旅日記(オススメレストランやホテル情報もあり) 今月のお土産プレゼント 店主のつぶやきBlog 店主のひとりごと イタリア語のお勉強中の方へ ミラノ情報・2003年〜2005年 美味しいレシピ満載です! リンク集 フィレンツェのホームステイをご紹介しています お買い物代行承ります 翻訳サービスはじめました 直接商品をご覧いただけます
 
HOME > ミラノ情報
 
 
<香りを楽しむ春です!> (2005/3/22) <バックナンバー>

ミラノはすっかり春になりました。朝は多少冷え込みますが、日中は気温も20℃前後まで上がり、人々も軽装になってきました。桜もほら!こんなにきれいに咲いています。

花の香りが漂ってくる素敵な季節ですね。こちらの街路樹や公園の草木には、スプリンクラー(自動水撒き装置)などは設置されていませんが、毎年すばらしい花を咲かせます。土は完全に乾ききっているのに、毎年このように立派な花を咲かせる自然の生命力に感動します。こちらでは、日本のような「お花見」という習慣はありませんが、もともと公園のベンチでのんびりと過ごすことを好むイタリア人。ベンチに座りながらお年寄りが花を見上げ、語り合っている姿は、とてもほのぼのとしています。
突然ですが、私はお風呂が大好きです。寒い冬も暑い夏も、お風呂に湯をはってのんびりと本を読みながら過ごす時間が大好きです。日本では、市販されている「温泉の素」を楽しんでいたのですが、こちらでは、桜やゆずの香り、箱根の湯の素などは手に入りません。そこで、今は知人から教わった「アロマのバスソルト」を手作りして楽しんでいます。ミラノでアロマのエッセンシャルオイルを購入する場合は、「Erboristeria(エルボリステリア)」というお店に行きます(写真1)。日本語に訳すと「ハーブのお店」という感じでしょうか。このような名前のお店は街中あちこちに存在しており、イタリア人のアロマ好きがうかがえます。店内には、ところ狭しとアロマグッズが並んでいて、宝物を探すような感覚で楽しめます。ナチュラルな石鹸をはじめ、化粧品、アロマオイル、ドライハーブ、日本では高価なプロポリスなどが置いてあります。そして今では日本の「お香」も人気があります。オイルやハーブの名前は、残念ながらイタリア語に訳さなければなかなか通じませんが、辞書を片手に試してみてはいかがでしょう。
ちなみに、 私が作る「バスソルト」は、1回分/自然の粗塩30gに対して、エッセンシャルオイルを5滴たらし、密封できる瓶などに1週間ほどねかせただけのもの。この自然の粗塩はスーパーで簡単に手に入ります。私が使っているのはシチリア産のもので、トラパニという町とマルサラという町の間の海岸、昔から自然保護区として守られている海岸線です。この塩はもちろんお料理にも使えます。スーパーで1kg入りの箱が2.5ユーロ(約350円)。使うアロマオイルはゼラニウム(geranio/ジェラニオ)やオレンジ(arancia/アランチャ)で、10ml入りの小瓶で1本4〜5ユーロ(約700円)。これだけで、かなりの量のバスソルトが作れます(写真2)。
イタリア旅行中に疲れを感じたら、Erboristeriaに寄って、ストレス解消の素敵な香りを探してみるのはいかがでしょう。「イライラするの」「足が疲れてパンパンなの」などと相談すれば、お店の人がそっと素敵なオイルを勧めてくれることでしょう。ドライハーブを購入して、ハーブティを楽しむのもいいかもしれませんね。

  
写真1                              写真2