれたこともあって、アメリカ以外でも、海外旅行はもちろんビジネス出張などまで、多くの人が見合わせて大人しくしている状態。しかも、報復戦争もいつ起きてもおかしくない緊迫した中。
むむむぅ.........と最後まで迷っていましたが、行くことにしました。
実家の親や妹からは涙ながらに止められながら。(ごめんなさい...)

それでも、フィレンツェから入ってミラノへ上っていこうとした当初のコースは、行きのミラノ−フィレンツェ間が満席だったのと、帰りが日曜日のミラノ発成田行きが満席だったというのがあって、コースの再考と、日程の1日延長を余儀なくされたので、欧州方面はさほど影響ないのかしらん..と拍子ヌケしたのでした。
それで、月曜日のローマ発に乗るべく、今まで1人ではちょっと危険そうで避けていたローマに、今回初めて足を踏み入れることになったのでした。あぁ更に緊張。

いつも成田までは、恵比寿のホテルからリムジンバスに乗って行くのですが、予約の電話の際、案の定、テロによる厳重チェックに時間がかなりかかるので、2時間半前には着くように乗った方がいい、と言われ、急に現実味を帯びた緊張感が襲いかかります。
言われたとおり、2時間半前に到着。
空港内は、確かに客数は少ない。がらがらというほどではないけれど、いつもの喧騒感はほとんど感じられません。
チャックインはいつも通りスムーズに終わり、ドキドキの手荷物検査。
別に怪しいモノを入れているわけではないけれど、やっぱりイヤなもんでしょう。がーっと開けられたりしたら。
バッグ(A4大くらい)が出てきて、私もチェック機を通って、ハイおしまい。え!?おしまい?
まぁ、鋏類も何も入ってないし、チャックすべき反応がないから当然なんですけど、あまりにあっさりでまた拍子ヌケ(笑)。おかげで2時間くらい時間をつぶすことになったのでした。
アメリカ行きのフライトはのきなみ欠航中。搭乗ゲートもかなりの数が閉まっています。

今回の行きのエアーはアリタリア。直行はやっぱりポイント高いのです。
機内はツアーの団体客で思った以上に席が埋まっています。 私もそうだけど、戦争もテロも対岸の火事的雰囲気がけっこう漂っていて、急に何かにごめんなさいと謝りたくなってしまいました。

30分遅れで離陸。
スクリーンのニュースで、ユーロ貨幣のお札が公開されていました。
イタリアも、来年の3月からリラが使えなくなるのかぁ....とかなり淋しい気持ちです。
やっとあのとんでもなく長いゼロの数に慣れてきて、耳も慣れてきたのになぁ....
ユーロ紙幣は、5、10、20、100、200、500とあるそうで、500ユーロなんていったら今のレートで55,000円ですよ!!
イタリアなんか最高額紙幣で10万リラ、つまり6,000円。大丈夫なのかなぁ....円で考えるからおかしいのかなぁ....

同日17時30分、ミラノのマルペンサ空港に到着。
窓から見えるレンガ色の家々を見ると、ちょっとだけ郷愁に似た感覚さえ覚えるようになりました。
お天気はあいにくの小雨模様。10月に来ると大概天気が悪いので、もう既に諦めモード。
ミラノ独特の重い空気を更に重くしています。それでも、日本よりはちょっと日没が遅くて、18時を過ぎてもかなり明るめ。
バスでスタツィオーネ チェントラーレ(中央駅)まで行き、タクシーでHOTEL ZURIGOへ。
いつもは必ずすぐ、メーターがちゃんと動いてるか確認するのですが、その時は、あっと気がついて見たのが既に5分くらい経ってからでした。
ちゃんと動いてはいたのですが、料金が既に17,000リラになっています(基本料金は6,400リラ)。
(あれ〜、日曜とは言え、いきなりこんなにかかるのかなぁ)と不思議に思ったのですが、走ったすぐ後なら、”エ エザット?(コレ正しい?)”って聞けるんだけど、もうなんだか聞けなくなってしまいました。

ホテルはドゥーモから少し南の所にあるのですが、結局、更に日曜料金が加算されて37,000リラ(約2,200円)。
3日後、ホテルから駅までタクシーに乗ったら、呼び出し料金(ホテルで呼んでもらうと加算される)込みで22,000リラだったので、今から思うに、前の乗客の分がリセットされてなかったのではないかと思うのです。前の人の荷物を下ろし、私の荷物を積み、とかしてて忘れたのかなぁ、それともわざとかなぁ....
いずれにしても、ココでは確認しないのが悪い(自己責任の法則)ので、また1つ教訓になりました。

HOTEL ZURIGOですが、前の通りのCorso Itaria全部が工事中で、100m前のPiazza Missoriまでしか車は行けません。もしくはかなり大回りで横の小道に入るとか。けっこうこの工事は長引きそうなので、予約する時に確認した方がいいかもです。
部屋はモルト ピッコロ(とっても小さい)!朝食混みで215,000リラ(約12,500円)だから、東京の中堅クラスのホテルが、狭い!高い!とは言えなくなりました。
少しずつ、特にミラノや大都市のホテルは3つ星クラスでも高くなってきたなぁ...て思います。もちろん、シーズンOFFはかなりお安くなるところもありますが。
でも、ここには、珍しく歯ブラシ・歯磨き粉がついていました。
あ、ちなみに私の大好きなヴァスカ(バスタブ)はありませんでした。予約時に”コン ヴァスカ(バスタブ付き)”って書いたけど、ちょうどヴァスカ付きのシングルが空いてなかったのでした。

HOTEL ZURIGO
Corso Itaria, 11a
tel: 02-7202-2260 fax: 02-7200-0013
mail zurigo@brerahotels.com
http://CityLightsNews.com/brera3i.htm

ミニバー、TV、電話、ドライヤーあり
あと、私は借りませんでしたが、自転車を無料でレンタルしてくれるそうです。
1泊22万リラ(約111ユーロ・約13,200円)。

日曜の夜でどこも閉まっていて暗いし淋しいので、このままお腹をすかせて寝ることにします。

そしてそして、ちょうど私がミラノに入った頃、アメリカの攻撃が始まってしまったのでした。
テレビでも、いつもは変な娯楽番組が多いけど、全チャンネルが特番を組んでいます。
もうなすすべなし、というのが正直な気持ちです。ただ、テレビを見ても言葉が分からないのがやっぱり不安。情報収集ができないわけですから....せめて英語が分かれば英語番組がちゃんとあるからいいのですが....
今更ながら、語学習得の大切さを痛感です。