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15/maggio (5月)/2012> a Pistoia vol.2 <2012年5月15日(火)>


←ドゥオーモ群から少し北の方にあるチェッポ病院。13〜14世紀の創立で、木の幹の中に献金を集めたことから、”切り株”という意味の”チェッポ”と名付けられたとか。
手前にある柱廊は16世紀頭に付け加えられ、その壁に施されたブルーっぽいものが目を引きます。


→遠目にもハッとするような美しい帯の装飾は、前述の彫刻家、アンドレア・デッラ・ロッビアの息子のジョヴァンニ・デッラ・ロッビア等による釉薬テラコッタ。
各アーチの間に配されたメダイヨンも、素敵なアクセントになっています。


↑チェッポ病院の近くの少し奥まったところにひっそりと建つ、サン・バルトロメオ・イン・パンターノ教会。こちらはロマネスク様式ながら、少し簡素な印象のファサードはピサ様式。内部は、前述のサンタンドレア教会に似た感じ。細かいレリーフが目を引く説教壇は、ジョヴァンニ・ピサーノのよりも以前の作品。

←ドゥオーモから少し駅方向に戻ったところに、これまた側面一面が緑と白の大理石の縞模様でインパクトのある教会があります。サン・ジョヴァンニ・フォルチヴィタス教会は、ピサ様式を採り入れ12〜14世紀にかけて建てられました。
内部には、見どころある美術作品が色々と収められているそうですが、なんとお休み・・・
大好きなデッラ・ロッビア派の作品もあるんですって・・・(;_;)

→教会のちょうど向かいにある同じく縞模様の建物の中には、ヴァリアーニというお菓子屋さんが入っているそうなんですが、またしても工事中で閉店ちゅ・・・(;_;)(;_;)
ペルバッコさんのサイト情報によるとフレスコ画が残る店内が美しいそうです。はぁ〜

しかも、ちょうどこの教会とヴァリアーニの真ん前の通りが大工事中で、砂埃が舞うわ舞うわでまたもやくしゃみの大連発(T_T)

←大通りに面してどっかと構える13世紀末建立のサン・ドメニコ教会。


→こちらも13世紀製のピサ様式の教会、サン・パオロ教会。開口部を含む彫刻やアーチなどの設えがとってもエレガント!

こんなふうに、この小さな町には、大小含む中世時の教会が、犬も歩けば棒にあたるさながらに数多く見られました。 ピストイアの全盛期が13世紀で、14世紀に入ってすぐにルッカやフィレンツェ勢力によって没落を余儀なくされたことを物語っています。

→どこの町でも見られる光景、イタリア名物、シニョーリの井戸端会議!(笑) 奥のベンチも然り。

←町の中で最も賑やかと思われるサーラ広場には、お店やバール、レストランなどが集まっています。小さな広場でひと際存在感を放つこちらは井戸。よく似た井戸をどこかで見たような・・・。



どうせなら、夕飯をここピストイアで食べていこうかと思ってたのですが、6時の時点で既に歩き疲れ、良さげなトラットリーアやオステリーアは軒並み7時か7時半OPENで最早それを待つ気力もなく・・・
サーラ広場の一角に通しで開いているビッレリーア(ビール居酒屋)に入ってみました。
ビッレリーアですから、様々な国と種類のビールがいただけてなかなか楽しく、ハムやサラミなどを適当に盛ってもらって至福のひととき♪
店内から、さきほどのサン・ジョヴァンニ・フォルチヴィタス教会の一部がのぞけてちょっとお得な気分!(^^)!

←7時半、フィレンツェに帰る!
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会は、ついいつもファサード側からのみ撮りがちなので、たまには駅側からも撮ってみる。

→こうして見ると、やっぱりフィレンツェの洗礼堂は大きいぞ。ドゥオーモ群を見る時の大好きな時間帯、日没の約1時間前。

今回のフィレンツェの滞在では、夜の予定が定まらなかったので、結局ホストマザーのNildeにも声をかけなかったのですが、急きょ連絡を取る用ができて9時頃電話。
「今からティラミス食べるから来なさい」
と言われて、すぐに駆けつける(笑)。

←ちょうど、ステイの方とフィレンツェ在住の方(いずれも日本人女性)が一緒に夕食を取られた後で、お手製のティラミスが切り分けられる最中でした。
ん〜〜Buono!!! ラッキ〜♪
それに、やっぱりNildeに会えてよかった。

→1時間ほど話をした後、フィレンツェ在住の方と一緒においとましました。
町はすっかり闇の中。でも、どんなシーンも絵になります。


翌朝、寝坊することなく無事に出発。
荷物のチェックが厳しいフィレンツェ空港で、またもやひと悶着ありましたが(ブログ参照)、今回も無事に帰国することができました。
次の予定は・・・・まったくの未定!
イタリアの空気が恋しい恋しい今日この頃です・・(;_;)

FINE