旅日記(オススメレストランやホテル情報もあり) 今月のお土産プレゼント 店主のつぶやきBlog 店主のひとりごと イタリア語のお勉強中の方へ ミラノ情報・2003年〜2005年 美味しいレシピ満載です! リンク集 フィレンツェのホームステイをご紹介しています お買い物代行承ります 翻訳サービスはじめました 直接商品をご覧いただけます
 
HOME > 旅日記
 
 

<21/aprile(4月)/2008> a Milano <2008年4月21日(月)>

夜中に「レタスをちょっとだけ口にしました」というふうこの容態メールが届き、ちょっと安心してウトウトしたり、ふうこの夢を見たりでぼ〜っとしたまま朝を迎えました。
そして、またしても外は雨。。しかも、本気の。やむ気配はみじんも感じられない雨。。
さて、この大きな二つの箱をどうしたものぞ。

とにかく、まず1箱目を、昨日チェック済みの郵便局に持って行くべく地下鉄へ。
タクシーで2往復すればいいと思いますよね?フツー。でも、そこはケチりました(笑)。

15キロの箱をキャリーにくくりつけ、ビニールをかぶせて、傘をさして、地下鉄の階段は持ち上げて下って、、、
駅に着いて、また階段は持ち上げて、地上に出たら、、、あれ??郵便局はどこ?
出口を間違えてしまったようで、景色も全然違うし、 泣きそうになりながら探して、やっと通行人に聞けて、たどり着いて、やれやれと荷ほどきして、順番が来て、窓口に箱をのせて重さ計ってもらって、「日本まで、船便で」と言ったら、シニョーラが無情な一言を。。
「船便はここからは出せないの。中央郵便局しかダメよ」
うそ・・
私の半泣きな顔を見て、さすがに気の毒に思ったか、一応ここからでも出せる急行便の金額を調べてあげるわ!と見積もってもらうと、船便の3倍の額。「ムリです・・」

本当に涙を浮かべながら、またキャリーにくくりつけ、ビニールをかぶせ、雨の中地下鉄へ。もう意地でも地下鉄で行ってやる!とむきになりながら(苦笑)。

で、更に6駅向こうの中央郵便局へ持っていきました。
いつもながら、何人並んでても局員さんの動きはスローリーで、いつもならいらつくけところだけど、もう出してくれるだけで「ありがとう!!」ってカンジ(笑)。
無事に出せて、全身脱力。でも、も1個あるのですぐにレジデンスに戻って、チェックアウトして、また地下鉄で中央郵便局へ。あぁ、このルートだけでもタクシー使えば良かったわ、と今気がついた。。

既に12時近くなっていて、余力は使い果たしたため、いきなりですがランチです。
ドゥオーモにほど近い便利な場所で、またお気に入りリストランテが1つ増えました〜♪

広い店内で、カジュアルすぎない落ち着いた雰囲気。
私の好きな、白口ひげをたくわえた、ニューシネマパラダイスのアルフレードを細ーくしたカンジのカメリエーレに席を案内されて、オーダーしたのは野菜たっぷりスープに、スカロッピーネという仔牛の肉を薄くのばしてソテーしたもの。「ソースはレモンかビアンコかどちらがいいですか?」と聞かれて、レモンは何度か食べたことがあるのでビアンコを頼んでみました。

▲ズッパ、んま〜〜い!!野菜と豆がたっぷりで、でも、どろり系じゃなくてさらりとして、味加減もちょうどいい。身も心もほっとする一品です。スカロッピーネも、んま〜〜〜い!!ビアンコって白ワインソースね。さっぱりして、こっちの方が好き。
フリッツァンテの白ワインをカラッフェ(1/4)でいただいてたのですが、途中で空になって、さきほどのカメリエーレが「しーっ」と内緒ポーズしながら追加で注いてくれました。うふ♪

1時頃になると、広い店内は既に満席。なかなかの人気です。
ドルチェに久々にティラミスを頼んでみたら、「まだ届いてない」ですって。正直だな〜(笑)
代わりにお願いしたパンナコッタもふつーにウマい!

お水とワインとカッフェで、しめて32ユーロ(約5,200円)。満足じゃ。

calafuria unione
Via dell'Unione,8 (ドゥオーモ広場からトリノ通りを下って2つ目を左)
tel: 02-866103 日曜休み

▲ちょっと元気になったので、頑張ってギリギリまで町を回り続けます。
あるプロダクトデザインスタジオで、ガーデンテラスに展示されていた”針金オブジェ”のうさぎを見つけて思わず駆け寄りました。「ふうこ〜〜〜(涙)」
なんともかわいいチェックカラーのチンクェチェント発見! こちらは、DILMOSというプロダクトデザイン会社の今年のコンセプトらしく、近くにあったギャラリーの展示物も、みなこのチェックのカラーリングでした。目がチカチカしますが。。

前述の「INTERUNI」の旗があるとこにはついつい入っちゃいたくなるのですが、ここはまた不思議な空間でした。NovaBellというタイルメーカーのエキジビションで、ヘンテコな物体の中を通ったり、座って上を見たり、すべったり。。。何が言いたいのやらさっぱり。。


やっぱり好きなミラノの邸宅たちの門のデザイン。。
これらも将来取り入れたいな〜、と夢だけ膨らむ。
最後に、ブレラ通り北のソルフェリーノ通りの西側にある4世紀の教会、サン・シンプリチャーノ教会に入ってみました。3連につながる扉や窓がとてもリズミカルで愛らしさを感じます。
内部に入ると、ひっそりとした空間に毒々しいほどに輝きを放つステンドグラスと、後陣の鮮やかなフレスコ画が印象的。
夕方、レジデンスに戻り、荷物をピックアップし、タクシーで中央駅へ。
幸いにもふうこは回復しているもよう。よかった。。

今回の帰国時は、いつもの離れがたい気持ちにはなれず、空港バスに乗り込んだとき、心からほっとしてしまいました。
ふうこのことがあったからか、雨にたたられたからか、大好きなトスカーナの空気を吸わなかったせいか(笑)、イタリアに関わる仕事の先行きに色々思うところがあったからか(おいおい)。。。

次回は、なんと、これを書いてる5月30日の3日後が出発です!!!
今度は初!プチプチ語学留学です〜〜!きゃーっ!

それでは、まもなく、Ci vediamo !!