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10/maggio (5月)/2013> a Firenze <2013年5月10日(金)>


今朝も5時にばっちりお目覚め。睡眠時間は4時間ほどだけど、熟睡感いっぱいですこぶる元気(^O^)

ルームサービスの朝食は、カプチーノとカップのヨーグルトだけいただいて、さっさとホントの朝食へ(笑)。

ひっさしぶりに中央市場をのぞいたついでに、たまたま目にとまったバールで甘いパンとまたカプチーノを。
カウンターでパクパクいただきながらなにげにバール内をぐるっと見ていると、お店とおじさんが写った日本語カラーページの切り抜きが貼ってあるのを発見。何かの雑誌で紹介されたようで。
おじさんに「日本に紹介されたんですね」って切り抜きを指さしたら、ただニーッっと笑っただけ(笑)

カップに書かれた”Alma&Claudio”が店名のようです。
そういえば、やたら紫色が多かったような。。(おじさんのシャツも紫ストライプ!) どうりでレシートには”FORZA FIORENTINA”と書かれていました(笑)



市場内を少し散策。ここ10年ほどですっかり観光地化してしまって、値段も高めで若干スノッブな印象になりつつある中央市場ですが、場所も便利だしお土産や新鮮な食材目当ての場合はやっぱりうれしい存在です。
↑フリットにするとそれはそれは美味しい花ズッキーニが、6本も入って1ユーロ(約130円)!!

中央駅前からミニバスでオルトラルノ(アルノ川対岸)地区へ。
9時半頃だと、町はまだバールやよろず屋さんくらいしか開いていなくて静かで穏やか。

サン・フレディアーノ通りを歩いていて、なにげにふいっと右を向くと視界に入ったので、行ってみましたサンタ・マリア・デル・カルミネ教会。もう10年ぶりくらいになるかしら。。

ここは、ブランカッチ礼拝堂があまりにも有名なので、このカルミネ教会自体は全く記憶にございませぬ。。(^^;)

窓からたっぷりと光が注ぎ明るい内部は奥に深い単廊式。
このヴォールト天井に描かれた巨大なフレスコ画が、聞くところによると”だまし絵”らしいのですが、結局私にはどうだまされてるのか全然判りませんでした・・・
首、痛いし・・・

ブランカッチ、ふらっと予約なしでも入れるならまた見ていこうかと一瞬迷いましたが、OPENまであと30分近く待たねばならないので、またいつかのお楽しみに。




まるで、巨大な浴槽からぶくぶく泡が溢れ出ているような、ちょっと異様な光景に思わずカメラを向けたある小路。
真下から見上げると、ほんとに蔓の先からぼとぼと花がこぼれてきそう!
この木、白モッコウバラと言うそうです。それにしてもすごい!


最近中心部でよく見かけるようになったこの手のゴミ箱。
以前は、もっと大きい置き型のゴミ箱が主流でしたが、とってもスマートで清潔な印象に。
観光客も、いつでも自由にこの中にゴミが捨てられます。分別は、「缶・ビン・プラスチックなどの資源ゴミ」と「それ以外」、とかなり大まか(笑)
⇒この反対側にペダルがあって、それを踏んでゴミ箱の蓋を開けます。


↑ 日中、偶然、ゴミ収集車に出くわしたのですが、初めてこのゴミ箱の構造が分かりました!
地下にこんな大きなタンクが埋め込まれていたなんて・・(*_*)
しかも、タンクごとクレーンで引き上げて、収集車の上まで移動させてタンクの底をパカっと開けてガッと捨てる。ひゃ〜何だかすごいぞ!
これまでの置き型タイプは、クレーンで持ち上げてガバッとひっくり返して捨てるやり方だったようですが、いずれにしても、夜中や早朝に収集車のものすごい音がよくお宿の窓から聞こえてまして、こりゃうるさいはずだわ、と改めて思いました。。
ただ、日中だと、路駐の多い町なかですから、一旦収集車が停まって作業に入ると10分以上は動かないので、ものすごい渋滞を引き起こしてました。。


相変わらず政治は不安定で不景気で二極化が進むイタリアでは、日本に劣らず小さな個人商店は益々厳しい状況に陥っています。気に入っていたお菓子屋さんが中国人向けスーパーにとって変わっていたりとか、ミニスーパーのスタッフが全員中国人に変わっていたりとか、空き物件がやたら目立ったりとか。。来るたびに淋しい状況が増えていってる気がします。
一方、景気のいいところは益々繁盛。
↑例えば、日本にも輸入・販売元があるホームフレグランスで人気のドットール・ヴラニエスは、旗艦店が大リニューアルされてラインナップもどんどん増え、更に3店舗目がスパーダ通りにOPENしていましたし、今回もお買い物代行のリクエストがあったので訪れたサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局も、また店内を少し改装して奥の部屋が在庫室を兼ねたレジ専用ルームとなっていて、どんどんシステマチックに。
いいものを着実に作り続け、商売センスまで持ち合わせていれば、鬼に金棒、不景気なんてどこ吹く風ってことですかねぇ。。

←鮮やかな芝生の周りを取り囲むようにミニバラ(だったっけ?)まで植えちゃって、どんどんきれいになっていくサンタ・マリア・ノヴェッラ広場。

今日はそれほど気温も上がらず、5月らしく爽やかな陽気です。

→本日のランチも、昨日に続いてBONDIでパニーノと生ビール!
ルッコラ&モッツァレッラという基本のメニューに、ケース内にあったフンギ(きのこ)のマリネをちょこっとプラスしてはさんでもらいました。
はぁ〜ほんっと、このフォカッチャ美味しいな〜〜。

LE FOCACCINE di BONDI 
Via dell'Ariento,85R

←何となく、初めて入ってみました、”ダンテの家”博物館(4ユーロ)。
ダンテ・アリギエーリといえば、「神曲」で有名なイタリア最大の詩人、ですが、我が知識はここまで。神曲のしの字も読んだことありませぬ・・(恥)

→ノンチェ知識な私でも、なかなか面白いと思えたこの博物館。展示物はもちろんすべてダンテゆかりの品々ですが、例えば、ダンテがフィレンツェで1265年に生まれて1301年に追放されるまでのどこかの時期のフィレンツェの様子が描かれた絵やジオラマなどに妙に反応(笑)。
サン・ジミニャーノほどではないですが、城壁内にはあちこちに高い塔が建てられていて、場所ともに興味深い。これも当時の教皇派と皇帝派との対立による権力誇示からくるものかな。


↑13世紀末のフィレンツェはこんなふうに6区画に分けられ、それぞれにシンボルマークや旗などがあったそうで、シエナの17個のコントラーダを思い出したり。。
「神曲」三篇の”地獄編・煉獄編・天国篇”がそれぞれイラストで表現されていて、馴染みのない”煉獄(PURGATORIO)”を凝視してみたり。。。”煉獄(れんごく)”って、カトリックでは、天国と地獄の間を指す罪が浄化される場所なんだそうで、下の方には”地獄からの出口”があり、最上階には”paradiso terrestre(この世の天国)”が。。う〜〜〜ん、理解不能でした(^^;)。
今「神曲」について色々検索しているとどんどん興味も湧いてきて、Amazonで非常に分かりやすそうな日本語版も見つけたので、近いうちに読んでみようと決意。

←ダンテの家を見たからには、やっぱりここへ行っときましょう。サンタ・クローチェ教会前。
ダンテが睨みをきかせておられます。
教会内部にも墓碑はありますが、あいにくご本人が眠っておられるのは、フィレンツェを追放されてから最終的に落ち着いた先、ラヴェンナです。
9年前にラヴェンナを訪れたときは、モザイクに心奪われ、ダンテのお墓にまで気が回りませんでしたが・・・

→午後から急に雲行きが怪しくなり、ついに夕方にはパラパラと雨が。。
2時間後にはNildeんちに行くんだけど、どうにもお腹が減ってしょうがない。雨宿りついでにちょっと1杯♪と通りがかったワインバーへ。
実は表のボードに”グラスワイン1杯とクロスティーニセットで5ユーロ”って書いてあるのに惹かれたからなんですが、なんと出てきたのは”クロストーネ”。よく見たらそう書いてありました(^^;
更にお得感満載になったけど、これが4倍くらい差があって。。。
でも、美味しくてついつい平らげちゃいました。
キンキンに冷えたプロセッコがまた最高!

←Nildeんち!
着いたら既に、アレッシオがソファーでゴロゴロしながらテレビでアニメ鑑賞中。3年半ぶりの再会です。
もう8歳で背も伸びて、顔もちょっとオトナ顔になって、、でも所作はまだまだバンビーノで、相変わらずカワイイ!!
そのうち、ママのソニアも仕事帰りに立ち寄って、4人で夕食となりました。

グリンピースとトマトのピーチに、
ナスとリコッタチーズのはさみ焼き、
ヴァレリアーナとルッコラとトマトのサラダ、
鶏胸肉のソテーが本日のメニュー。

しゃべるのに忙しくて写真これしか撮ってない・・

→ドルチェは、初体験、セモリナ粉を使ったプリンみたいなケーキ。
なんとアレッシオ特製のいちごのマチェドニアを、たっぷりかけていただきます。
プディングは甘さ控えめゆえ、マチェドニアとよく合うねぇ〜

←食後、ソニアとはちょっと面白いことがあったので、その件はブログにて。

ソニアとアレッシオはもうラブラブで、さすがのNildeも割って入れないカンジ(笑)。

今宵もとても楽しいひととき。
御年70歳のNilde、いつもながらエネルギッシュで年を感じさせませんが、これからも益々元気で過ごしてもらいたいものです。


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