旅日記(オススメレストランやホテル情報もあり) 今月のお土産プレゼント 店主のつぶやきBlog 店主のひとりごと イタリア語のお勉強中の方へ ミラノ情報・2003年〜2005年 美味しいレシピ満載です! リンク集 フィレンツェのホームステイをご紹介しています お買い物代行承ります 翻訳サービスはじめました 直接商品をご覧いただけます
 
HOME > 旅日記
 
 

<14/Ottobre(10月)/2001> a Roma vol.1 <2001年10月14日(日)>

アンケ オッジ ファ ベル テンポ!本日も晴天な〜り。
この広いローマの街を効率良く回るべく、念入りなプランをたてて朝9時にホテルを出ます。

宿泊中のHotel Forteのある通り、Via Margutta。
この通りの51番地にあるアパートは、あの映画”ローマの休日”の新聞記者、ジョーの住むアパートとして登場しています。
前に立ってじーっと見上げてみたけど、そんなような、そうでないような....
でも、閑静な落ち着いた雰囲気の素敵な道で、映画の舞台としては納得。
まずはポポロ広場を通ってピンチョの丘に上ります。
昨夜はかなりの人出があった広場も、朝は人もまばらでとても静か。
丘のテラスから見下ろすローマの街は大きく壮大で、朝日を受けてキラキラ輝いて本当に美しい。改めて、ローマに来たんだなぁ...と感慨もひとしおでした。
向こう左手にはヴァティカンのサン・ピエトロ寺院のクーポラが見えます。
スペイン広場もこの時間は人も少なく、階段にも座る人もほとんどいない。昨夜のような”人階段”も興ざめだけど、誰も座ってないスペイン階段も、らしくないなぁ...
階段の向こうに見えるのは、フランス王によって建てられたトリニタ・デイ・モンティ教会。そう言われれば周りの建物と若干趣が異なるような...
スペイン広場からコンドッティ通り、コルソ通りと1キロほど歩くと、”フォンタナ ディ トレヴィこっち→”と標識が出ています。路地を抜けると突如ドバーンと現れるはこの”トレヴィの泉”。
ホント”ドバーン”ってカンジなんです。小さい小さい広場に場違いなほど大きな泉のモニュメントにしばし呆然。
既に観光客がワンサカいて、日本人もこんなに来てたのねっていうくらい大勢いました。
スリのメッカの1つらしいので、ポリツィア(警官)の数も多し。
バロック芸術の見事な彫刻と建築と、水と光との調和の美しさに、スリに気を付けながらもほ〜っと見惚れておりました。
多くの人が、ちゃぁんと泉を背に立って後ろ向きにコインを投げ入れてました。
なんでもここは、世界ガックリ名所上位3の1つに入ってるそうですが、んーー....意見は分かれるところでしょう。
コルソ通りを戻るようにして、今度は、街を2分して流れるテヴェレ川の方へ。
川沿いを南へ下りていくと右手にやたらと大きな建物が見えて、何かと思えば最高裁判所。
建物全体が彫刻作品のようで圧巻です。
そこから1キロ程先にあるサン・ピエトロ寺院がきれいに望めます。
最高裁判所を背にまっすぐ街の方に入ると、ほどなくナヴォーナ広場に入ります。広場の中央にそびえたつオベリスク(方尖塔)がまず目に飛び込んできます。 今まで見てきたどの広場よりも大きい、というか細長広い。元々は3万人もの観客を収容する競技場だったとか。
露店や似顔絵の絵描きさんなどもあちらこちらで見られ、多くの観光客や地元の人たちが思い思いに過ごしています。
広場の両端と中央に計3つの噴水があり、どれもバロック様式の素晴らしい彫刻に目を見張ります。
こちらは、”フォンタナ デイ フィウーミ”(4大河の噴水)。上写真のオベリスクの周りを、4つの川を表す像がそれぞれ興味深い格好をして乗っています。一周してじっくり見るとなかなか面白い。
バロックの巨匠、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの代表作。
ナヴォーナ広場から数百メートル歩くと、これまた突如現れたるは、古代ローマ時代の遺構、パンテオン。
あまりのでかさと立派さと完璧さにまた呆然。
2000年近くもこうやって建ってるんですよ!スゴすぎる...
中に入るとまず、予想を裏切る明るさに、すぐ天窓を見上げます。そこから差しこむ光が床の大理石に反射して、さらに内部の美しさを際立たせています。
そしてなんと直径43m強もある石造りのクーポラ。天窓も9mもあるそうです。2000年も前に、どうやってこんなに高い場所に、Rのかかった天井を作れたんでしょうね....本当に...
このマリア像の下に、あのルネサンスの最高峰の一人、ラファエッロのお墓があります。他にはイタリア国王のお墓があるだけなのに、どうしてラファエッロのお墓が....?
当時の法王レオーネ十世が最も愛した芸術家がラファエッロだったそうで、彼が37歳の若さで亡くなり、あまりの哀しさにパンテオンに葬ることを許したんだそうです。
パンテオン横の東側路地を入るとすぐ左手に、外観の簡素な教会があります。サンタ・マリア・ソープラ・ミネルヴァ教会で、これがなかなか侮れない。入ってちょっとびっくり。さながら美術館のようで、ミケランジェロやアンジェリコの作品まで見られます。
でも、ちょうど12時になって日曜のミサが始まるとかで、早々に追い出されてしまいました。
教会の前に立つ象さんのオベリスク。ローマの街には、それぞれに特徴のあるオベリスクがあちこちの広場で見られます。
向こうに見えるドームのような建物が、さきほどのパンテオン。
たまたま通りがかった神殿跡。柱の陰からジュリアス・シーザーが出て来そぉー、なんて安直な想像かしらン。

午後からいよいよヴァティカンに向かいま〜す。