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<2/giugno(6月)/2009> a Firenze  <2009年6月2日(火)>

今回も無事にイタリアに向けて出発と相成りました。
父が4月に逝ってしまい、まだまだいろんな思いが渦巻いていますが、立ち止まってばかりもいられず。。。
去年からずっと温めていた商品への思いを何とかここで花開かさないと。。。

今回は久々のエールフランス最終21時55分発便。
ほぼ丸1日仕事した後なので、さすがに夕食後映画を1本観た後は(ちなみに映画は「イエスマン」。ちょっと面白かった)、4時間ほど爆睡。
昔は、往路はワクワクと興奮で目がランランとして眠れなかったものですが。。(苦笑)

パリに着く直前、インフルエンザ対策用用紙が配られました。滞在先、連絡先などを記入します。
成田でも最早マスク姿はほとんどおらず、あの4月5月のマスコミの狂喜の沙汰がウソのようだったゆえ、ちょっとだけここで現実に戻りました。元気で帰ってこれますように。

早朝4時10分、シャルルド・ゴールド空港着。
携帯をONすると、妹からのメールが届いてました。あれ?出発前に妹とはメールしあったのに何だろう、と思って開けると、ブラジル発のエールフランスが大西洋で消息不明になったとかで、ニュースのテロップの”エールフランス消息不明”を見た瞬間心臓が3秒止まった!らしい。。ひょえ〜〜急に怖くなってきた〜〜
妹には速効無事着メールを送りました。いっつも心配ばっかりかけてすまんのぉ。。

乗り継ぎのフィレンツェ行きの便は、シャトルバスでずんずん走った奥の奥のえらく遠いターミナルからの出発です。
あちこちで拡張工事がなされてましたが、そういえばこの6月17日からターミナルが2Fから2Eに変わったそうです。2Fは狭くて遠くて不便ゆえ、これはなかなか朗報です。

やっとやっと7時20分フィレンツェ行き出発です!
ん〜ようやく実感がわいてきました。

約1時間後、眼下はアルプスの壮大な景色一色!
父が初めてイタリアに来た時、ミラノで合流して開口一番、「アルプス越え最高やった!!」と喜んでいたのを思い出し、また涙・・

9時20分フィレンツェ・ペレトラ空港到着です!
乗り継ぎ便は荷物がちゃんと届いてるか最後まで気が抜けませんが、無事にピックできてホ〜〜ッ。すぐにタクシーでホテルに向かいます。
フィレンツェではまだまだ珍しい女性運転手さんだったのですが、メーターが”22”を表示したまま動いてないので、「これ壊れてません?」と聞いてみました。すると、空港から市内まではフィックス料金で、今日は休日だから22ユーロ。荷物が1個1ユーロだから23ユーロよ、と言われました。「知らなかったわ〜いつから?」と聞いたら「3年くらい前からよ」とのこと。
そうだっけな〜、去年の6月に来た時は違ったと思うけどな〜と後で確認したら、やっぱり普通にメーター料金で、しかも5ユーロほど安い。ま、いずれにしても、そう決まったんだそうです(笑)。ちなみに、シートに掛けてあった料金表によると、平日は20ユーロ、休日は22ユーロ、夜間で23.3ユーロでした。

さて、今回のフィレンツェのお宿もいつものペンショーネ”Maison de Sharme”。普通のアパートメントのワンフロアーにあるので、入口のホテル名が書かれたインターフォンを鳴らします。

このお宿、かれこれ5年近く利用しているのですが、経営者(or責任者)がマルコという個人に変わったようで、目の前の別のホテルに寝起きしながらここも一緒に運営することになったようです。
ま、誰が経営しても別にいいのですが、徹底的な合理主義なのか今まで私が居心地の良さを感じていた部分が軒並み変わってしまい、ちょっと残念・・ 次回から変えよかな。本人も感じ悪いし(苦笑)。
(去年の9月の時は階下がレセプションでしたが、今は別のホテルとなってました)
がしかし、立地や自由に出入りできる便利さ、エレベーター有りやネットフリーなどなかなか代えがたいものもある。。ん〜迷う!

爽快ないいお天気です!!
恒例、着いたらソッコー、ドゥオーモ様へご挨拶。

実は本日6月2日は、イタリア共和国建国記念日で国民の祝日です。
なので、場所によってはお休みのお店もけっこうあり。ゆえに、着いていきなりでなんですが、今日は半分オフの日です(笑)

→この角度、行かれたことのある方ならピーン!と来たはず、そう、ウッフィツィ美術館から撮っております。ポンテヴェッキオの向こうに掛かるサンタ・トリニタ橋、カッライア橋、ヴェスプッチ橋まで、リズムよく1枚に納まって見事です(いや、私の腕が、ではないですよ)。

実は、ウッフィツィには、お客様からお買い物代行のご依頼をいただいてやってきました。
去年、ヴァザーリの回廊とのセット見学ツアーで半分も見られなかったのが心残りだった私は、これ幸いとついでにじっくり観ることを決め、予め午後早目の時間に予約しておいたというわけです。

まずは3番窓口に予約番号と名前を告げ、1番窓口に並びます。セキュリティチェックを10分ほど待った後、中へ。
入場料10ユーロに予約料4ユーロで14ユーロ(約1,900円)って、ひょっとしてまた値上がりされました?

最初の第2室から、気のすむまで1枚1枚じっくり観て回りました。
前回は入口でシャットアウトされていた”トリブーナ”内部に入ることができたのは大きな収穫のひとつ。八角形の部屋の周囲をぐるりと囲むように通路が作られていて、壁面いっぱいに並ぶメディチ家所有の名画を順番に見て行きました。ただ、いかんせん立ち止まって見ることができないのがちょっぴり残念。。ロッソ・フィオレンティーナの「奏楽天使」はここにいたのね・・
第26室のラファエッロの間あたりになるともうお腹いっぱい・・(苦笑)
大好きなカラヴァッジョは階段まで戻って2階へ移動した第38室にありました。同じ階には、中野京子氏著の「怖い絵」でかなりインパクトが強かった、アルテミジア・ジェンティレスキの「ホロフェルネスを殺すユディット 」が。カラヴァッジョの影響が色濃く出ていて、更に女性的な怖さが背筋をぞぞっと涼しくしてくれます・・・

最奥にあるテラスカフェからは、ヴェッキオ宮がこんなに間近に見えます!
ズームも何もしてません!

たっぷり3時間の鑑賞を終え、無事にお買い物代行の品も見つかって、大満足で美術館を後にします。
祝日とあってか、夕方になるにつれてどんどん人出が多くなってきました。車の通りもすごいです!!埃のせいか、ひとりでくしゃみ連発です。たまに「サル〜テ!」の声が聞こえてきてちょっとうれしかったりして(笑)。

前回通りがかって気になってたジェラテリアに入ってみました。
サンタ・トリニタ橋の南側たもとの”GELATERIA SANTA TRINITA”。
何を食べたか覚えてませんが(汗)、こりゃ〜美味い!と思ったことは確かです。

Piazza Frescobaldi,11/R
1番小さいカップで1.5ユーロ。

さてさて、今回もおなじみニーデ&ルチアに会いに行ってきました!
まず、ニーデんちに行くと、ホームステイ中のドイツ人のレギン(奥左端)がいて、さらに、彼女に会いに遊びに来ていた妹のルチアと叔母さんのフランチェスカもいて、総勢6名の日独伊三国同盟状態に(笑)。

そこからルチアの家に移動して、お楽しみのチェーナです!

ルチアお手製、レバーペーストのクロスティーニから始まって(美味しくて4つも食べた!)、トマトソースのラビオロ、野菜のタルト、パプリカのマリネにインサラータミスタ(ミックス野菜サラダ)、締めはイチゴにレモン汁をかけただけのさっぱりデザート。
いや〜〜、また食べ過ぎた・・
美味しいのもさることながら、ルチアの手際の良さには毎回感動ものです。

三国同盟の会話は、成り立ってるような成り立ってないような(レギンはイタリア語がとても達者でした)、でも何だか可笑しくて楽しい一夜を過ごしました。
ニーデ、ルチア、いつもありがとう!!

(*事情により、ルチア宅の写真はすべて削除しております・・)

11時頃帰途につき、メールやら片づけやら明日の予習やらで1時頃ベッドへ。
思えば23時間ほど寝てないんだった・・ さすがに疲れた〜〜
朝着便は、時間が有効に使えるけど初日はちょーっと大変です(汗)

明日はリヴォルノ県はチェーチナという町に行ってきま〜す!