旅日記(オススメレストランやホテル情報もあり) 今月のお土産プレゼント 店主のつぶやきBlog 店主のひとりごと イタリア語のお勉強中の方へ ミラノ情報・2003年〜2005年 美味しいレシピ満載です! リンク集 フィレンツェのホームステイをご紹介しています お買い物代行承ります 翻訳サービスはじめました 直接商品をご覧いただけます
 
HOME > 旅日記
 
 

<28 ottobre(10月)/2019> a Isola di Burano e Venezia <2019年10月28日(月)>


←6時半起床。
7か月ぶりのフルマラソンゆえ、若干の筋肉痛はあるものの、右下半身のダメージはそれほどなさそう。
よし、予定通りブラーノ島に行くぞ!としっかり朝ごはんもいただきました。

昨日のピーカンと打って変わって、外は靄っぽく白い。。ん〜下り模様のお天気だけがちょっと残念。


→またまた列車で本島へ。
9時頃、サンタ・ルチア駅に到着。
ブラーノ島へは、まず42番のムラーノ島行きに乗って、フォンダメンテ・ヌォーヴェ”B”で下船、そこから”A”で乗り換えが必要です。
ここから10qほどの距離なのに、けっこう時間がかかるのね。
今までずっと訪れたい場所でしたが、なかなか足が伸ばせずじまいだったので、マラソンの翌日に帰国せず、このために1日増やしたというわけww

タバッキでヴァポレット1日券(20ユーロ)を購入して、「ムラーノ行きはどこから出るの?」とお兄さんに聞いたら、200m右〜って。
あったあった♪

←車両類が一切通れないこの町では、船が物流の唯一の手段。
モーターボートだし、そんなに一度に運べないから大変だなぁ。
ちなみに、船の中身はお水のペットボトルにビールにBauliのコルネットの大箱でしたww

→30分ほどでFondamente Nuove”B”船着き場に到着。そこから170mほど歩いて隣りの”A”乗り場へ移動。 12番のブラーノ島行きに乗り換えます。

乗船者がやたら多いんですけど、皆さんひょっとしてブラーノへ?
割と最近のガイドブックに「観光地の雰囲気からは遠く、のどかな・・」って書いてあったんですけど・・

←乗船してほどなく、ヴェネツィアの墓地、サン・ミケーレ島のすぐそばを通ります。

今回の新型コロナで、ヴェネツィアでも多くの死者が出てしまいましたが、その方たちもこちらで眠ることができたのでしょうか・・

→船に乗り換えてからさらに40分。
おっ♪カラフルなお家が見えてきたぞ〜と降りる準備をしたけど、どうも違うみたい・・
こちらは、ブラーノ島のお隣にある小島で、MAZZORBO(マッツォルボ)島というそうです。

←マッツォルボを経由してさらに10分弱で、ブラーノに到着!
船着場はやけにモダンでイメージが違う(^_^;)
人もわっさ〜〜っと多いし、
ザ・観光地やん!!

ちょっと前までは、きっと静かな島だったんでしょうねぇ....

→島に入っていきなり、至る所カラフルでカワイくてワクワクする〜〜!!

←曇り空がほんと残念ですが、それでも目の覚めるような色とりどりに塗られた家々がココロくすぐります。
まるでテーマパークか童話の世界?!

→ここはそもそも漁師の島で、この島があるラグーナ(潟)では冬に霧が発生しやすく、その中を漁師達が帰ってくるのに自分の家を見分けられるようにと、濃いめの色で、さらにお隣とは絶対に色がかぶらないように塗られたそうです。

←でも、海や運河に面していない内側の路地に建つお家も、一様にカラフル。
ってことは、最早、町を挙げてのツーリスト向けのアトラクションになってたりして・・(^_^;)


きれいにメンテされてるお家がほとんどですが、所々剥げ落ちて放置されているお宅も多数見かけました。お金も手間もかかりそうですもんね・・

→ちゃんとお洗濯ものもはためいています。非日常的でいてごく日常、の1シーン。



島の方々は、こんな風に家をパシパシ撮られることにももう慣れてらっしゃるのでしょうか。すみません。でも、ほんとにどこもかしこもカワイイんです。
右の写真。教会の鐘楼が心なしか傾いてません?↑

←近くで見上げるよりも・・

→ここから見ると一目瞭然。こわっ!!

島で唯一のガルッピ広場に建つ、サン・マルティーノ教会に隣接するこの鐘楼。高さ53mもあって、なんでもピサの斜塔よりも傾いてるそうな・・
この辺りは元々運河を埋め立てて造った土地なので、きっと地盤沈下してるのね・・(-_-;)

それにしても、絵になりますね〜。島の人たちがバルキンと呼ぶ小さなボート達まで、ちょっとカラフル。

←島の中心地は人だらけ。まさにテーマパークと化してます。
午後に近づくほどツーリストがどんどん増えていたので、午前中早めに入るのがおススメ。

実は、友人に教えてもらったトラットリーアがこの近くにあって行ってみたのですが、月曜日がお休みでした〜

→そこで、もう1か所の候補のお店に行ってみることに。なんと、さっきのお隣のマッツォルボ島にあるって〜♪

こんな素敵な木製の橋で渡ることができます。

←渡って運河沿いを5分ほど歩くと、1軒の大きなトラットリーアがすぐ目に入ります。

迷わず、テラス席に着きました。静かな運河を眺めながら至福のひと時・・

→マラソン前は我慢していたフリットをいただきましたw

小エビ、タコ、イカ、白身魚などのシーフードと、人参、なす、ズッキーニなどのお野菜のてんこ盛り。これだけあっても、カラッと揚がりが軽いので楽勝で完食。でも、これでお腹は十分(^_^;)

お水のグラスもヴェネツィア〜ンな素敵な柄だワ♪

←せっかくなので、ティラミス〜もいただきました。
ほわっと優しい大好きな味です。

白ワインのカラフェとお水で締めて33ユーロ(約4,000円)なーり。
ベテランカメリエーレの対応も温かく、このロケーションも最高で、大・大満足。

お店を教えてくれた友人に、その場でLINEでお礼を。「ここから動きたくな〜い」

→壁の色は明るい山吹色!
深緑の雨戸とのコントラストが素敵。

Trattoria Alla Maddalena
Fondamenta di Santa Caterina 7/B, Mazzorbo
木曜休み

←トラットリーアの周辺は畑が多くて、島の人たちの日々の営みが垣間見えます。
のどかだぁ〜和むわ〜〜

ぷらっと軽く1周散歩しながら、また木の橋を渡ってブラーノ島へ。

ブラーノ島は、メルレットと呼ばれる繊細なレース編みでも有名です。
16世紀初頭、漁に使う網づくりから発展し、この技術のおかげで漁業と農業以外に得る貴重な収入源になったとのこと。
かつては、家の軒先でレース編みにいそしむ女性たちが多く見られたそうですが、今回は全くお見かけせず・・
今や、手編みされる方も高齢化で激減されているんでしょうね。

←オーナメントやテーブルリネン、ブラウスに日傘などなど工芸品というかレース編みのお土産品がたっくさん売られていましたが、そのほとんどは機械編みですし、ひょっとしたらブラーノ製じゃないものも多いかも・・

→とあるお店でクリスマスのオーナメントを見つけて少しだけ購入。商品ページはコチラ>>

お店の方が、「中でレース編みの実演をしてるから、よかったらどうぞ」と言ってくださったので、見学させていただくことに。

1人のご高齢のシニョーラが、お客さん達とおしゃべりしながら下絵に針を通す作業をされていました。いやはや、細かい!


←下絵はほぼ大枠だけですが、網目模様は実に細かい・・・
ちゃんと見えないし・・ (老眼で)
私にはムリだなぁ・・(そもそもお裁縫関係は苦手)

この技術を継承する若い層はおられるのでしょうか。

本当なら、本物のメルレット作品が見られるレース博物館に行きたかったのですが、月曜が休館で残念無念。

↓→船着場へ戻る途中のうれしい出会い♪
どの子も福々してシアワセそうだ。



←15時半。そろそろおいとま致しましょうか。
帰りにムラーノ島で途中下船しよーかと一瞬思うも、やっぱりやんぴ。
そのままフォンダメンテ・ヌォーヴェに戻りました。

   

→当てもなくブラブラ。
ゴンドラ、死ぬまでに一度は乗れるかな。

←ガラスのオーケストラセットは、毎回出会うと足を止めて見入ってしまう。
ドラムやマリンバの細いスティックとか・・すごすぎ!
オケをやっている友人にセットでプレゼントしたいくらい〜〜


→ブラーノ島のお土産屋さんで大小様々見かけたクッキー菓子を、本島のお菓子屋兼バールで見つけました。
ドーナツ型のが”ブッソラ”、S字型のがそのまま”エッセ”。
味見に1枚ずつ買って食べてみたら、うん、見た目通り素朴で美味しい♪
今やヴェネツィア菓子と言われてるようですが、そもそもはブラーノ発祥だそう。

←久々にリアルト橋を渡ってみました。


→橋の上からしばし見とれる。
改めて、奇跡のような町だと思う。

←おっ、いい写真が撮れたじゃないかww


→あ!!
あのポストカードはここのカットだったのね!!

←こちらもお久しぶり〜(7年ぶり)の、老舗バーカロ、”ダ・モーリ”。


→17時半頃と中途半端な時間だからか、先客2名だけで空いていました。
薄暗い店内に天井から吊り下がったたくさんの鍋や、ずらりと並ぶワイン樽・・・全然変わってなくてうれしい。

←バッカラ(干しだら)のクロスティーノなどのチッケッティ(おつまみ)をプロセッコでいただきました♪
ん〜〜安定の旨さだ。
締めて9.5ユーロ(1,100円ちょい)なり。


Cantina Da Mori
San Polo 429
8:30〜20:00
日曜休み



昨日から冬時間に変わり、5時過ぎには日没で、夜が一気に早くなってしまいました・・(まだ6時過ぎ)
暗くなってからのヴェネツィアも、自分の体が闇と光の間にすーっと溶けていってしまいそうで、すごく好きよw

←メストレ駅に戻り、近くのバールで切り売りピッツァを温めてもらってテイクアウト。これで2ユーロ(250円)ってすごいな。しかも美味し〜
昨日のマラソンお土産セットに入っていた缶ビールを開けて、ちょっと寂しいけど(^_^;)この旅最後の夕食だ!


とうとう明日は帰国日ですが、夜便なので、ちょこっとメストレの町を散策してみることにします。