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14/maggio (5月)/2013> a Trieste vol.2 <2013年5月14日(火)>



お店を出たその足で、サン・ジュスト聖堂に向かって丘の上を目指します。
この坂道も須賀敦子さんの歩いた道かなぁ、、などと思いを馳せながら、あっという間に頂上に到着。
←こちらが、町のシンボルでもあるサン・ジュスト聖堂。それまでにあった2つの教会が14世紀に合体して出来上がったんだそうです。
ファサードの面積に対してバラ窓がかなり大きく、
櫓のような存在感のある鐘楼とともにかなりインパクト大。
1954年に正式にイタリアに復帰した際は、この鐘楼の鐘が鳴らされ、長きに渡る紛争の終わりが告げられたんだそうです。


→合体しているため左右アシンメトリーの5廊式の内部。その右側後陣の天井には、13世紀末のモザイク「聖ジュストと聖セルヴォロの中のキリスト」が、まばゆく輝いています。


同じ丘の上に建つカステッロ(城)の屋上は、さながら一大パノラマテラスとなっていて、港や町が一望できて気持ちいい〜〜!しっかし、日差しが強〜〜い!!

←カステッロを地上から見上げる、の図。かつてはヴェネツィア軍の要塞でした。
左側のアールになったところが先ほどの展望台の部分。

内部には市立博物館が設けられていますが、カステッロに入るだけなら1ユーロで入場できます。

→丘を背に坂道を下っていくと、斜面途中にバロック風な教会、サンタ・マリア・マッジョーレ教会を見っけ。
この向かって右側に、ロマネスク様式の素朴な雰囲気のサン・シルヴェストロ小聖堂があり、2つの教会の対比がユニークだったのですが、なぜかこれしか撮ってない。。。(;_;)

そのまま緩やかな坂道を下りていくとほどなく、またウニタ・ディタリア広場に出てきました。改めて一周して海と青空とが一体となった広大で劇場的な空間を満喫します。

←イタリア大通りから北側の碁盤の目のように整備されたゾーンの通りからは、間近に迫る山の連なりが難なく望めます。

→朝歩いたカルドゥッチ通りの途中から東に延びるバッティスティ通りは、瀟洒な建物が並んでちょっとエレガンテな雰囲気。

←このバッティスティ通りの18番地にある老舗のカフェ、”サン・マルコ”に入ってみました。
さきほどのウニタ・ディタリア広場のカフェ・デッリ・スペッキはじめ、トリエステには、オーストリア支配下時代の影響で、カフェ文化が古くから定着していて、他にもいくつもグラン・カフェがあります。

思ったよりも広い広い店内は、アール・ヌーヴォ調の設えで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
若干緊張しながらも、好きな席について注文を待つ。

→何かで”ゴッチャート”がオススメと書いてあって、そのことをカメリエーレに尋ねたら、”カッフェ・マッキャート”のことですって。
MACCHIATOはMACCHIA(マッキア:染み)のように、エスプレッソに少し泡立てたミルクを入れたもので一般的な名称ですが、GOCCIA(ゴッチア)は”しずく”という意味だから、同じように少しだけミルクを垂らしたもの、ということらしい。
トリエステ独自の名称なのかも、です。

おやつに、リコッタチーズが入ったアーモンド生地のタルトもいただきました。カッフェもケーキもなんかすごく旨いぞ。
 ANTICO CAFFE` SAN MARCO
  Via Battisti, 18 月曜お休み 


←色々名残惜しいのですが、予定通り、17時すぎ発の直行でヴィチェンツァに帰るとしましょう。

湾を大きくカーブしながら列車は西へと進みます。どんどん遠ざかるトリエステの町、更にこの海も見えなくなるまでずっとずっと、眺めていました。

→やっぱり乗り換えなしは楽チンです。
19時半頃ヴィチェンツァ駅に到着。
町の入口のカステッロ門の際にそびえる塔も、西陽を浴びてきれいです。

お店系は軒並み閉まってしまいましたが、まだまだ明るくて気持ちいいので、ぶらっとそのまま散歩を続けます。

サン・ロレンツォ教会の横の通りをなにげなく北上してみると、突如現る不思議な建物。
カルミネ教会、だったかと。
ネオゴシック様式のようですが、少々イスラムのかほりがするのは気のせいか。。

→ランチのボッリート・ミストが効いたのか、無駄に歩くも全くお腹がすかないので、バールで生ビールだけいただいて、本日の夕食に(笑)。


今夜は広場のあちこちでミニバンドの演奏があり、バールやカフェは遅くまで人が繰り出し賑やかでした。
ホテルはこの広場のそばなので、12時過ぎまでけっこうなボリュームで音楽が鳴り響くのが聞こえてましたわ・・ 宵っ張りだからいいけれど。

明日は最終目的地、ミラノに向かいます。