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19/novembre(11月)/2011> a Cremona vol.2 <2011年11月19日(土)>


ドゥオーモのお向かいにあるコムーネ宮へ。ちょうどいくつかの団体さんがかち合っているようでエライ混雑の中、とりあえず展示室のある2階へ。
←こちらはコムーネ宮の1階にある、ストラディヴァリ像。
よく見るとヴァイオリンの仕上げにニスを吹き付けている最中のようで。。。
工具などもちゃんと作られていてなかなかリアルです。


”Sala dei Violini”と書かれたある扉の前で厳しそうな女性監視員が立っていて、ちょっと恐る恐る(笑)入場券(6ユーロ)を見せて中に入りました。
そんなに広くはない空間全体に、1つ1つガラスケースに収められたヴァイオリンが全部で11器、チェロが1器展示されていました。クレモナの工房で製作された選りすぐりも選りすぐり、貴重な作品ばかりです。1番古いもので1566年のアンドレア・アマティ作。この方がクレモナ最初のヴァイオリン製作者だったそうで。
ストラディヴァリにおいては生涯で1000器以上もの作品を生み出して、それら一部は今も現役で使われているというのですから、すごいです。お値段もケタ違いでしょうけど・・。
それにしても、今までヴァイオリンを間近に見たり聞いたりする機会がほとんどなかった私に、これらの素晴らしさや一般品との違いが分かるはずもなく・・・。やはり敷居が高〜い世界でした・・・(^_^;)

せっかくなので、トッローネを物色をすべく露店の前をうろうろと。。
あまりに店が多すぎ種類も多すぎで、見ているだけでお腹いっぱい。そんな中、大きなトッローネの塊を威勢良くバッタバッタとカットして、シニョーレが歌うように呼びかけて味見を促している1軒の露店に目がとまりました。
たまたま味見したのがノーチ(くるみ)入りで、今までの”歯にくっつく””固い”というトッローネに対するイメージを払しょくする柔らかさと爽やかな甘みですぐに気に入り、即決、200gを3個お買上げ〜♪
でもでも、後でよーーく見たら、クレモナ産じゃなくてサルデーニャ産でした(笑)
美味しいからノン・チェ・プロブレーマ!

←朝通ったカヴール広場にも、一角にストラディヴァリ様が。
やはり彼の人気はダントツなんでしょうか。

→町なかの通りの一角に、ガラスケースに入ったヴァイオリンが。
「マエストロ ジョルジョ・スコラーリ
弟子のイトウ○○○」

・・・って、日本人女性の名前じゃ〜ないですか!すごーい!
何だか急に誇らしい気分に(笑)。

1 ←お菓子屋さんで、ヴァイオリンの形をしたトッローネ発見。


↑ヴァイオリン型の瓶に入ったグラッパやリモンチェッロなどのリキュール達。どれも音楽好きの方へのお土産によさそ〜です。
右側は、なんとヴァイオリンの製作工具や部品をかたどったチョコレート!どこまでも、ヴァイオリン愛。


↑駅前につながるガリバルディ大通りは雰囲気のある建物が立ち並んでいます。多分、左写真の建物が15世紀のライモンディ館で、現在は弦楽器製作学校が入っているそうです。

←ガリバルディ通りで、ちょっとモダンな雰囲気の工房発見。ヴァイオリンをモチーフにしたオブジェはちょっぴり欲しくなりました。

→お菓子屋さんやバールのウィンドウは、各種自家製トッローネのオンパレード!
卵白生地なしでアーモンドむき出しのタイプもたくさん見かけました。

しっかし、なんて淋しいんだ・・・
大通りと言えど、12時〜16時までは軒並みお店がシエスタ中で、スーパーでさえ開いてない。
唯一見つけたトラットリアは120%満席状態で、速攻あきらめ・・・。おまけに、ほっぺがパリパリになるくらい空気が冷たく、ひもじさが一層こたえます・・

↑結局、駅まで来てしまったので、駅前のバール兼お菓子屋さん2軒をはしご。というのも、列車の時間までまだ1時間半もあって、でも駅の中はどこも寒くて寒くて、構内のバールの食べ物はまずそうだし。。。
というわけで しばし駅前を放浪しながら、長居しにくいバールをはしごしたというわけです(^_^;)
室内の温かさに体の芯からほーーっとします。
お菓子で有名な土地柄が関係あるのかどうか、この2軒でいただいたパスティーニ(菓子パン、ミニケーキ)がまたすこぶる美味しく、これにもちょっと救われました。。(ちゃっかりプロセッコ飲んでるし・・(^^ゞ)

それでもまだ時間が余り、ちょっと早いけど寒い駅で待つことに。
こんなことなら、コムーネ広場辺りでランチの場所を探すべきだったなぁ。。

←駅の窓口の造作がとても素敵でした。

→16時半、車窓から日没を望む。
北イタリアの晩秋〜冬にかけては、霧の日は1日中晴れることはないのね・・
そんな日が続くのね・・



さて、再びミラノです。最後にざっとリナシェンテやヴィットリオ・エマヌエーレ通りのCDショップなどをチェックしたついでに、この9月にできたばかりという新スポットものぞいてみました。
通りからちょっと入ると、周囲から完全に浮いているひと際明るいエントランス。新しいコンセプトのコンテンポラリー&ラグジュアリーストア”エクセルシオール・ミラノ”です。
元々映画館だったそうですが、よく覚えてない・・・(^^ゞ
地下2階地上5階からなる店内のほとんどは、アクセサリーを含むファッション系のブランドが入っているのですが、1階にはコスメと、マカロンのラデュレと、あのティファニーが混在。何とも不思議な感じです。空間構成やディスプレイ、什器など、どれもオシャレでモーダでスノッブで、庶民なんて受け付けないわよオーラがプンプンします(笑)
実際、まだ珍しさもあってかお客さんはかなり入ってますが、実際に買い物している人はほとんどいないような・・。
地下は、日本のデパ地下さながらのフードフロアーで、なんと八百屋、魚屋、お肉屋さんと生鮮食品まであってびっくり。イタリアのデパート系では初のことではないかしら?
(右写真) 上階からのぞいてみても、画的に美しい八百屋さん。全く売れてなさそで、まるでディスプレイみたいなんですけど。。。大丈夫??(って余計なお世話か)
食品、食材も少々値段はお高めですが、毎日10時〜21時までOPENしているので旅行者にとってはお土産探に重宝するかも。目の保養にもよいです(笑)


↑さて、この旅最後のチェーナ(夕食)です。ホテルから近いところがいいなぁ。。と思い出したトスカーナ料理の美味しかったトラットリーア、”トッレ・ディ・ピサ”へ10年ぶりの再訪です。
20時過ぎ、予約なしでしたが小さなテーブルを1つあけてくれました。
お昼がアレだったもんで、ついがっついて・・・(^^ゞ。 前菜の盛り合わせに、今が旬のカルチョーフィ(アーティチョーク)も食べたいと言うと、インサラータで少しだけ持ってくるよと言ってくれて。。。
このポルペッティーニ(肉団子)を揚げたのが美味しくて!! これだけというメニューもあって、大人気のようでした。
クロスティーニも食べていると、一瞬ミラノにいることを忘れちゃいそう〜。
カルチョーフィのサラダは、生で薄くスライスしてパルミッジャーノとバルサミコ酢とオリーブオイルであえたもの。
くたくたに煮たものも旨いけど、生も美味しい!気に入りました。

←プリモに頼んだフンギポルチーニのタリアテッレ。生のポルチーニがとろとろして甘い!あっという間にぺロリンチョ♪

9時頃になると、広い店内はほぼ満席。こういうのを見ていると、「レストランはどこも一杯だから我が国は大丈夫だ」とのたまったベルルスコーニ(当時はまだ首相)の言うことも、あながち外れてはないような・・(苦笑)

さすがにドルチェは無理で、1/4赤ワインとお水とグラッパ入りカッフェで、締めて47ユーロ(約5,000円)なり。
ちょいお高めな気はしますが、お味は大満足です。
カルチョーフィのサラダは”ポーコ(少しの量)”とは言ってくれましたが、お値段は普通に取られます。(一般的に)

TORRE DI PISA
Via Fiori Chiari, 21(ブレラ地区)  
tel: 02-874877 土曜のランチのみお休み
http://www.trattoriatorredipisa.it/
基本、トスカーナ料理とうたっていますが、ミラノ料理も他の地方料理もあり。

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<オマケ>
翌日、11月20日帰国日。
朝10時半リナーテ空港発のルフトハンザに乗るべく、8時過ぎにはタクシーで空港へ。
今日もこーんなに霧がかってますが、大丈夫かなぁ。。飛行機ちゃんと飛ぶかなぁ。。とちょっとドキドキ。

そんな不安は杞憂に終わり、予定時刻に無事出発。下界のもやもやとは打って変わって、雲の上は快晴です!って、当たり前か^_^;

今回も特にエアーのトラブルもなく、我がトラウマも少しずつ過去のものに・・・(笑)


次回の訪伊は、2012年5月に決定!
引き続き、旅日記をお楽しみに〜!!
Ci vediamo presto!!