旅日記(オススメレストランやホテル情報もあり) 今月のお土産プレゼント 店主のつぶやきBlog 店主のひとりごと イタリア語のお勉強中の方へ ミラノ情報・2003年〜2005年 美味しいレシピ満載です! リンク集 フィレンツェのホームステイをご紹介しています お買い物代行承ります 翻訳サービスはじめました 直接商品をご覧いただけます
 
HOME > 旅日記
 
 

19/novembre(11月)/2011> a Cremona vol.1 <2011年11月19日(土)>


昨夜あれから、今朝郵便局から出荷するための荷造りをしていたのですが、途中ものすごい睡魔にやられてダウン。
3時に飛び起きて荷造り再開。ブログも書いて、5時に再びベッドに入り6時に起床。我ながらエライ(笑)


←7時半お朝食〜〜!久々に見る充実ラインナップ。何から盛ろうかキョロキョロしちゃいました。
同じ4つ星でも、中央駅前のホテル・ミケランジェロにはさすがにかないませんが、十二分な品ぞろえ。あそこのは最早朝食ではなくて昼食ですから(笑)。

ダイニングルームは2階(イタリア式1階)にあって、全面の窓がガリバルディ通りに面しているので、朝の町の様子も眺められてなかなか楽し♪


荷物の出荷も無事に終え、中央駅に移動します。一応、業務的なことはすべて完了したこともあり、最終日の今日は、おなじみの日帰りの旅を決行することに。
場所は、ヴァイオリンで有名なクレモナの町。
ミラノから普通列車で1時間ほどで行ける近さなのに、何となく今まで行きそびれていました。
以前は、乗り継ぎが面倒なイメージもありましたが、今は中央駅からの直行便が2時間ごとに出ています。
→ 乗り場ホームは、ローカル専用の1番東側奥〜〜の方にあり。一瞬見当たらなくて焦りました。

←ホーム探しで焦っていると、ついつい忘れがちなこの「ガッチャン」。
これを忘れちゃうと、正規料金の何倍も更に払わないといけなくなるのですから、乗り込んだ後に思い出して何度冷や汗かいたことか・・・(^_^;)
どんどん新しい列車たちがデビューしようと、eチケットが普及しようと、紙のタイプの刻印はなかなか変わらないようです。

10時20分、予定通り出発です。
ほどなく、外は霧と靄で真っ白に。(列車の窓が相変わらずチョー汚い)

このままクレモナも真っ白だったらどうしよう〜〜

11時半、クレモナ駅に到着!
やっぱり少しモヤってます・・・


↑とりあえず、駅前からまっすぐのびる大通りを町の中心・コムーネ広場目指して歩いて行くと、通りの後半あたりから何やら賑やかな雰囲気に。。メルカート(市)かしら?と思ったら、明日の日曜に開催される”トッローネ祭り”の前日祭のようでした。
”トッローネ”とは、蜂蜜と卵白をベースにした生地にアーモンドなどを加えたいわゆるヌガーのような、イタリアの伝統菓子で、よくクリスマスの時期に食されます。
クレモナとトッローネ?? 今まで、シチリアやサルデーニャ島の郷土菓子と思いこんでいたので、意外な組み合わせにしばし首をかしげておった私・・・。後で調べると、ここクレモナもまた、トッローネで有名な土地なんだそうです。


↑というわけで、イタリア中の各トッローネ名産地から集まってますから、それはもうものすんごい数の露店で、その分トッローネと一言では片付けられないくらいの種類の多さで、どうやって選べばいいの〜〜!?な状態でした。

→とりあえず、カブール広場に到着。
わわっ・・・あの霞んで見えるのはやはり、トラッツォ(塔)だよねぇ・・
実は、まずはあれに上るのが目的だったのですが、既に何も見えてません・・・^_^;

→それでも行ってみないことには始まらない。
クラシックが好きな方には垂涎ものの”ヴァイオリンの展示室”があるコムーネ宮は、一旦通り過ぎて、、と、、

←町のシンボル、トラッツォとドゥオーモ!
のびやかな総レンガ造りの塔と、美しいファサードを持つドウオーモとの見事なコンビネーションが素敵です。
あぁ、、晴れていたらもっと映えただろうなぁ・・
半分白〜く消えかかっているこの塔に今から頑張って上っても、結果は火を見るよりも明らか、なのですが・・


↑体験することに意義がある!ということで、5ユーロ払っていざ入場。
午前中は13時までで、12時半で出入口が閉まります。私が着いたのが12時5分前。「12時半までには戻ってきてね!」と念押しされました。。
最初の方は、レンガ壁に囲まれた石の階段が続きます。途中の小窓から見えるドゥオーモの外観。ファサード以外は総レンガ造りで、この町全体のレンガ色とも相まって、本当に中世に迷いこんだように感じます。

途中で頼りなげな木の階段に変わり、霧の湿気で足元も悪く、ちょっと怖くなってきました。
→更に、ラストの何十段かがこのらせん階段で、もう怖いのなんのって・・。今まで、高い所あれば好んで上ってはほぼ制覇してきたものですが、年なのかしら・・それともここが特別怖いのかしら・・

なのに、私の前にはハイヒールで上っているイタリア人女子がいました・・ツワモノというかなんというか。
意外なことに、こんな状況で上る人、私以外に6人もいました(笑)


頂上ちゃ〜〜く!
えぇえぇ、分かっていましたとも。
本当に真っ白で、目を凝らしても何も見えませんでした。
502段は水の泡〜〜。いや、これもよき思い出です。

ここにいてもしょうがないので、早々に下城(笑)。
らせん階段と木の階段は、更に足が震えて泣きそうでした。あぁ、やっぱり年のせいかしらん。

悔しいので(笑)、途中でまた何度も小窓から”霧の中に浮かぶ中世の町”をじっくりを感じながら下りていきました。
左側に見えるのはコムーネ宮。その前に広がるのがコムーネ広場。イタリアを代表する最も美しい中世の広場の1つだそうです。

出入り口に着いたのがちょうど12時半。
私の後ろでがちゃっと施錠されました。
あれ?他の6人はいつの間に行っちゃった・・?

さて、次はいよいよSALA DEI VIOLINI(ヴァイオリンの展示室)へ!