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<14/Luglio(7月)/2000> a Firenze <2000年7月14日>

19:00pm、さぁ、フィレンツェの最期の夜だ。どうしようかなぁ....とフィガロジャポンのフィレンツェ特集保存版(ちゃんと持参しました)をパラパラ見ておりました。
もう、1人で食事するのも疲れたな....なんて気弱になりながら。

今年1月にも1人でミラノ(プライベートかつ初の1人旅)に行ったのですが、勇気を出して毎晩ちゃんとリストランテに入りました。ホテルのフロントに聞くでもなく、日中歩いてチェックしておいて、だいたい19時半から20時OPENなのでそこまでホテルで待って、予約もせずに飛びこみで入りました。
ミラノの冬の夜は、寒いわ暗いわ(道によっては人っ子1人歩いていない)恐いわで、19時半でもいらいらと待ったものです。で、だいたいは1番乗り。予約もなし。言葉もいまいち。
“なんだ、このジャポネーゼは”とばかりにちょっと冷たくあしらわれてるような感じを受けました。私が勝手に感じているだけですが、相対的にミラノ人はちょっと冷たくそっけない気がします。外国人が多いせいでしょうか。イタリアの最先端の街というプライドからでしょうか。他の地域では感じない印象をいつも受けます。

なので、気弱な今、もう近くのBAR(バール)でいっかなぁなんて思い始めていたのでした。
あぁ、でもネタ探しネタ探し....この日記に書けるようなネタを仕入れなきゃ、とふと目にとまった1件のリストランテ。 “家庭的”“トスカーナのおふくろの味”....これだ、これ行こ!
その名は「リストランテ ブーカ デッロラフォ」。
こじんまりとした、大家族のダイニングという感じのお店でした。
カメリエーレのおじさん2人が「Buona sera!(ブオナ セーラ!/こんばんは!)」と笑顔で迎えてくれました。あとからあとからお客さんが入ってきます。人気店のようです。
早速、Salame Toscana(サラミ)と、この旅中ずっと探していて置いているお店がなかったPanzanella(パンツァネッラ/生野菜とほぐしたパンをビネガーとオリーブオイルで味付けたサラダのようなもの)を頼みました。
初めていただきましたが、夏らしいすっきりとした味わいで、ひとくち目は新鮮さもあってBuonissimo!!でした。ただ、あまりたくさんは食べられませんね。酢とパンの組み合わせがちょっと....
サラーメも美味しかった。あと、なんといっても雰囲気がいい。おじさんとお客さんとのやりとりを見ているだけでも楽しくなってきます。
←ちなみにこんなカンジ

例によって、ドルチェも頼みました。
「Mi consiglia qualche dolce,per favore!(何かデザートをオススメしてください!)」
そして出てきたのが、メレンゲとスポンジとクルミが折り重なったもので、これがまた甘いんだけど美味しいのです。思わず、「Come si chiama?(なんていう名前ですか?)」と聞いたら「Zuppa Cotta(ズッパ コッタ)」と手帳に書いてくれました。
ワインとお水とコーヒーとでしめて3万7千リラ(約2,000円)なり。
外に出るとすぐ、かの有名なポンテ・ベッキオ(ベッキオ橋)があります。
ちょうど夕焼けのきれいな時間でした。
向こうに見えるのがサンタ・トリニタ橋。
このアルノ川沿いも、フィレンツェの中で好きな場所の1つです。

こうして無事に、駆け足のフィレンツェの旅が終わりました。
明日はミラノまで列車で行かねば。
ちゃんと時間通りに発車しますように!

Ciao Firenze! Ci rivederemo! (バイバイ、フィレンツェ!また会いましょ!)

  RISTORANTE Buca dell'Orafo
   Volta dei Girolami, 28/R (ポンテ・ベッキオを正面に見て左の小さな広場の奥。じゃらじゃらののれんが目印)
   Tel:055-213619  カードは使えません。