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<25 ottobre(10月)/2019> a Bolzano vol.1 <2019年10月25日(金)>


昨夜、夕食を抜いたおかげでお腹もすっきり、バスタブのおかげで脚腰もちょっとすっきり。
5時半には目が覚めて、明後日のヴェネツィアマラソン前に1回くらいはジョグしておこうと思っていたけど、大事を取ってやめておきました....

←私的に久々のゴージャスなホテルゆえ、朝食も楽しみ楽しみ♪
想像通り充実〜〜ぅな内容でしたが、何かの会合なのかすっごい人で・・

でも、各種パンが美味しくて、しっかりいただきました。

実は今日、ショーペロ(ストライキ)情報が出てまして(汗)、イタリア鉄道のサイトによると、列車は朝9時までと夜18時以降は大丈夫らしいんだけど....ボルツァーノに行っちゃっていいかしら...と、とりあえず早めに駅に行ってみる。

→駅では特に混乱もなく平穏そのもの。往復切符を買って、予定していた8時54分発の普通列車に乗り込みます。


↑ホーム下によく書かれている「線路を横断しないで」、左側のイタリア語に加えて右のドイツ語が併記されているのはこの州の特徴。ただ、トレントではこれ以外はイタリア語のみの表記がほとんどでした。

←山々が線路の際まで迫っていて車窓からの景色が壮観です。
ぼーーっと見ていて、はたと気が付いたのが....

昨日から、ずっと変だなと思っていたのです。
この辺りの山は万年雪なのだろうかと。
雪に見えたのは、岩肌が光に反射して白く見えていたから〜〜(爆) アホっ!

トレント以北、列車内のアナウンスはドイツ語との併用で、私にとっては別の異国モードでドキドキしてきました。

約50分ほどでボルツァーノ駅到着。
ドイツ語で、”ボーツェン”。

ちなみに、ここアルト=アディジェは、ドイツ語でSUD TIROL(ズード・ティロル)と言い、日本ではいわゆる南チロルと呼ばれます。

←駅前広場にぎょっとする物体が。
今やこの町の名物とも言える、世界最古の凍結ミイラ・アイスマンの復元姿の写真。

実は、今回の旅の前にイタリア語のクラスの先生(フィレンツェ人)に、トレントに行くと言ったら、「トレントに何しに行くの?ボルツァーノの方が面白いよ。アイスマンがいるし」と言われて初めて興味を持ったという次第ww。

→まずは、そのアイスマンに会いに考古学博物館に向かいます。人気スポットなので遅くなるほど混むそうなので....
途中、何とも素敵な教会が目に留まり.....なんとこの町のドゥオーモでした!
屋根の緑と黄色が映える美しいモザイクと言い、尖塔風の鐘楼と言い、今まで見てきたどのドゥオーモとも雰囲気が違います。
これが南チロルなのね♪


←どの建物も、おそらくチロル風な様式で瀟洒で愛らしく、落書きも壁の崩れもなく、本当にきれいな街という印象です。

あちこち物珍しくて足を止めてばかりいたら、ちょっと遅くなっちゃいました(^_^;)
→10時半ごろ考古学博物館に到着。

←内部は撮影禁止なので、ここまで。
チケット(入場料9ユーロ)を買ってすぐにすべての荷物(手帳などはOK)はコイン式ロッカーに預けます。

内部は3階式になっていて、旧石器時代からのこの地方周辺で発見された考古学的遺物が分かりやすく展示されています。が、なんといっても主役はアイスマン。
1991年にアルプス山脈の谷で偶然発見された氷漬け状態の男性のミイラで、なんと5300年も前のものと推定されているそう。発見場所にちなんで”エッツィ”と名付けられたそのミイラは、2階の一角の冷凍庫に保管されていて、壁に開けられた小さなガラス窓から覗き見られるようになっていました。
おそるおそる覗いてみると・・・わわわ・・す、すご・・・

全身飴色のその体は、思った以上にきれいな状態でまず驚く。左腕を右肩に乗せたままの状態で(発見時はうつぶせだった)、顔も体も皮膚や皮下組織がぴったりと張りついて残っていて、よくぞこの状態で5300年も。。と再び驚く。

三度驚くのは、彼の装着品や多くの所持品まできれいに残っていたこと。(出土品はすべて展示コーナーに分かりやすく陳列されています)
毛皮製のパンツやコート、帽子、ブーツに各種狩猟道具や葉っぱまで!!(よく拾い集めたなぁ〜と調査団にも感服)
それにしても、これらの道具を見ると、5300年前の高度な技術を思い知ります。身長154cm、体重50s、靴のサイズは38、かなり筋肉質なエッツィの等身大の復元姿も見られたりと、とにかく見応えたっぷりです。


→パン屋さん!またおしゃれだな〜
やっぱりドイツ色の方が強いかな?

→あったあった♪ドイツのパンといえば、プレッツェル。
思ったよりサイズが大きいのね。
結局1個も口にしなかったの〜あぁ後悔。

←日曜以外は毎日市が立つというエルベ広場。


→市場と言ってもどのお店もディスプレイも見事なくらい美しくて、活気もあって、うれしくてきょろきょろしすぎて挙動不審(笑)

ほんと、目の保養だけですが...

→エルベ広場から南の方へぽくぽく行くと、どどんと角に、大きいけどかなり素朴な教会を見っけ。

ドメニカーニ教会。ボルツァーノに住むイタリア人のために作られた教会とか。


←内部のサン・ジョヴァンニ礼拝堂のフレスコ画は、1340年頃のジョット=パドヴァ派のもので、ところどころの剥がれが痛々しいものの、鮮やかさもしっかりと残されていました。この教会は第二次大戦で半壊したそうですが、よくぞ残ってくれましたと感慨も深く。

→先ほどとは逆側から、ドゥオーモの正面へ。

←光がたっぷりと入る明るい内部はゴシック様式の三廊式。

→ドゥオーモ周辺にすごくよく似合っていた黄葉の木。
調べたら、”ヨーロッパナラ”というらしい。
しばし、見とれる。


←ドゥオーモの前に広がる町の中心、ヴァルテル広場。
ここでは季節ごとに大きなお祭りが開催されるそうで、12月はトレント同様クリスマス市が有名です(こちらの方が古い)。
とにかく広大で大勢の人で賑わっていて、まさに町の中心的存在。

→12時過ぎ、美味しくてリーズナブルな南チロル料理で定評があるということで、こちらへ。

朝10時から通しで夜中0時まで営業しているそうですが、12時の時点で広〜い店内はすでにぎっしり。みんないつからいるの?!

結局、2組のカップルがすでに相席していたテーブルに、1組と入れ替えで相席に。。(^_^;)

南チロル料理なんだから、昨日と同じ感じなのは承知で入ったのですが、メニューを見てたらお腹がちょっと張ってきた....(苦笑)

←結局、「本日のお皿」からお店の名がついたマッケローニを注文。

びっくりぽん!の量でした...150gはあるんじゃない?これで8.5ユーロはお安いわ〜
キノコとトマトクリームのソースはかなりかなり美味しかったのですが、あともうちょっとのところでギブアップ。(ほんとに量が食べられなくなりました...(悲))

Cavallino Bianco
Via Bottai,6
10:00〜0:00 土曜夜と日曜休み

この後、ロンコロ城に参ります〜!ロケーション最高!!