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<20/aprile(4月)/2008> a Milano ( Milano Salone) <2008年4月20日(日)>

7時起床。本日は珍しく朝から快晴です!
ゆっくり支度をして、ミラノ サローネの会場のあるRho-Fieraへ向かうべくバッグと鍵を持った瞬間、「ぴろぴろろ〜ん」と携帯メールが。
帰国後すぐにブログには書いたのですが、イタリアに来る前に、我が愛娘のうさぎのふうこをウサギ専用ホテルに預けて来てまして、そのホテルの方からのメールでした。何もないとメールなぞ来ないので、なんだなんだ??と慌てて見ると、(日本時間の朝から)突然何も食べなくなって排泄も止まってしまったとのこと。たまに発症するお腹づまりかと思われ、いつも私がしている対処などメールでやりとりし、少し様子を見ていただくことに。。うさぎの場合、たかが1日とは言えすべて止まると命取りになることもままあるため、そばで見ていないもどかしさもあって、もう心は一気に日本へ戻ってしまい気もそぞろ。。とにかく、落ち着いて出発です。

▲既にこれを書いている今、あちこちのインテリア関連サイトで”ミラノサローネレポート!”とか、”2008年サローネ特集!”などと紹介されてるのを目にしている方も多いと思います。正式名は 「ミラノ国際家具見本市」。出展数や来場者数においても世界最大級の家具見本市ゆえ注目度も半端じゃなく、この時期は世界中から人が集まります。

ゆえに!地下鉄はものすんごいことになってました。。。加えて日曜の今日は、6日間の開催中唯一の一般人入場可の日なので、とにかくエライ人。
私が乗った駅ではそれほどでもなくて、1駅ごとに人が増えてって、しかも減らない。。「ひょっとして、これ全部フィエラ行き?」と思ったら、そうでした。。ぎうぎうの車両内はまさに多国籍状態。イタリア語がかき消されるようにして、英語、中国語、ロシア語(たぶん)、ドイツ語、韓国語・・・が飛び交う飛び交う〜。

約40分ほどで終点に到着。まさに、人が吐き出されていくカンジ。。
事前にネットで1日入場券を予約しておいたので、プリントアウトしたバーコードを右写真の端末にかざしてチケットを取り出します。(業者対象のみオンライン購入が可能。名刺を持ってくるよう書かれてあったけど、特に提示する場面はなし)
ちなみに、1日券は20ユーロ(約3,200円)。けっこうなお値段ですが、一般人(わりとすぐ分かる)の関心度の高さがうかがえます。

業者、とは言え、今日は商材探しではなく、あくまでもトレンドの傾向やみんなの関心度をチェックしたり、インテリア好きのイチ消費者として見てみたいということで、去年のマチェフとは真逆で、気楽にの〜んびり見て回りました。

全部で24あるパビリオンは、キッチン系、水周り系、モダン家具系、デザーナーズ系、クラシック系などに分かれています。

キッチンデザインは、モノトーンでザ・スタイリッシュ!なものが多い中、個人的にはこんなコロニアルスタイルに心惹かれます。

ちなみに、撮影は基本OKですが、ダメなブースは入口に「photo×」と出ています。
個人的に1番面白かった水周り系パビリオン。トイレやお風呂というあの限られた空間だからこそ、肩の力が抜けてるというか、等身大というか。。自分が将来家を持つ時、ぜひとも取り入れたいものが多くてウキウキしながら見ていました。
あと、今さらですが、やっぱり絶対絶対、ビデと便器は1セットなんですよね(笑)。

▲欧州ならではのリスカルダメント(暖房器具)。物干しor物置き一体型で便利、かつおしゃれ。ピンクがかわいいっ!

▲撮影OKと言えども、プレスでもなんでもないし、どうもドアップで商品を撮りづらくてどうしてもこんな引きになっちゃう。。後で見たらよーわからんし。。。
モダンデザインが主力とあって、 クラシック系家具のパビリオンは最も空いててどこも暇そうでした(笑)。ソファやチェアなど家具自体のフォルムは古典的なままでも、ファブリックデザインが少しキッチュだったり、生地の色のトーンだけで変化をつけたりと、それがまた新鮮に見えたりします。
雑貨関連のブースは各パビリオンに数か所ほどあって、それぞれの入口の案内板に黒丸印で表示されています。
後半だんだん疲れてきたので、横着してそこだけ見に行くように。。

こちらは、大胆で遊びゴコロ満載のデザインの時計たちでも有名なPROGETTI社のブース。アニマータでは今はフォトスタンドコースターセットだけ扱っています。
時計、欲しいな。。。でも値段高すぎ。。ロットも大きいしリスク高すぎ。。(は、つい本音が。。)
そういえば、ひところは日本人業者だらけだったこともあったそうですが、今回はそれほど見かけませんでした。
アジア人かと思うと皆中国人だったり。
むしろ、今日が一般人OKなこともあって、大学生か20代前半くらいの日本人の女の子たちをたくさん見かけ、一生懸命カタログを集めたり会場の地図と首っ引きな姿を見てると何だかうれしくなりました。

はい!ミラノ・サローネ終了で〜〜〜す!え!?もう!??

いやあの、一応全パビリオン見て回ったのですがね、 広すぎて多すぎて、よっぽど、誰々のデザイン、有名どこそこのデザイン、という括りで見てない限りは、だんだんみんな同じに見えてくるもので。。
日本に帰ってから、しっかりとまとめられたレポートサイトを見てる方がずっと分かりやすくて的を得てたりするのがちょと悲しかったり。。(苦笑)
もちろん、最先端デザインをいち早く、しかも肉眼で見たり触れたり、その場の雰囲気を肌で味わうというのはとても素晴らしいことだとは思うので、またほとぼりが冷めたら行くかも知れません(笑)。
ちなみに、ミラノ・サローネについてのオススメサイトは「ライフスタイルネットcom」。1つ1つの作品の写真もきれいです。

数年前の再開発でさらに人気エリアとなったガリバルディ門周辺。
大型雑貨店ハイ・テックそばのリストランテ・ピッツェリアでランチです。
1人で直径25pものサイズを食べねばならないので、つい、クワットロ スタジョーネ(四季:4つのテーマに分かれて具がのってる)を頼んじゃう。薄生地で意外とぺろりんといけちゃいます。
今日は日曜にも拘わらず、サローネ期間中ということもあり、繁華街の店たちはかなりの確率で開いていました。

明日、郵便局から荷物の発送をするため、最寄り(と言っても、レジデンスのあるところからは地下鉄で3駅行かねばならない)の郵便局の場所と時間をチェックして帰りました。
小さい局なので、8時から14時までの半日のみ。朝1で来るから問題ないもんね〜♪と、翌日の悪夢など知る由もなく、準備万端!と鼻歌交じりで戻る私でありました。。
今夜はこの旅最後の晩餐だけど、カット野菜たちが残ってることだし、途中、スーパーでまたまた食材調達。
量り売りコーナーで、モルタデッラ(ボローニャソーセージ)とペペローニのローストマリネ、ポテトのオーブン焼きを少しずつ。
結局、せっかくキッチンがあってもお料理しなかったわ〜。専ら皿洗いのみ(苦笑)。
でも、これでもかなり家感覚は味わえました。

最後の難関、発送用とスーツケース両方の荷造りに格闘し、明日のお天気を気にしつつ(予報はまたしても雨。。)、ふうこの状態はよくないままで不安を抱えつつ、最後のミラノの夜を静かに終えるのでした。。