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<24 ottobre(10月)/2019> a Trento <2019年10月24日(木)>


出発の準備も整い、8時頃、近所のバールのRoviglioへ。
←カプチーノとジャム入りブリオッシュ。
イタリアの朝はこのスタイルに限る。


→今日からお天気は下り坂予報ですが、笑顔で見送ってくれるかのような朝陽と青空。
しばし、ドゥオーモに別れの挨拶を。
Ci vediamo presto!!

←昨日郵便局から小包出したんだけど、またちょっと色々増えて・・(^_^;)
みっともないけど段ボール箱でキャリーケースもどきww
今回はItaloで、初めての町トレントまで2時間半の旅!


フィレンツェからトレントまでは、乗継なしの直行列車が日に数本しかないため(他はボローニャとかヴェローナ乗り換え)、絶対に予定を変えないぞと決めて予め日本から予約していきました。
これだけ荷物があると乗り換えも一苦労だし、なんてったって事前購入はお得!

5分遅れで出発したのに、トレント駅に着いたのはなぜか20分遅れ・・ま、よくあることさっ。

→ホテルは駅から数百mしか離れてないのでゴロゴロ引いてっても問題ないわ〜と思っていたら、なんとどこもかしこも石畳だらけ!!さすがのリモワさんの玉コロも、この石畳は苦手(-_-;) 
そろりそろりと動かしてたら15分くらいかかって腕もピクピク。
歩く分には雰囲気のいい石畳だけど、せめてホテル前の道くらい普通の舗装にしてほしいわ、もー。

←今回のホテル、グランドホテル トレント。
久しぶりのちょっとゴージャス系ww


→お部屋の用意がまだできてないとのことなので、荷物を預けてしばし散策へ。

トレントはもとより、トレンティーノ=アルト・アディジェ州自体が初なので、お天気はどんよりですが、テンションは高め。

さきほど降りた駅の向こうには、迫る岩山。山岳・森林地帯が州の半分を占めるということで、他の町ではなかなか見られない風景です。

←チェントロに向かって歩いていくと、こちらからも山肌がちらり。


→ゆっくり10分ほど歩くとドゥオーモ広場に到着。
広場の中心に鎮座するネプチューンの噴水も立派。
正面に見えるロマネスク・ゴシック様式の美しい建物がドゥオーモ。

←左手に大きくそびえたつ市民の塔に、現在司教区博物館となっているプレトリオ宮殿。


→木曜だけなのか毎日なのか、広場を中心に通りという通りに市が立ち、生活に必要なあらゆるものが売られていました。
ちょっとセピア色っぽいドゥオーモを背に、お花屋さんの映えること♪


↑ドゥオーモ内部はあいにく大修復中で足場だらけ・・。13世紀頃のはがれかけたフレスコ画たちがやや哀れ。

←ドゥオーモ広場から少し南へ下がると、突如、城壁出現!



→13世紀に町をぐるっと囲むように作られた城壁の一部が、約100m分ほど、このフィエラ広場に沿って残されています。
ちなみに、この広場では毎年11月終わりからクリスマスマーケットが立ち、明日訪れる予定のボルツァーノと並んで、イタリア最大のクリスマスマーケットとして有名です。ぜひともいつかその時期に来たいものですが・・・


←お目当てのビッレリーア(ビアホール)、ペダヴェーナ。


→箱がでかくて驚いた!
奥へ奥へと続くダイニングスペース。
しかも、テーブルもどれも大きくて、4人用、8人用、10人用ばっかり!
1人ぽっちのジャッポネーゼ。ちょっとドギマギ。
かろうじて端っこの4人席に通され、ほっ。

←ラガーのキアラ(薄い色)、スクーラ(濃い色)、ヴァイツェンと3種類からのクラフトビールから、キアラのミディアムサイズ(4.2ユーロ)をチョイス。
ピッツァもたくさんメニューがあって美味しそうだったけど、ここはピアッティ・ティピチ(郷土料理)から、このお店の一皿(Piatto Pedavena・13.9ユーロ)を。
ここトレンティーノ地方は、オーストリア支配が長かったので、お料理にもその影響が色濃く残っています。

グーラッシュ(牛肉の煮込み)にクネーデル(じゃがいもの団子)、ヴュルステル(ソーセージ)、豚のロースト、ポレンタ、ザワークラウトがこんな感じで。
どれも美味しくて最初はバクバク。
でも、トロッポ(多すぎ)〜〜〜

ちょっと残しちゃった・・うっぷ。
ちなみに、私の前に座っていた2人のマダム↑↑
私のお皿より大きいサイズの盛り合わせ、各々ペロッと1人で食べてしまわれました・・恐るべし。

Birreria Pedavena
Piazza Fiera,13
月〜木、日:9時〜0時
金、土:9時〜1時
http://www.birreriapedavena.com/home.html

14時頃一旦ホテルへ。
あら、素敵♪


←バスタブもありがたや〜
しかも、Booking.comで1泊97ユーロとリーズナブル。

Grand Hotel Trento
Piazza Dante 20
https://www.grandhoteltrento.com/

→エントランスからエレベーターホールまでが長〜〜い。
(いつもちっこいホテルかB&Bしか泊まらないので、ちょっと興奮ww)



←会議やセミナーなど団体用に広く利用されているようで、朝夕はとても人の出入りが多く賑やかでした。


→ちょっと小雨が降ってきましたが・・次はあのブォンコンシリオ城へ。

←13世紀に領主司教の居城として建てられたもので、町の象徴的存在です。
入場料は10ユーロ(約1,200円)。「il ciclo dei mesi(月の一巡)」のフレスコ画が見られるアクイラの塔は別途2ユーロ。45分ごとにガイドさんの説明付きで入れるとのことで、最終の17時15分の部を予約することができました。


→それまで約1時間ちょっとあるので、内部を見学。
時代ごとに増築された複数の建物から成るお城はかなり広大で、迷路のようにあちこちに通路や小部屋があり、天井画やレリーフ、絵画、フレスコ画などであふれています。

←回廊と美しく手入れされた中庭に、しばし見惚れたり・・


→代々の司教の祭服の展示室が続くフロア。
天井画がまた見事でした。

←これまた見事な天井画で覆われたロッジアで、アクイラの塔のツアー待ち。
さ、さぶい・・


→17時15分、予定通りガイドさんの引率の元、20数名ほどのグループでまずはこの階段を上り・・

←暗い通路をずんずん進み・・特に上ることもなく・・




 

突き当りの扉の中に入ると・・・
お〜〜〜Che meraviglia!(なんて素晴らしい)
4面の壁に描かれたフレスコ画は、14〜5世紀頃のトレンティーノ地方の12か月の季節の移り変わりや、農作業や狩りをする庶民の暮らしぶり、また貴族の平和な生活ぶりなどを生き生きと表現しています。そして、なぜか3月だけは欠如(紛失?)
色彩も豊かで鮮やかで本当に美しい。作者は不明だそうです。
ガイドはもちろん、イタリア語のみ。説明の2割くらいしか理解できてません(^_^;)

←18時前に終了して、各自解散。
日暮れ前の小雨模様で、岩山も黒い・・

そのままぷらぷらホテルへ戻り、腰もそろそろやばくなってきたので、夕食抜きで、4日ぶりにバスタブにつかり、早めの就寝・・Zzzz


明日は日帰りでボルツァーノへ!