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<イタリアに来たらぜひ食べて欲しい野菜たち&新しい切符のご紹介> (2005/2/25) <バックナンバー>

もうすぐ待ちに待った春。ミラノは連日厳しい寒いが続いていますが、前回のコラムでお話した空気汚染も、先日の雪と雨で解消されたようです。日本よりも少し早く春が訪れるミラノでは、桜や梅のつぼみがもうそろそ膨らみ始めることでしょう。
今日は、イタリア旅行の際にぜひ現地で食べてほしい珍しい野菜を紹介します。 1つは、春の到来を告げる「プンタレッレ(puntarelle)」という野菜。 両手で一抱えできるような大きさですが、中の方に詰まっている新芽を切り刻んで食べます。ちょうどアスパラガスの上の部分のような形ですね。細く丁寧に切るのが本来のようですが、面倒が苦手な私はざくざくと切り刻んで食べます。ドレッシングとして、アンチョビを叩いたものとオリーブオイルとレモンでいただきます。ローマが発祥の地のようですが、ミラノの八百屋さんでも、春先になるとよく見かけます。サクサクと歯ざわりがよく、バクバクたくさん食べられます。最近は東京のイタリアンレストランでもメニューに加わったと聞いています(ネット検索でこの野菜名を入れるとレストラン名が出てきました)。

                           
もう1つは、トマトの一種で名前を「クオーレ ディ ブエ(cuore di bue)」。「牛の心臓」という意味なのですが、この不恰好な形からきています。全般的にトマトは安い野菜の一種ですが、この「クオーレ ディ ブエ」は、他のトマトの約1.5倍から2倍の値段で売られています。味は他のトマトに比べ素朴な感じで甘く、水分が比較的少ない気がします。どのような料理に適しているかというと、もちろん生。モッツァレッラチーズのスライスとバジリコの葉を乗せた「カプレーゼ」は他のトマトとは比べものになりません。以前こちらでも紹介したアグリツーリズモでも、このカプレーゼは毎晩いただきました。あえて、このトマトにこだわっていると宿主は言っていました。ミラノでしたらスーパーでも八百屋でも、簡単に見つけられます どちらも、野菜ですから日本へのお持ち帰りは不可能ですが、滞在先のホテルでちょっとかじってみてはいかがでしょう。または、滞在先をホテルではなくレジデンス(短期宿泊用アパート)にしてキッチンで好きなものを買って食べる。そんな旅行もいいかもしれませんね。

そしてお知らせがひとつ。2月21日からミラノで新しく登場した公共交通機関共通(地下鉄・バス・トラム共通)の切符(ビリエット/biglietto)をご紹介します。名前は「アッボナメント セラーレ(abbonamento serale)」と言い、夜20時以降〜終電(終バス・終トラム)まで乗り放題の切符です。値段は1.80ユーロで、今までと同じように駅のキオスク等で購入できます。通常、切符は75分以内乗り放題で1ユーロですから、ちょっと遊んで往復したら、元は取れる計算ですね。これから日が長くなり、夏には22時ころまで明るいミラノで遊ぶ若者達をターゲットに新発売された切符のようです。しかし、元々夜20時以降に地下鉄やバスに乗ろうと思っていなかった私にとって、この切符がどれほど普及するものなのか興味津々。さてさて、どうなるでしょうか・・・。

 ←新聞で紹介されていた新ビリエット