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<3/novembre(11月)/2009> a Firenze <2009年11月3日(火)>

なんと、今年4度目の訪伊と相成りました。
いっそ住んじゃえばいいのにねー(笑) って、それはそれで難問だ(汗)

さて、今回のエアーは、フィレンツェINの時に重宝するエールフランスの最終便。
クルマを空港そばのパーキングに預けるべく首都高に乗ってすぐ、ブルーの東京タワーがきれいで思わず写メ撮ってしまいました〜の図⇒
おいおい。

都心の光のシャワーから遠ざかり、一気に通行量が減る東関東自動車道を進むにつれ、少ししずつイタリアモードに気持ちもシフトUP!

21時55分発予定の飛行機は、時間調整のため少し遅れて出発しました。
そういえば、ちょうど1週間ほど前にヨーロッパは冬時間に突入し、日本との時差が8時間になったところ。このたった1時間が、ちょっと日本を遠く感じて淋しかったりして・・(苦笑)
ってことは、1時間飛行時間も延びるってこと?実質14時間半 !? もう寝るしかない!
と言いつつ、映画はかろうじて1本だけ観ました。
「ジュリー&ジュリア」。50年代の実在の料理家ジュリア・チャイルド役のメリル・ストリープが超チャーミング!とってもハートウォーミングな作品で、その後心地よ〜く眠れました。

結局、飛行時間の調整にも限界があるのか、パリには30分早い朝4時に到着。更に、空港が開くまで30分ほど機内で待機・・・。
ターミナルが今までの2Fから2Eに変わって初めて降り立ちましたが、乗り継ぎが若干便利に。何より広さが全然違うので帰りの便で待つのが快適になりました。
フィレンツェ行きの便は、またまた遠路はるばるの2Gターミナルから。冷たい雨がそぼ降る中、連絡バスに乗って移動します。
乗り継ぎって、何度もセキュリティチェックを受けないといけないのがちょと面倒。時々靴も脱がされて靴ごとチェック。ゆえにセンサーを通っていくのはなんと裸足(靴下はいてるけど)。用意されたビニール袋を足にかぶせてる人もいるけど、もっと滑稽なので履〜かないっと。

7時20分発のフィレンツェ行きも無事に出発。アルプス越えの後、この何とも美しい朝日を浴びて、一気に気分も盛り上がるというものです。

パリとは打って変わって爽快な青空のもと、9時前にフィレンツェはヴェスプッチ空港に到着です!
すぐにタクシーでホテルに向かいます。この20時間近く英語のシャワーの中で身を固くして肩がこりそうだったので、イタリア語が通じて一気に息を吹き返しました!(笑)

⇒さて、今回のフィレンツェのお宿ですが、6月の折りにオーナーが変わってすこぶる印象が悪くなった常宿との決別宣言をしてからしばし悩んだ結果、同じパラッツォ(建物)内の別のホテルにしてみました。
やはり、駅に近い立地と、鍵を持ち歩いて自由に出入りできること、エレベーター有りとネットフリーは外せません。。。
全室バスタブなしなのがちょっぴり残念ですが、オフシーズンで1泊45ユーロ(約6100円)はうれしい価格。
ベッドもこのゆったりサイズで快適、快適。
  HOTEL BERNA
  Largo F.lli Alinari,11  http://www.hotel-berna.it/
家族経営で、いつもフレンドリーな父娘が切り盛りしています。(ちなみに父上は、特に女子にかーなりフレンドリー(笑))

さて、今日は火曜日。
毎週火曜日にしか開かない大好きなカッシーネのメルカートに、早速また行ってきました。

実は、11月の秋深まるイタリアは今回が初めて。
いつもメルカートに行くときに通るこんな何気ない並木道の、落ち葉がハラハラと落ちる様子さえ新鮮に見えてしまいます。

私が好きなカッシーネ市のゾーンは、東側から入って半分ほどまでの、食材や日用品のお店が多いところ。そこから先は、服や靴などの衣類品がほとんどになるので今回はパスしてUターンしました。(以前は最終地点から出ていた駅行きのバスも、最近の大幅路線改定で存在するかどうか不安ということもあり)

⇒この時期ならではの、旬のフンギ・ポルチーニや栗のてんこ盛り状態!それにしてもフンギ、デッカイ!
産地によって少し価格差があるようですが、それでもキロ15〜20ユーロ(2,000円〜2,700円)という安さは現地ならでは。

ちょこちょこ冷やかしやプチ買い物をしながら、朝のメルカート散策終了!

画像処理してませんよー。
とにかく空がき〜れ〜い〜で〜す〜!!
ほんっとにどこを切り取っても絵になるフィレンツェです・・

こちらは、おなじみサンタ・マリア・ノヴェッラ教会とすっかりお化粧なおしが終わったオベリスク、の図。
広場の整備も完全に終わったようで、これから益々人々の憩いの場所の一つとなるでしょう。
⇒現地ブログででも紹介しましたが、10月末からドゥオーモ周辺が車両進入禁止になり、こんなふうに大手を振って闊歩できるようになりました。どうせならと、私も道のど真ん中に立ってたっぷり時間を使って撮りました♪

手前の洗礼堂の汚れ具合を見るとよく分かりますが、今までこの横をひっきりなしにバスやらタクシーやらバイクが走りまくってたんですもの、度々繰り返される修復も追いつかなかったことでしょう。。
バス路線の大幅改定など、今は多少市民や観光客に混乱や不便をかけているかも知れませんが、直に慣れることですもの。
これを実行したフィレンツェ新市長の英断に拍手!

日本の雑誌のフィレンツェ特集には必ずと言っていいほど紹介されるチョコレート屋さん、VESTRI。
今日はチョッコラータ・カルダ(ホットチョコ)を飲んでみました。
なぜなら、こんなにいいお天気だけど日陰になるとむちゃむちゃ寒いから!!
ホットチョコを出すカウンターには日本人の女性スタッフがおられました。(日本人客が増えると日本人スタッフの需要も当然増えますね)

メニューに”ビチェリン(ホットチョコにエスプレッソを加えたもの)”とあったのですが、あいにく今日は扱ってないとのこと。残念!(ほんとは今回これを飲みにトリノに行きたかったのですが、日程の都合で諦めたところだったのでした・・)
こちらはカカオ65%タイプ。75%タイプもあり。中サイズで2ユーロでした。

お腹すいてるし、何より体が冷えてきたからうれしい甘さと温かさ!!

⇒とあるスーパーにて。
クリスマスの伝統菓子、パネットーネが各種山積みされています。
本来は各家庭で手作りして(ものすごく作るの大変みたいです)親戚や友達に配っていたそうですが、今ではパン屋さんやスーパーものを買う家庭が増えたそうで・・・。

でも、一観光客としては、こんなふうに所々で、クリスマスに向けて準備が進められる様子が見られて、それだけでもウキウキします。(本番12月にも来たいなぁ〜)


↑お腹すいて限界!!ということで、その時点で行きついたベッカリア広場で食いしん坊センサーを張りめぐらしたところ、確かこの広場に老舗の美味しいバールがあると、ペルバッコさんで紹介されてたぞ・・・
あ、見ーつけた! さすが、私(笑)
大通りをわざわざ横切って広場の向こうまで渡らないといけないのですが、行ってびっくり、エライ人!テラス席が満席に近い状態でした。これは益々期待大でしょう。
カメリエーラが一人でオーダーからこなしてるので多少時間がかかりましたが、ポルチーニのソースとチーズとハムを挟んだフォカッチャはBUONISSIMA!! とにかく具のバリエが豊富で生地もパニーノとフォカッチャとピアディーノの3種類から選べるので、けっこう迷います。食べきれなければお持ち帰りできるように、紙袋も予め敷いてあるのが気が効いてます。
もちろん私は完食したけど。生ビール(寒いのに!)中サイズと合わせて9ユーロ(約1,200円)なり。
  ANTICO BECCARIA
  Piazza Beccaria 24/r  日曜休み


↑いきなり夜?
いやいや、やっぱりこの時期日が暮れるのが早くて早くて・・・ この時点で5時半です。
5時前から見る見るうちに暗くなって、6月の時と9月の時の日の長さを思うとものすごーく淋しい・・
でも、1週間前まではこの時点で6時半だったのね・・  夏時間と冬時間の感覚って、すごーく不思議。
一気に気温が下がる晩秋の夜空の元、町の光も一層ロマンチックに映ります。


↑今夜のおひとりさまチェーナは、4年半前にランチでぷらっと入って以来のオステリア兼エノテカのイ・ヴィナイーノにて。
トスカーナに来るとどこででもつい頼んでしまうクロスティーニの盛り合わせと、”本日のスペシャルメニュー”と入り口扉に書かれてあったチンギアーレ(イノシシ)ソースのタリアテッレをオーダー。クロスティーニ、このボリュームで4ユーロ(540円)は値打ちありまくりでしょう。やっぱり王道のトマト載せが1等賞かなぁ。左のサルシッチャとストラッキーノ(チーズの一種)を混ぜて温めたのもBUONO!! タリアテッレも普通に美味しい!キャンティクラッシコのハーフとお水とカッフェで締めて25ユーロ(約3,400円)なり。
カメリエーラもすこぶる愛想良しで、夕方早目から開いているので早めの夕食にも重宝できるオススメどころです。
  i'Vinaino
 Via Palazzuolo, 124 (ヴェスプッチ橋から駅に向かってまーっすぐ歩くと、4本目の通り右角にあり)
  10〜15時半、17時半〜23時半営業 お休みは基本なしのようです。

8時過ぎにホテルに戻ると、父娘は自宅に帰ったようでフロア中シーンとしています。あ、朝食時間を聞くの忘れた。。
荷物の片付けとメールとブログ更新の後、やたら長かった1日を終え、やっとこさ横になれました・・・ブォナノッテ★