旅日記(オススメレストランやホテル情報もあり) 今月のお土産プレゼント 店主のつぶやきBlog 店主のひとりごと イタリア語のお勉強中の方へ ミラノ情報・2003年〜2005年 美味しいレシピ満載です! リンク集 フィレンツェのホームステイをご紹介しています お買い物代行承ります 翻訳サービスはじめました 直接商品をご覧いただけます
 
HOME > イタリア語講座
 
 
Benvenuti alla lezione d'italiano di zio!! Vol.6 「メルカートへ行こう!編・その1」
                                       (2000/08/25) <バックナンバー>

“ Ciao tutti! “ (チャオ トゥッティ/やあ、みんな!) “ Come era la vostra vacanza? “ (コメ エ
ーラ ラ ヴォストラ ヴァカンツァ/みんなのバカンスはどうだった?)
“ Ah! Volevo ringraziare a tutti coloro che mi hanno mandato tanti messaggi simpaticissimi. “
(アー ヴォレーヴォ リングラツィアーレ ア トゥッティ コローロ ケ ミ  アンノ マンダート タンティ メッサッジ スィンパティチッシミ/そうそう、僕宛にたくさんの楽しいメッセージを送ってくれたみなさんにここでお礼を言わせていただきます)

さて、今回のから2回に渡り「メルカートへ行こう」と題して、” il mercato ” (イル メルカート/市場)での会話を特集します。 これから勉強するイタリア語を使って、ただ見て歩くだけではなく実際に買い物しながら、ほんのちょっぴりだけど” La vita italiana ”(ラ ヴィータ イタリアーナ/イタリアの生活)を体験してみませんか。

まずはじめに、メルカート豆知識から。
メルカートの種類には、大きく分けて食料品関係に多い常設タイプと、週に一度やってくる『びっくりドンキー』的何でも売っている移動タイプの二種類があります。
絵はがきや映画などでよく目にする” Bancarella ”(バンカレッラ/露店)が立ち並ぶメルカートの大半は移動タイプのメルカートです。ただし、ローマの” Campo dei Fiori ”(カンポ・デイ・フィオーリ)やナポリの港などのメルカートは、”Bancarella ”が並んでいますが常設ですね。
「市場」ってくらいだから、「お値段も良心的なのね」と思ってしまうのが人の常。 しかし、実はそうでもないんですね。もちろん専門店と比較すれば多少の割安感がありますが、食料品が中心の” CO-OP ”(コープ)や” CONAD ”(コナード)などのいわゆる” Supermercato ”(スーペルメルカート/スーパーマーケット)や、日用品や衣料品を売っている” UPIM ”(ウーピム)や” STANDA ”(スタンダ)などと比べると、そうでもないんですね。でも、品数豊富で他店との比較もあちこち歩き回らずにできるから、賢く利用すれば それなりに便利なんですよ。

今回は、主に日用品、衣料品系のメルカートで使える会話を勉強しましょう。
このタイプのメルカートは移動タイプが多く、週に一度、町や市の公営駐車場などで開かれます。
町の規模や開催場所の大小によって、メルカートの規模も違ってきます。大きなものになると数百もの” Bancarella ”が並びます。基本的に、ひとつの” Bancarella ”が様々なカテゴリーの商品を扱うことはありません。婦人服なら婦人服を専門に扱う” Bancarella ”があり、そこでは婦人下着や子供服は売られていません。キッチン雑貨にしても、鍋やフライパン専門の” Bancarella ”と包丁などの調理器具専門の” Bancarella ”は、きちんと分かれていたりします。
中には瓶の蓋、栓、王冠しか売っていない” Bancarella ”なんかもあるんです。誰が買うんだろう、としばらくその”Bancarella ”を観察したことがあるのですが、意外や結構お客さんが来ていました。
中には空の瓶を持ってきてそれに合う栓を探している人もいて、何となく嬉しくなってしまいます。

で、使えるイタリア語です。
“ Posso vedere? ”(ポッソ ヴェデーレ/見てもいいですか?)
気になる商品を手にとってじっくり見たいときは、必ずこれを言って了解を得てから 商品に触れてくださいね。黙って触っても怒られることはないと思いますが、一応エチケットですから。

“ Posso provare? ”(ポッソ プロヴァーレ/試着してもいいですか?)
基本的に、下着類以外の衣類はほとんど試着できます。でも、オープンエアのメルカートのどこで試着するんだ、って疑問に思いませんか?店主のみなさんはそれぞれ工夫しているようで、僕がジーンズを買ったときは商品運搬車両兼倉庫兼店舗である大型のバンの中で試着しました。このフレーズは洋服の試着に限らず、何かを『試したい』ほとんどの場面で使えます(味見と包丁、ナイフ類の試し切りは省く)。

“ A che serve? ”(ア ケ セルヴェ/何に使いますか?)
形や色が気に入ったけど、用途がいまいちわかりにくい部品や器具などを見つけてしまったとき、こう言って質問してください。気になる商品が対になっていたり複数でワンセットの場合には、動詞” servire ”(セルヴィーレ/〜に仕える、〜の役に 立つ、給仕する)を三人称複数にした” A che servono? ”(ア ケ セルヴォノ)を使いましょう。

“ Di che e`? ”(ディ ケ エ/素材は何ですか?)
靴や衣類、布地などの素材を知りたい場合に使ってください。たった三音ですが、ちゃんとしたフレーズですので心配しないでください(もちろん話し言葉なので多少の省略あり)。

素材に関するイタリア語は、下に簡単な用語集を用意しましたので、参考にしてください。
素材の用語:” cuoio ”(クオイオ/皮革)、” cuoio sintetico ”(クオイオ  スィンテティコ/合成皮革)、” cotone ” (コトーネ/綿)、” lino ”(リーノ/麻)、” la seta ”(セータ/絹)、” lana ”(ラーナ/ウール)、” ferro ”(フェッロ/鉄)、” acciaio inossidabile ”(アッチャイオ イノッスィ ダービレ/ステンレス)、” oro ”(オーロ/金)、” argento ”(アルジェント/銀)、” rame ”(ラーメ/銅)、” alluminio ”(アッルミーニョ/アルミ) “ E’ di 〜 ”(エ ディ〜/〜でできている、〜製だ) このフレーズの「〜」の部分に素材の名詞を入れるだけでOKです。
例えば “ Di che e` questo maglione? ”(ディ ケ エ クエスト マリオーネ/このセーターの素材は?)
“ E’ di lana ”(エ ディ ラーナ/ウールです) と、こんな具合です。

今回はこれにて終了。次回は、引き続きメルカート豆知識を少々、それから食料品系メルカートでの会話、さらにメルカートショッピングの一大イベントである『値引き交渉』にふれてみたいと思います。

amore e pace (アモーレ エ パーチェ/ラブアンドピース)
zio