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<22 ottobre(10月)/2019> a Firenze <2019年10月22日(火)>


目覚ましで7時半に起床。スマホを見ると、昨夜電話をかけまくったアレッサンドロ(今までオーナーだと思っていたけど、管理を一任されてるスタッフだった)からショートメールが届いていました。
「おはようございます。何があったんですか??」
速攻、一部始終を書いて返信。すぐに返事がきました。
「寝ていて全然聞こえず申し訳ありませんでした。パスワードは正しく押しましたか?おそらく誰かが外から鍵で扉を閉めてしまったのかも・・。そちらに着いたらすぐに確認します。9時頃到着予定です」

9時前に彼が到着し、一緒に確認すると、何度も押しまくったパスワードで難なく開いた・・・
どうもこの中途半端にオートマチックな扉は、外から普通の鍵で開けるのは問題ないけど、閉めるとダメなようで、扉外にもちゃんと「オートメーションで閉まるから鍵で閉めないで!」と書かれています。

以前からいつも紳士的なアレッサンドロ、「本当に申し訳なかったです。オーナーに言って、1泊分は受け取らないようにします」と自ら申し出てくれました。なので、この話はコレでおしまい!


今日は火曜日で、本当なら朝からカッシーネのメルカートに行く予定だったけれど、や〜んぴ!

←以前は8時からだった朝食タイムは9時からに^^;
とりあえずお腹がペコペコなので、ブリオッシュとカプチーノとカップヨーグルトでちゃちゃっと腹ごしらえを。



→朝から快晴!
睡眠時間は1時間半でも、これだけでアドレナリンがバンバン出るってもんです。

←晴れた日の朝は特に美しい、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会のファサード。
長らく内部に入ってないなぁ・・


→所用でまずはこちらへ。サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局。
正式名は、Officina Profumo farmaceutica di Santa Maria Novella。長いっ。
何度も来ているのに、いつもこの少し手前の小さなホテルと入口を間違えてしまう^^;

←エントランスに1歩足を踏み入れた瞬間から、キリッと背筋を伸ばしたくなります。


今や日本はもとより世界中にショップを持つ一大企業となり、フィレンツェ市内にも4店舗ありますが、やっぱりスカーラ通りの歴史ある本店が一番。
→こちらはローマ通りのショップ。



1200年代、当時まだ城壁の外側だったこの場所に、フィレンツェにやってきたドメニコ会修道士たちによって作られた教会と、その敷地内で栽培した薬草で薬や香油などを作るために創業した薬房。それらがこのオッフィチーナの原点です。

→何度来ても圧倒されるメインホールは、かつては礼拝堂として使われていたそうです。
ここでは主にオーデコロンや石鹸、コスメ商品が展示されています。(もちろん販売していますが、実際のお会計は奥の専用スペースで行われます)


←ポプリなどの香りグッズが展示されている緑の間は、1700年代から応接間として顧客をもてなすために使用されたとか。
歴代の薬局長などの肖像画がずらり。




→6年ほど前に修復・公開されてから大好きな空間となった、奥の小さな礼拝堂の1300年代のフレスコ画。左下が、珍しい円卓の最後の晩餐。

←創業当時に薬房として使われていたハーブハウスの奥の窓からは、フィレンツェ市内で一番大きなキオストロ・グランデ(大回廊)の緑が、いつも目と心をほっとさせてくれます。




→わぁ〜ぉ!
ドゥオーモをぐるっと囲むように並ぶ大行列は一体・・・
ここに入るだけでこんな事態に・・あぁ・・

←日差しが・・・夏っ!!
おそらく30度近くはあったかと・・
もう10月末だよ〜〜


→お宿の近くにこんな気軽なオステリアがあったとは知らなんだ・・

OSTERIA FIASCHETTERIAとダブルで書かれているのですが、フィアスケッテリーアとは”立ち飲み屋”。
間口がとても小さくて、入口は確かにちょっと飲んでつまめるスペースに。そして地下にテーブルが6卓ほどありました。

クロスティーノの盛り合わせを1つ。
ほうれん草をくたくたにしたのと、レバーペースト、サルシッチャ。かなりボリューミーだけど、これで4ユーロ(500円ほど)!


←イタリア版・牛もつ煮込み、ランプレドット!
あっさりとして臭みゼロ。いい仕事してますね〜〜
このパセリのソースが絶妙です。


→観光客も半分くらい、入れ替わり立ち代わり。
すんごく旨いわけではないけど、郷土メシを居心地よくお安く楽しめます。
朝から通しで開いているのもいい。気に入った!
グラスの赤ワインとお水で締めて16.5ユーロ(約2,000円)なり!

OSTERIA NUVOLI
Piazza dell'Olio 15R(ドゥオーモ広場の1本西)
月〜土 8:00〜21:00
日 9:30〜17:30


いつもよりかなりゆっくりめに気を付けて歩くも、既に15000歩を超えてお尻が厳しくなってきたので、2時間ほどお宿で休憩。。これでかなり復活!休憩、大事ね^^;

←そして、すっかり夕方色の午後6時のドゥオーモたち。




→時々見かけるストリートアート。チョーク1本で普通の道に、こんなに見事な絵をスラスラと描き上げるなんて、絵心のない私にはまさに神。
こういう方たちのことを”マドンナーロ”と呼ぶことをググって初めて知りました^^;
そもそも、宗教的なテーマ、主にマリア様(マドンナ)を描くことで着いた呼び名だそうで。
今では宗教画以外も書く人が増えているようです。

こちらの方、この隣にはモナリザを既に仕上げておられました。

←6時15分のポンテ・ヴェッキオから東側のアルノ川を望む、の図。
やっと、季節外れの熱気が落ち着いてきました。。




→今回も会いに行ってきました〜〜
去年と同じく、Valeria宅での夕食会は、Nilde、Valeria、Sonia、Alessioの5人で。

みんな元気で本当にホッとします。
1番年上のNildeは御年77歳。でも、同い年のウチの母より全然頭も口もしっかりしてるし、性格もぜんっぜん変わんない(笑)
ちょっとだけ年下のValeriaも、相変わらずマイペースww





↑お昼と若干かぶりますが(笑)
レバーペーストと、サルシッチャのクロスティーニ。このサルシッチャが素ン晴らしく美味しかった!ストラッキーノという北イタリアのフレッシュチーズを混ぜているのがキモ。
それに、やっぱり家庭料理は味が柔らかくていい!
手打ちパスタのジェノベーゼソースもBUONI!、ポルペッティーニ(肉団子)は柔らかくてBUONISSIMI!!


←ドルチェは、フルッティ・ディ・ボスコ(ラズベリーやブルーベリー、いちごなど)に、Soniaお手製のカスタードクリームのタルト♪
全部旨い!!

2時間ほどの食事中、なぜかずーっとAlessioが妄想旅の行先をあーでもないこーでもないとしゃべり、それにみんながここは?あそこは?と真面目に返してました(笑)
で、急に11月頭の連休にナポリに行く!と決めてホテルを探し始め、4人分の予約完了(笑・笑)
そんな普通のみんなの食事シーンの中に、変に気を使われず、ケラケラ笑う私がココにいるという不思議な居心地の良さが、可笑しかったりして・・

→Valeriaんちから望む絶景。
いつもココから彼女は、ぷは〜〜っとたばこの煙をくゆらしてますww


明日も1日フィレンツェです!