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<28/gennaio (1月)/2016> a Arezzo <2016年1月28日(木)>


若干時差ボケか、5時前にバッチリ目が覚め、そのまま起床。
朝食提携のご近所バール、Roviglioは8時以降にしか開かないので、共有冷蔵庫に常備されてるヨーグルトだけいただいて、持参の青汁飲んで、7時に出発。
外はまだけっこう暗くて、しかも小雨・・・(;_;)
7時半発CHIUSI行きのRegionale(普通列車)にて、まずは14年ぶりのアレッツォへ!

予定通り、8時50分頃アレッツォ駅に到着です。
駅前正面から伸びるモナコ通りをずんずんまっすぐ進んで旧市街方面へ。


→途中、よさげなバールを見つけたので、朝食兼トイレのため入ってみました。

ショーケースには、普通のバールであまり見かけないカワイイ形のパンやケーキがたくさん並んでいて、悩んだ結果CREMA di RISO(お米のクリーム)なるものをチョイス。
プリン型の厚めの生地の中には、さっぱりとしたカスタード系のクリームが!こりゃ旨い!

店内の雰囲気もよく、ディスプレイも商品もカワイクて、お兄さんもsimpaticoで朝から気分がよいよい♪
Antico Caffe`Novecento
Via Madonna del Prato,45


←せっかく14年ぶりに訪れたので、もちろん行ってきました、サン・フランチェスコ教会。


→がしかーし!
こちらの見所でもある、ピエロ・デッラ・フランチェスカの連作フレスコ画「聖十字架の伝説」が、このとおり全面修復中で。。。
つい2週間前の1月11日から始まって、3月頭には終了するそうな。。。ガクッ。
まま、よくあることですが。


←内部の壁やニッチなどに多くの美しいフレスコ画が残されているものの、一部剥離も激しく、単廊式の簡素な造りと相まってやや寂しい感じも。。
せめて、この連作画がまた美しく蘇ってくれることを祈って、教会をあとにします。


→この町のメインストリート、イタリア大通りの終盤に大きくそびえるサンタ・マリア教区教会。
遠くからでもそれとわかる力強い鐘楼と、リズミカルに並ぶアーチの開廊を持つファサードは、見上げるだけでは惜しいくらい美しい。。(道幅が狭いので見上げるしかない)

落石防止のためか、全体に細かな網を張って防御しているのが、ちょっと怖い気も。


←教会内部の主祭壇にあるピエトロ・ロレンツェッティ作「聖母子と聖人達、受胎告知、聖母被昇天と聖人達」の多翼祭壇画も修復中につき、代わりにハリボテが。。(;_;)

→クリプト(地下聖堂)に、大仕掛けのプレゼピオが作られていて、童心に返ってしばし遊んでしまいました(^^;

←グランデ広場!
朝10時だというのに、閑散として淋しい〜
14年前は、映画「ライフ イズ ビューティフル」の撮影スポットとして看板などで紹介されていましたが、最早何もなし(^^;

アレッツォは、毎月第1日曜のアンティーク市でも知られていますが、今回もタイミング合わず。。
そういえば、アンティークのお店も心なしか減ったような、少々淋しい印象でした。



↑東側から広場を望む、の図。サンタ・マリア教区教会の後塵も、円筒形のアーケードが美しい!
右手の開廊があるロッジャ館は、この町が生んだ芸術家、かのヴァザーリの設計によるもの。なので、この広場は、”ヴァザーリの広場”とも呼ばれているのです。
それにしても、この広さでこの傾斜度ってなかなかヘビーかと。。設計時、何か意図があったのでしょうか。。



↑そのヴァザーリが自ら内装などを手がけ、実際に一時期住まいとして使っていた邸宅が、旧市街のちょっと外れにあるというので行ってきました。
現在、”ヴァザーリの家”として公開されています。
テーマ別に名前が付けられた数々の小部屋は、フレスコ画で覆われていたり、ヴァザーリ自身や同時代の画家たちの作品が飾られていたりと、なかなか見所が詰まった小美術館でした。

→こちらも久々の、アレッツォのドゥオーモ。


←主祭壇から側面全面に至るまで、史実を元に描かれたステンドグラスがやっぱり素晴らしかったぁ。。
主に16世紀にギョーム・ド・マルシアによって作られたものだそうですが、500年経っても輝きは全く失われることはなく。。
基本的に、ガラスやタイルものが大好きなワタシ。1日中眺めていたいくらいでした。。


←先のサン・フランチェスコ教会ではご縁がなかったピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画、「マグダラのマリア」。緋色がとても印象的でした。


→さてさて、お昼の時間!
去年アレッツォに来た友人が勧めてくれたオステリアに行ってみました。
12時半、1番乗りです。



↑トスカーナ風トマトソースのニョッキと、メニューにはなかったけど白いんげんを一緒にオーダー。
トマトソースは野菜の旨みがしっかりと感じられて、しかもあっさりとしたお味。白いんげんはフィレンツェでいただくのよりもオイルの風味が強めで、これまたメチャ旨。メニューにはトスカーナ名物がずらり!他のもぜひ食べてみたい。
白ワインのデカンタとお水とカッフェで締めて25ユーロ(約3,300円)なり。

OSTERIA DE' CENCI
  Via de' Cenci,11
  tel: 0575-24572 火曜お休み
 

さっ!これからバスでシエナに向かいます!