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5/dicembre(12月)/2010> a Milano <2010年12月5日(日)>


1時間半ごとに目が覚めて、4時半にはもう眠れなくなったのでいさぎよく起床。年々ひどくなる時差ぼけです・・・

7時過ぎ、お待ちかねのコラツィオーネ(朝食)。
今日は1日中会場を歩きまわらねばならないので、体力勝負!お腹がいっぱいになるまでしっかりいただきました。
8時前になってようやく外の薄暗さも取れてきました。
→こちらが、念願だったお部屋続きの広いテラス。柵のへりにちょこんと座ってる置き猫も間近で見られました。
ちゃんとテーブルと椅子も用意されてますが、1秒でも座ってられないくらい寒くて寒くて・・・。
あったかくなった頃、また同じ方法でここに当たるといいな〜(笑)


どんよりと重い雲が垂れこめる中、いざ出発。
まずは、いつものようにドゥオーモ詣でを。
巨大ツリーは点灯したままでした。ひょっとして24時間体制?と思いきや、翌日以降は朝方から夜までは消えていました。

メトロに乗って、まずは中央駅へ。
すっかり白くきれいになった横広のアーケードの端と端に、2本のツリーが映えています。ツリー自体はけっこう大きいのだけど、アーケードの広さの中では小粒に見える(笑)
以前はこの時期ガッレリアに置かれていたスワロフスキーのツリーが、中央駅に移動するかも、というニュースを聞いて楽しみにしていたのですが、あいにくその姿はなく・・・。

あぁ、それにしても、きれいになる前はここは半分ほどタクシー乗り場で、それ以外はただの通り道で薄暗くて薄汚かったものですが、本当に見違えるようです。


↑2009年の改装オープン後もどんどん進化している中央駅ですが、以前は切符売り場の窓口だったところが軒並みショップやオシャレなバールに変わっていて、すっかりモダンな雰囲気に。でも、違和感がないんだな〜これが。

アーケードから外に出ると、ここにもクリスマス市が立っていました。この時期は、主要な広場はどこもメルカートだらけのようです。


↑おなじみ、見本市会場RHO-FIERAへ。 12月4日〜12日までの9日間、ここでアルティジャーノ・イン・フィエラ”職人市”が開かれています。イタリア各州を中心に(その中でもミラノがあるロンバルディーア州がメイン)、世界各国の物産品、食品や手工芸品などが一同に会する、ミラネーゼにとって年に一度の一大イベント。なぜなら、見本市と言っても入場無料で、しかもすべての出店どころで商品を購入できるから。皆さん、クリスマス用のお買い物にとそれはとても楽しみにしているとか。
ちなみに、全体図の赤い部分がイタリア産で、黄色が欧州、ブルーがその他各国、といった振り分けです。


↑文字通り、職人技の実演ブースもあちこちで見かけました。右は、コモ湖近くのカントゥーという町で400年以上も続く伝統レース手編み、”ボビンレース”の実演。ひゃ〜細かい作業だ。。


↑こちらはカギ針のレース編み。どこの町のかは失念...。いずれも熟練の技が必要ですから年配の女性が主流です。
右はフォルマ〜ッジョ(チーズ)屋さん!ん〜旨そ。やはり、食品関係のブースがダントツで多かったです。しかも、ほとんどのお店でアッサッジオ(試食)ができ、一口サイズのあらゆるものが飛ぶようにはけてました(笑)。食べても買わない人がほとんどですが。試食だけで1日分の食事を摂取した人もいるに違いない!

↑例えば、バスソルトやボディクリームなどのバス関連グッズたち。”イデア・レガーレ”と銘打ってこんな風にギフト盛りにしてカワイクラッピングされているので、プレゼントを探しに来ている人の心をどんどんくすぐるってもんでしょう。
意外だったのが、ハンドメイドのものばかりではなく、洋服や大物家具、システムキッチンまで!いわゆる工業製品もたくさん出品されていました。”アルティジャーノ(職人)”というキーワードはそれほど厳密ではないようです。

↑カラブリア州のコーナーは、どこもペペロンチーニで真っ赤っか!汗が出てきそう・・(笑)。
まさに全国物産展!なこのイベントですが、こうして各州の名産品が一度に見られるので、各州の特徴やカラーがよくわかって楽しいし、旅行者にも便利かも。ミラノに住む地方の方々も、ここに来れば故郷の味や同士に会えるいい機会になってるんでしょうね。
(右) チョコレートのブースはあちこちにありましたが、中でも、靴やバッグ、日曜大工や本やおもちゃなど、あらゆるものをかたどったチョコ屋さんは楽しかった〜!


↑全体的に真っ黒け〜な感じのブースは、なんとあの苦ーいリクイリツィア(甘草)を使ったお菓子やリキュールを作るミラノ近郊のメーカーさん。基本的には苦手な食材ですが、グミなら意外とイケます。
(右)気分転換に他国のパビリオンものぞいてみました。おフランスは、食品も雑貨もなんだかいちいち垢ぬけてるし、空気が違う!軽快だ!(笑)


↑イタリアの最も北部、トレンティーノ・アルト・アディジェ州はボルツァーノのブースに入ると、むむ?読めない文字があちこちに・・・。なぜならここは、6割の県民がドイツ語を話すから!
(右)アブルッツォ州名物、コンフェッティ(アーモンドなどに砂糖をコーティングしたお菓子)のブーケ!あまりにきれいなので、食べられずにずっと飾ってるミニ花束が我が家にもあり。


↑ 各州ごとに広ーいリストランテコーナーが設けられていて、各州の郷土料理が食べられます。昼時はどこももうすごいことになっていました。
(右)シチリアコーナーで食べた大好物のアランチーノ(ライスコロッケ)!握りこぶし大で1個2.5ユーロ(280円ほど)なり。チーズたっぷりでボリューミーで旨い!!私の今日のお昼は、これ1個プラス試食もろもろ(笑)。

結局、イタリアのパビリオン全てをまわるだけでも6時間ほどかかりました・・・。今日はまだ開催2日目だというのに、予想を上回る混雑ぶりにもびっくり。牛歩のようにしか進まない通りもあって、夕方にはすっかりヘトヘトに。。
でも、出店者はもっと大変です。9日間ほぼ毎日10時から22時半までずっと張り付いてなきゃいけないんですから。。 だから、味見をするとついつい買ってあげたくなる優しいワタクシ・・・(苦笑)
イタリアの不景気も深刻ですが、この活気を見てる分にはまだほっとします。


↑夜は、ここ何回かミラノで一緒にごはんを食べているTOMOさんと、ポルタ・ロマーナ地区の”Casa Tua”にてディナー。
ここはトスカーナ料理をメインとしたお店らしいのですが、フィレンツェでは見たことがないメニューもたくさんありました。”トスカーナ”と一言では語りつくせない、郷土料理の奥深さよ〜♪
プリモは2人で2種類を分け分けしました(ファッチャ・コズィ・ジャッポネーゼ!笑)。左写真の”テスタローニ”という幅広の生パスタはもっちもちの食感で、チーズとオリーブオイルベースでシンプルなお味。でもちょっと重いかも・・・。右の、3種類のお肉のラグーソースでたっぷりあえたパッパルデッレは大好きな味!!


↑セコンドの、ルッカ風インボルティーニ(野菜の肉巻きトマトソース煮込み)もモルト・ブオーノ!締めのドルチェで選んだチョコとレモンのタルトと、チョコレートスフレがこれまた絶品!本日の1等賞かも。
キャンティ1本とお水とカッフェで締めて2人で74ユーロ(8,500円ほど)は大満足!
ラフな雰囲気で、マネージャーさんやカメリエーレたちも感じよいし、また1ついいお店に出会えました。

  Osteria Casa Tua
  Via MuratoriとVia Corioの角(M3線 ポルタ・ロマーナ駅近く)
  tel: 02-5514269
  http://www.casatuaosteria.com/  月曜休み

10時半ごろホテルに戻り、なんだかんだでやっとベッドに入れた午前2時、ふと音が聞こえた気がして外を見ると、雪がシンシンシンシンと言ってました・・・
明日は更に寒くなりそうです・・・

そうそう、今日はイルミネーションの写真が2枚ぽっきりゆえ、明日分とまとめて掲載しまーす♪