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8、9/maggio (5月)/2013> a Firenze <2013年5月8日(水)、9日(木)>


今年の3月にネットショップを閉めてはや1ヶ月半が経った5月初旬。
最早仕入れというメインの目的がなくなった今、何のために行くのか?と聞かれれば、
そりゃもうなんだって目的なぞ作れるもんなんです、と答えます(笑)
いや真面目な話、決して遊びだけじゃなくて、既に閉店前から決めていた今回の訪伊、行ってまいりました。

前回は去年の5月のこの同じ時期で、緊張感の足りなさからか大寝坊で大冷や汗をかきましたが、今回は何事もなく、爽快な出発となりました。
ま、午後発のアリタリア便ゆえ、普通に起きる時間でよかったという幸運もあり(^^;)

北部エリアに我が家があるので、いつも乗合タクシーはお迎えが1番最初。今回も1番で、でもその後のピックアップは1か所のみ、しかもホテル宿泊のイタリア人女性の2人組!
およっ、出発早々イタリア語でコミュニケーションとれるじゃん!と思うところ、ここが私のあかんたれなところで、スマホの写真を見ながらあまりに楽しそうに京都旅の思い出話に花が咲いてる風の彼女たちの間を割る勇気もなく、寝不足で面倒くさくすらなってそのまま居眠りモードに入っちゃいましたとさ。。。しかも、そのうちの1人は最後のフィレンツェ空港まで同じ便だったという。。あーぁ。

13時25分発の便は無事定刻出発。アリタリアさんと言えども、そう毎回毎回遅延や何かがあるわけではありませんので(笑)、と言いつつ、毎度ドキドキものですが。

ここ半年ほどの円安傾向のおかげか、イタリア人ツーリストがまた復活の兆し?!と思うくらい大勢搭乗していましたが、反面日本人がグッと少ない。。あ、単純にGW連休明けだからかな(^^;)
4人席も1人占め状態ですこぶる快適でした。

映画「リンカーン」やイタリアのコメディ映画を見つつ、読書しつつ、2時間だけ眠ってローマに到着。予定通り1時間半後に乗り継ぎして22時半フィレンツェに到着!荷物もちゃんと出てきた!アリタリア空港職員による盗難事件報道のすぐあとで、今が一番安全な時とは分かりつつも全身全霊でほぉ〜〜〜〜っ。


フィレンツェ空港は去年リニューアルが完成したようで、以前の暗ーくてしょぼーいイメージから一新!
色々見て回りたい気持ちを抑えつつ、夜も更けてるのでホテルへと急ぎます。。


タクシーでフィレンツェはサンタ・マリア・ノヴェッラ駅方面へ。
今回は、前回と前々回に宿泊して常宿にしたいと思っていたドゥオーモの目の前のB&Bが2ヶ月前の時点で既にいっぱいで、色々探して初めての駅前のB&Bにしてみたのですが、思っていたパラッツォ(建物)と違って右往左往。というのも、B&Bの場合、普通のホテルのように看板の類が表に出ていなくて、パラッツォの入口にインターフォンを兼ねた小さなプレートが掛けられているのみ。通りは分かりやすいものの番地の数字にそれらしきものがどうしても見当たらず、夜も遅くてあまり雰囲気のよくない駅前ゆえ、スーツケースをごろごろしながら探しているのはさすがに焦る。
国際電話になっちゃうけどしょうがないとお宿に電話してみると、どうも目の前のよう。。。ううーん。。。ないよないよーとウロウロしていると、上の方から「シニョ〜ラ〜」と声が聞こえる!お宿のあるフロアーの窓からフロントの方が手を振ってくれてました。なんだなんだ〜、番地の場所からエライ離れてるし〜!!という文句は通り越して、心底安堵。。。

ラファエッロの天使たちの絵が掛けられたダブルルーム♪
シングルユースで朝食込、WifiフリーでBooking.com経由の1泊105ユーロ。但し、シャワーのみの冷蔵庫なし(夏はちょっと不便かな)。

フロントマンはペルー人の男性で、きめ細かく対応してくださいましたが、私がチェックアウトする際、もうすぐ他に移るんだと言ってました。。(オーナーに安月給でこき使われてるかららしい(^^;)) なので、次から来る方にこのお宿の運命がかかっているかと思われます。。

  Florence Room B&B
  Via Fiume,1   http://www.florenceroom.it/

←私の好きな出入り自由タイプ。
部屋の扉、お宿の扉、パラッツォの扉、パラッツォと道路の間の鉄の扉、の計4つ。
なかなかいちいち大変ですが、”がちゃがちゃ鍵を開ける”というこの作業がいちいち何となくうれしかったり(笑)。

既にこの時点で23時すぎ。お腹は激減りですが、さすがの私も諦めておとなしく片付けとシャワーだけして、メラトニン飲んで寝ます!

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翌朝5時半には目覚めぱっちり!
メラトニン効果か何だか熟睡できた気分です。

7時半には準備万端。朝食は8時以降なので、まだかまだかと待ちわびる。
お部屋内でのシンプルイタリア式朝食です。

食べられるものは、カプチーノとヨーグルトのみ(苦笑)。
最初の日だけ、甘ったるいオレンジジュース少々、りんごもむいて(これもあまり美味しくなかった)、袋入りクロワッサン(これはこれでありかも)をいただきました。

←道に面した入口はこんな感じ。こりゃ夜はわかりにくい。しかも、住所の”1番地”から30mは離れてましたよ・・・

あさってのボローニャ行きの切符を買いにまずは駅へ。
去年4月に開通した新高速鉄道「イタロ」を、今回こそ利用するタイミングはないだろか。。と思っていたら、フィレンツェ〜ボローニャ間を走ってるじゃあ〜りませんか!しかも、中央駅どうし。
たった37分の道のりですが、金額も時間もAV(アルタ・ヴェロチタ)とほぼ同じですし、体験することに意義ありでしょう。

→そして、これがイタロ専用券売機。
操作画面、でかっ!!

自分の名前も入力しないといけなくて、画面が大きいと当然表示される文字も大きく、何となく思いっきり急いでしまう小心者のワタシでした。。。

←たった1年見ないうちに、フィレンツェ駅構内もリニューアルされていて、ホーム正面のバールや売店があった部分は閉鎖され、東側出入り口の角にマックを含むバールが移っていました。(今まで何があったんだっけ?)

でも、駅を出てすぐ目の前に以前からマックがあるのに、なぜにここにもダブらせる?!?

→駅前のナツィオナーレ通りのバス停前に、CONAD系のスーパーができていました。商品的にもちょっと上級路線で品揃えも豊富でこれはすごく便利!
そういえば、中央郵便局そばのかつてのSTANDAが一旦BILLAになり、今回行くとCONADに変わっていました。
スーパー業界もめまぐるしい。。

←まずはサンタ・マリア・ノヴェッラ教会に挨拶しなきゃ。

4月末からつい昨日までは晴れてもすぐにぐずぐず天気、という日が続いていたそうですが、今日は幸いにもこの通り!
フィレンツェはこうでなくっちゃ!


↑レプッブリカ広場西側の通りでは、臨時の花市場なのか、数百メートルに渡って様々な切花や鉢、苗や種などが売られていました。お天気もいいので気持ちよさも倍増です。
右写真は、この通りに面してかつてあった大型書店EDISON(エジソン)。去年の11月に惜しまれて閉店したことは、現地在住者の方のブログで知っていましたが、やはりこの目でその姿を見ると非常に淋しい。。。このあとは何が入るのでしょうね。。
→毎度同じような景色ばかりですが、つい撮りたくなっちゃうのです。


←もちろんドゥオーモ群の皆様にもご挨拶。

空は非常に爽やか色をしてますが、
日差しはもう夏モードで暑い。。



お買い物代行に若干手間取り、気がついたらお昼をとうに過ぎてました・・・。今夜はがっつりディナーの予定なので軽くパニーノにしよう!ということで、初めて来てみました、パニーノ屋さんのBONDI。
  LE FOCACCINE di BONDI 
Via dell'Ariento,85R (中央市場のそば。露店が迫ってる通りなのでちょっと見つけにくいかも)

↑意外に奥に広い店内にはテーブル席がずらりと並び、もちろんそこに座っていただけます。
正面のケースの中に色々ある具材、惣菜から選んでもいいし、黒板に書いてあるメニューから選んでもOK。私はシンプルにラルドとポモドーロでいただきました。1個3ユーロ。
ほんわか温めなおしてくれるこのフォカッチャが、もうサックサクでBUONISSIMO!! あっという間にぺろりんちょでした。
美味しいからお客さんは入れ替わり立ち替わりで来るのですが、テイクアウトも多くて店内は終始すいていたので、ゆっくりとランチタイムを過ごせました。



↑以前、SERVI通りにあった老舗のキッチン用品店、ディーノ・バルトリーニが閉店して早2年以上。。私も大好きでよく覗いていたので、閉店は非常に残念に思っていましたが、同じ通りの奥の方(Via dei Servi,72)で再開しているという噂を聞きつけ、行ってみました。

あった!!でも、店名の最初の”d.”の字がないけど。。

もう1年ほど前にはここに移っていたようです。

以前は角地で広々としていて、いくつも部屋があって渡り歩くだけで楽しかったものですが、新店は単に四角い見晴らしの良いスペースで、面積は以前の3分の1くらい?ウィンドウのディスプレイは相変わらず楽しい趣向で見せてくれますが、店内はどうもワクワクしなくなっちゃいました・・・ん〜〜残念。


↑フィレンツェに来ると必ず通るALBIZI通りを更に東に進むと、骨董というかガラクタというか(笑)そんなお店が軒を連ねるチョンピの広場に出ます。私はいっつもただの冷やかし(^^;)。錆びたカトラリーは誰が買うんだろう。。と余計なツッコミばかりしてるヤな奴です(^^;)(^^;)
でも、お天気がいいと、このまったりとした空間が更に気持ちいいから好き。

→ベッカリア広場まで出てきたので、ついでにお茶でも致しましょ!
美味しいスイーツ店として日本の雑誌でも紹介されている、DOLCI E DOLCEZZE。
夕方4時の時点で少しだけ残っていたプチケーキたちの中から、ラズベリーのタルトをチョイス。(1個3.5ユーロ)
一緒に頼んだカッフェ・マッキャートがこれまたなんだかすごく美味しいぞ!いずれも店内の小さなカウンターでいただけます。

  DOLCI E DOLCEZZE
  Piazza Beccaria,8  月曜休み


↑いきなりですが!!チェーナ(夕食)です(笑)
フィレンツェに来た時にタイミングが合えばいつも遊んでいただくペルバッコさんのご夫妻と19時半頃待ち合わせて、トラットリーア・ガルガーニへ。店内はファンタジーアな雰囲気で、サトさんとも気心知れたシェフやスタッフに、私も一気にリラックス。
ちょっとだけ前菜をつまもうということで、スカモルツァチーズとアンチョビのクロスティーノを1個ずつ。この塩気にプロセッコが進む進む!
プリモに選んだこのボッタルガ(からすみ)のスパゲッティの美味しいこと!!一体どれだけ使ってるの?!というくらいのからすみの量にもびっくりで、これだけ使うとこんなに乳化して美味しいのね〜〜と全員で感動。1皿20ユーロもして驚きましたが、納得です。サトさんたちがチョイスしたタコとエビのパスタも、ピリ辛トマトソースのガルガネッリもBUONISSIMI!


↑パスタでけっこうお腹がいっぱいになってきましたが、せっかくなのでセコンドに、レモンソースのスカロッピーナ(薄くのばした仔牛肉のソテー)をみんなでわけわけ。
さっぱりとして美味しい!なにげに付け合せのポテトがまた最高。
ドルチェもこの際みんなでわけわけ。イタリアでは珍しいレア系のチーズケーキ。最後まで堪能させていただきました〜〜
キャンティクラッシコ1本開けて食後酒も飲んで、締めて1人60ユーロなり。大満足ですっ!

←TRATTORIA GARGANI (元”GARGA”)
Via del Moro,48
http://www.garganitrattoria.com/
tel: 055 2398898  19時〜24時まで毎日営業!

あ〜〜美味しかった!楽しかった!
毎度感謝感謝のお2人です。

今は20時半すぎまでほんのり明るい季節ですが、さすがに23時にはこんな感じ。
さすがに肌寒い!

明日も1日フィレンツェです。