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<17/Ottobre(10月)/2007> in Val d'Orcia <2007年10月17日(水)>

今朝も気持ちよい目覚めでした〜♪昨夜の寝しなの胃もたれもすっきりとおさまって、ちゃんと朝食もいただきました。
そして、何よりfa bel tempo(いい天気)!!ばんざ〜〜い!オルチャにふさわしき1日となりそうです。

朝8時半頃、SMN駅前のマクドの前でニーデとルチアと待ち合わせ、いざルチア号(ルノー車)で出発です。

フィレンツェを出て南下して間もなく、右手に丘の上に立つ要塞のような町が見えます。チェルトーザ ディ フィレンツェ(もしくはチェルトーザ デル ガッルッツォ)、14世紀半ばに建てられた修道院。
回ってみたい気もするが、何となく先を急ぎ下から見上げるだけで終了。
シエナまであと15キロほどを残すところで、これまた何やら物騒な城壁に囲まれた、小さな要塞都市がぽっかりと浮かんでいるのが見えます。ここはかなりそそられるので、降りたい!と希望。

▲町の名はMonteriggioni(モンテリッジョーニ)。外観の威圧感とはうって変わって、城壁の内側は何ともカワイイ町でした。かつてフィレンツェと権力争いをしていたシエナが前哨戦のために作った基地だそうで、どうりで城壁の造りが物々しいはず。ニーデもここは初めて(!)だったようで、ちょっとはしゃいでました(笑)。
小さな広場には小さな教会とバールやホテル、リストランテにショップが数店。ほんとに映画のセットのようにカワイイ!
でもでも、このホテル(教会の向こうの背の低い建物)がなんと4つ星で、1泊250ユーロ・4万円以上もするそうです。恐るべし、モンテリッジョーニ。ちなみに、町の人口は50人ほどだそうです。

▲町を囲む城壁の全長は540mで、開けられた門はたった2個所。門の向こうにはトスカーナの緑が広がっています。
帰り際、ちょっと振り返っての図もしっかり撮影。遠くから眺めれば眺めるほど、ちょっと不思議。宇宙船みたいに見えなくもない?(ちなみに、ダンテは「神曲」の中で”王冠”に例えたそうな。確かに...)

▲とにかく撮影ポイントが多すぎて、ちょっと走っては停車して外に出て、目に心に焼き付けて、深呼吸して、撮影して、をいろんなところで繰り返してました。カンパーニャ(田園、田舎)好きの妹も大興奮。私も、クルマの一人旅がまだ怖くてできないので、超満喫。

シエナを通り過ぎ、「この辺りからオルチャよ!」というルチアの声に「へ?」と間抜けな返事をしてしまったのも、景色がほとんど変わらないから(笑)。
”渓谷”と言っても、緩やかな傾斜が幾重にも連なる丘陵地。日本でも写真集や雑誌の特集や各サイトで見たことのある方も多いと思います。
ちなみに、オルチャには5つのコムネ(町、村)が含まれていて、Castiglione d’Orcia(カスティリョ−ネ・ドルチャ)Radicofani(ラディコーファニ)、Montalcino(モンタルチーノ)、S. Quirico d’Orcia(サン・クイリコドルチャ)、そして、Pienza(ピエンツァ)。
春から初夏のオルチャは、鮮やかな若草色に加えて、たくさんの花畑で更に美しくなるそうですが、刈り入れが終わったばかりの葡萄畑にちょっと枯れ色が混じっていたりとか、茶色一色の丘陵にすっくと立ち並ぶ濃い緑の糸杉とか、、、とにかくこの季節も十分素晴らしいです!!

ちなみに、春のオルチャはこちらの写真がとってもきれい!

▲ワインで名高いモンタルチーノは、今回は町の中をクルマで1周するだけにしました。なぜなら私が一度行ったことがあるのと、行くなら行くでワインの試飲をしたりしてゆっくりと過ごしたい町だから。。妹よ、ごめんよ。
町の全貌が眺められるポイントで、たまには私も登場しましょと♪

1時頃、ようやくピエンツァに到着です〜〜!