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<27 ottobre(10月)/2019> a Venezia (la maratona di Venezia) <2019年10月27日(日)>


朝4時前に一度目が覚め、スマホの時計をチェックしたら、元から冬時間のGPS時計と同じ時刻になってた!
なので安心して二度寝する(笑)
5時半に目覚ましで起床。
よく眠れた感じで元気いっぱい!

←6時半ごろ朝食に行ってみれば、もうすでにランナーらしき人達でいっぱいです。
毎度ながら充実のメニューの内容。しっかりと補給しておきました。
いつも混雑するからか、人手不足からか、カッフェのみならず、ヨーグルトにジャム類までセルフで出せる機械式になっていました。

7時頃、スタート地点まで行ってくれるシャトルバスに乗るためホテルの目の前(=駅前)のバス停へ。もうすんごい人で、どのバスもぎゅうぎゅう状態で出ていきます。けっこう遠いようだし、この脚腰で立ちっぱなしは避けようと、4本見送り最前列で並んで待って、無事に座ることができました。


↑案の定、遠かったぁ・・・どんどん郊外に向かっていき、40分ほどかかって”STRA(ストラ)”という町に到着。

なんと、Villa Pisaniというヴェネツィア貴族ピサーニ家の邸宅の敷地全体が集合&スタート地点となっていました。
ぜいたくだな〜

荷物を預け、手持無沙汰で庭園周りをプラプラ。
準備完了でアップジョグ中のランナー達→

←広大な庭の端に邸宅の1つが建っていて、そのエントランスで無頓着に思い思いに過ごすランナー達w

→こちらが本宅、というかメインの宮殿で、今は博物館として公開されているそうです。
なんでも、後にナポレオンが購入し、「ナポレオンの寝室」も見学できるらしい!数多の画家によって描かれたフレスコ画も見応えがあるらしい!



↓↓こちらはヴェネツィアマラソンの本国サイトから拝借しました。
贅沢すぎるロケーションです!


もうあちこち動かず脚腰温存。
早めにスタート地点に並んでいると、目の前に同年代の日本人女性がいたので声をかけてみました。
このマラソンを含めた観光ツアーで来られたそうで、なんと6大マラソン(ベルリン、ロンドン、東京、シカゴ、ボストン、ニューヨーク)は全て参加し、他の海外マラソンにシフトしてるんだそう。ひゃ〜〜なんて羨ましい!

←おしゃべりしてたおかげであっという間にスタート時間に。
ロキソニン飲むのも忘れていて慌てて1錠投入(汗)
9時半、いざ、スタート!

→こんな風に18kmくらいはブレンタ運河沿いの街中を延々と走ります。
写真撮るには最高のお天気だけど、暑さと日差しが苦手なもんで、悩ましいところ!
薬がなかなか効かなくて右尻をバンバン叩きながら走ってたら、イタリア人のおじちゃんが「痛いのか?大丈夫か?」って心配して声をかけてくれましたw

それでも、ずっと楽しみにしてきたこの大会を、この場所を、走れてるだけで幸せだ〜〜〜!

←日本のマラソン大会の給水エイドでは、通常、スタッフさん達が紙コップやプラコップに水やスポドリを1つ1つ入れて提供してくれますが、ここではなんと500mのlペットボトルそのままでびっくり。
え〜〜持ったまま走るの重いやん!と、結局1度ももらわずに、ランバッグに入れた自分のミニボトルと、20q以降で数か所プラコップで提供されたスポドリで乗り切りました。

→10q通過〜〜
やっと薬も効いてきた!

←空のペットボトルがひどいことに・・
なんとゴミ箱が設置されていないのです。こりゃいかん!!!

そうそう、あとトイレもないの〜
日本では数kmごとに仮設トイレが何基も設置されてるんですが、ほとんど見かけませんでした。
たまーに1基見かけたら女子が並んでて、男子は??と思ったらあちこちで立ちションしてるし(ー_ー)

結局私は一度も利用せずに済んでよかったよ〜〜

→12km地点のミーラという町では、地元の方々が大声援を送ってくれました。

郊外コースは基本単調ですが、それぞれの町の普通の風景を楽しんだり、沿道の声援に笑顔や「grazie!」で応えながら、淡々と、小幅気味でお尻を温存・・

←20km通過〜〜

ちなみに給食エイドですが、日本の都市マラソンでは各地工夫をこらして種類もかなり多い(例えば、京都マラソンなら、ミニトマト・みかん・バナナ・イチゴ・都こんぶ・各種パン・生八つ橋・各種お菓子など)ですが、こちらでは20km以降にバナナとクッキーとオレンジだけでした〜(T_T)(自分で十分な補給食を持つべし)

つくづく、日本の大会のおもてなし度の高さに感心、感謝、感嘆。


→メストレの町を経由して、昨日受付けに来たサン・ジュリアーノ公園までやってきました。

やっとここに数個の仮設トイレあり。

しっかし暑いよぉ・・

←30km通過!
薬が切れてまたお尻が痛み出してきたので2錠目投入。
もうここまで来たらゴールしないという選択肢は絶対にない!!

やはり暑さからか、まだ十分時間があるのに途中の回収車に自ら乗り込むランナーさん多数あり。もったいない〜〜。でも、無理は禁物です。

→ぐるぐる公園内を走ったら、ついにヴェネツィア本島に向かいます。
本土と島を結ぶ約4qのリベルタ橋!

←なんと、車道と列車の間の、トラム道&車道ラインがランナー専用道路に!

最初はこの絶好な機会にテンションが高かったものの、強い日差しにほとんど変わらない景色とただただまっすぐな道のりに、最後はただの苦行と化してました・・

→37q過ぎで本島に到着!
景色ががらりと変わります。

←ジュデッカ運河沿いに東へ前進!
石畳が脚にくる〜〜
でも、なんて素晴らしいロケーションなんだ!!

→昨日見たサン・マルコ広場までの仮設橋だけかと思いきや、そういえば本島は運河だらけの橋だらけだから、いくつもの小さな架け橋が必要だったのです。
もちろんランナー専用です(全部でおそらく15か所)。なんて大変な大会だ〜

ただ、走るとふわふわガタガタぼこぼこ・・更に足にダメージが・・・
なので、ほとんどの橋は歩いて渡りました。

←サン・ジョルジョ・マッジョーレ島もきれいに見える〜
脚腰はけっこうキテルけど、もう景色だけで前に進めるってもんです。

→さぁ、いよいよあの夢の大架け橋に入りました。
ここまで来れた嬉しさと、あと2qほどで終わってしまう寂しさとがないまぜになって胸がいっぱい。

←橋の途中から、左手のサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会をぱしゃり。なかなか撮れない構図ですから!


→そしてさらに、本日のメイン中のメインと言っても過言ではないかも知れない・・。
サン・マルコ広場のど真ん中を走る!!

かなりの面積の専用スペースが作られていて、そうでなくても観光客でごった返してるのに、申し訳ないやら誇らしいやら・・
でも、皆さん、柵の外でノリノリで温かい声援を送ってくださってました。

←西側の広場もくるっと周回して戻っていきます。

→あっという間にここも終わっちゃった〜〜
あと1qちょっと!!

←ゴール地点を目の前に、さすがにちょっと泣きました。

タイムは自己ワースト記録の4時間55分ちょいだけど、絵にかいたような最高のお天気となんとかもってくれた我が脚腰に、うれし涙100%。

→ヴェネツィアマラソン42.195km、ありがとうございました。

←全コースはこんな感じ。

←ヴェネツィア本島に入ってからはこんな感じ。



ゴール後、完走メダルやお土産袋をいただいて、荷物もピック。着替えは持ってきてはいるけどランナーの動線もわやくちゃで面倒なので、そのままメストレに戻ることに。(汗臭いけどw)
が、しかし、帰路ルートや方法の標識もなんもなくてウロウロ。ちょうどスタッフらしき人に帰り方を尋ねている女性を見かけ、メストレに帰るようだったのでその家族に同行させていただくことに。ほっ。
ゴール地点の最寄りのヴァポレット乗り場から、ランナーは無料で乗ることができました。ラッキ!
↑本島の西の端のトロンケットまでの直行船で、ぶいぶい〜んと飛ばして気持ちいい〜!遠くに橋を渡るランナー達が見えます。この時点で制限時間の6時間まであと15分。頑張れ!!

→鐘楼とドゥカーレ宮殿。
ありがと〜〜
またね〜〜


←ジュデッカ運河に入り、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会を南側から。
次回こそ、そちらにも参りますので。


トロンケットで下船後は、またまた無料でバスでメストレ駅まで。
ここまで同行させていただいた女性にお礼を言って、無事ホテルに戻りました。

→本日の戦利品ww
お土産袋には、缶ビールにジュースにスポドリなど、また飲み物多め(笑)

さすがに外に出る気力がないので、夕食はまたホテル併設のカフェにて。

←たくさん走った後は、良質タンパク質をしっかり取らないとね、ということで、タリアータと野菜サラダを。
グリル野菜がこんなについてるんなら、インサラータ頼まなかったのにぃ〜。しかも大盛り〜〜(やはり食べきれず)
でも、旨かったので満足とする。

赤ワイン1杯とお水とで締めて34ユーロ(約4,000円)なり。
ほぼほぼ満席。けっこう人気です。


Soul Kitchen Cafe
Viale Stazione,36 (HOTEL PLAZAの1階)
7:00〜24:00
宿泊者はお会計を部屋づけにできます。


明日はのんびり島観光に出かけます。