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<09/ottobre (10月)/2016> a Firenze <2016年10月9日(日)>



←朝4時に目が覚め、途中で放置したままの雑務をこなしながら、とりあえず、共有キッチンにあるものでプチ朝食を。
ヨーグルトとパックのジュースは冷蔵庫に、パンやクッキー系は盛かごに、いつも何種類か常備してくれています。

→朝7時すぎ。
ちょこっとでも、ドゥオーモがいつも窓から見えるシアワセ♪
今日はいいお天気になりそうです!


←8時のオープンとともに、B&B提携のバール、Roviglioでカプチーノとクリーム入りのブリオッシュで朝食を♪

やっぱり、イタリアの朝はこれだな。

→朝からこの空を見ると、一気に気力がわくというもの。


まずは、今年6月にフィレンツェに来たイタリア好き友人がオススメしてくれたあるモノを見に、お出かけです。

サン・マルコ広場近くまで歩いて行って、そこから6番のバスで約10分。方向音痴の私にとって神様的存在のグーグルマップ様に導かれ、目的地を目指します。
←この塔のある教会を右へ曲がって・・・


→約数分で、到着。
フィレンツェ生まれのルネッサンスの画家、”アンドレア・デル・サルトの「最後の晩餐」の美術館”です。

入場無料ですが、入る際に脇に置かれたノートに名前を記入するように言われます。
入口から続く廊下の両壁には、たくさんの絵画が掛けられ、そこからつながる元修道院の食堂へ入ると・・・


←正面奥の壁一面に、鮮やかな色彩で描かれた「最後の晩餐」が、ちょっと劇場的なインパクトで迫ってきます。

←今まで数多の画家に描かれてきたこのシーンですが、ちょっと他と違うぞとまず目に入るのが、上部の外野的存在の2人。
うち1人は、作者のアンドレア・デル・サルトと言われているそうな。なかなか面白い趣向です。

←近づいて見て、人物たちのお顔がちょっと少女漫画チックなのが印象的。
描かれたのは1527年ですから、決して漫画ではありません。でも、なんだか皆さんキュ〜トだわ♪
そして、イエスの向かって右側のヨハネが異様に若い。女性的に描かれることが多いけど、これは美少年すぎる。。
そして、通常、テーブルの手前側や端っこの方に描かれるユダが、なんとイエスの隣に。。
アンドレアさんのその意図とはこれいかに。

Cenacolo di Andrea del Sarto
Via di San Salvi 16
火曜〜日曜の8:15〜13:50 月曜休み


→道端に立てかけられていたこちらのダンボール紙。昔の写真がたくさん貼られ、”50年前”というタイトルが付いてます。
そう、ちょうど50年前の11月4日、フィレンツェを襲ったアルノ川大洪水とその被害の様子を撮ったものでした。
4mもの高さまで町が浸水し、建物や人的被害だけに及ばず、多くの貴重な美術品や蔵書も甚大な被害を受けたそうです。
傍らに、”GRAZIE BARGELLINI!!”とも書かれています。当時のフィレンツェ市長さん、迅速な復興活動を指揮されたということでしょうか。


←さて、本日2つ目の目的地、サント・スピリト広場!
毎月第2日曜日に開催される市を見にやってきました。
実に10年ぶり!



↑以前は、広場の周辺の通りも含めてかなりの範囲に露店が出ていたように思うのですが、今は広場内だけに縮小されたような印象が。でも、アンティークものからクラフト系、アクセサリー、食品、生活消耗品、衣類などなど、多彩なラインナップでふらっと見ているだけでも楽しめます。
商材的には、版画のプリント画を少しだけゲット。

実は昨日、前回食べて超気に入ったジェラテリーア、ドゥオーモ広場のEDOARDOに行ったところ、大行列だったため断念したのですが、1個でもいいからジェラート食べたい!ということで、ポンテ・ヴェッキオにほど近いカラピーナに行ってみました。

→ストラッチャテッラ(粒チョコ入り)とピスタッキオ。最小カップで2.5ユーロ。でも、他店と比べてカップがやたら小さい気がする・・
天然素材の手作りジェラートとして人気店のようですが、まぁ普通にうまい。以上!(笑)

carapina
Via Lambertesca, 18


チェントロ内を移動するのによくミニバスを利用するのですが、今回初めて検札Gメンに出くわしました。
ドアが閉まった瞬間「切符をチェックしま〜す」と突然後ろに立ってた男性が。私はその直前に刻印機に入れてたものの、心臓バクバク(笑)。狭い車内はぎゅぎゅうに混んでましたが、男女2人組のGメンは容赦せずで1人1人切符を確認。
案の定、3〜4人の男女グループが不携帯で何やら言い訳しながらもめつつ、次に止まったバス停でGメン達と共に下車。おー、怖っ。

←そのあと、たまたま通りがかったところで、同じコンビが別のグループを取り締まってるのを激写。けっこう無賃乗車って多いのね・・。罰金、すんごく高いそうですが、皆さんちゃんと払ってるのでしょうか・・




↑本日のチェーナは、ずっと行きたいと思っていた、ダ・ルッジェーロへ!
予約が取りにくい人気店なので、フィレンツェの友人に頼んで1週間前くらいに予約しておいてもらいました。
ご夫妻のホテルからタクシーで約20分ほどで到着。

このお店はどのお料理も全て美味しいと評判で、片っ端から食べてみたいのはやまやまですが、その中から。。
トスカーナの家庭料理で言わばパンのお粥、パッパ・アル・ポモドーロに、ルッジェーロ名物、ちょっと辛めのスパゲッティ・アッラ・カッレッティエーラ、カルチョーフィ・アル・テガーメ、アリスタ(豚の骨付き背肉)をオーダー。
パッパ・アル・ポモドーロは心が溶ける美味しさで・・。カッレティエーラの辛さはやみつきになる・・・。 アーティチョークもバクバクほおばる。アリスタ、柔らかくて旨ーーい!!
もちろんドルチェも。焼きリンゴとりんごのタルトをご夫妻で、私は食後酒。この焼きリンゴのソースがまた絶品。
ハウス赤ワイン1リットル(14ユーロという破格値。でも充分美味しい)と、チーズ盛りとお水とカッフェで、締めて79ユーロ(約9,500円)はコストパフォーマンス高すぎる・・・(驚) そりゃーはやるわけです。
ご夫妻も含め、感動的に満足のルッジェーロでした。1人で行くにはちょっと遠すぎるのが難なので、グループで近々また絶対再訪したいぞ!!

Trattoria da Ruggero
  Via Senese, 89(ローマ門から南へ700mほど)
  tel: 055 220542  火曜・水曜お休み 夜は19時半〜と21時〜の2回転制


実は今日の夕方、宿のシニョーラが私の帰りを待っていて、大変申し訳ないんだけど予約トラブルがあって、通りをはさんだ目の前のB&Bに移って欲しいの。。と言われました。
え〜面倒だなぁ。。とちょっと文句を言いつつも、しょうがないので明朝移ることを承諾。シニョーラは、息子であるオーナーのロレンツォから電話させるからと、恐縮しきり。

というわけで、この景色も今夜で見納め。
しっかし、これから大量の荷物の整理、憂鬱です。。。
しかも、明朝は唯一ジョギングできるチャンスだったのにぃぃ(`・ω・´)