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<15/Ottobre(10月)/2001> a Roma <2001年10月15日(月)>

おぉぉ〜、ついに本日L'ultimo giorno(最後の日)〜!
この買いつけ日記も書き終えるのに随分かかってしまいました。

ではさっくりと。
ヴェネツィア広場に出て、ヴェネツィア宮殿を見上げ、ふと視界に入った遺跡。
もしかしてフォロ・ロマーノ?と思って近づいたけどなんかショボイ....
地図を見ると、フォロ・ロマーノやコロッセオなどの古代ローマ時代の遺跡群はもう4〜500mほど先。
今回は断念。
右の建物は2世紀初頭に作られた、トラヤヌス帝のマーケット。この辺一帯が、このような皇帝たちによって作られたフォロ=公共広場の集合体だったらしい。そしてフォロは権力の象徴だったらしい。ガイドブックにも”カエサルのフォロ””アウグストゥスのフォロ”とかたくさん書いてあるぅ〜〜。でも1個見たら全部見たくなるから今回は見ないぞと。

打って変わってエレガントな雰囲気。
バルベリーニ広場の一角から北に延びる素敵な並木道、ヴェネト通り。ここは映画「甘い生活」の舞台になったところで有名です。高級ホテルやカフェ、ブティックなどが立ち並ぶ華やかな通り。
この先にアメリカ大使館があり、ちょうど炭疽菌事件が起きた直後で警備の数も異常に多く、かなり物々しい雰囲気でした。

ヴェネト通りから1本入ったところにあるリストランテで、今回の旅の最後の食事を飾ります(飾れるかドキドキ)。
日本語メニューが出されましたがメニューの数がとーっても少ない。お店のスペチャリタが食べたいぞっと言うと、イタリア語メニューを持って来て、今日はラヴィオリが美味いぞっと言われ、素直にいただきます。アンティパスト(野菜)には右の野菜のグリル焼き。これが甘くてブォーノなのです。
ラヴィオリは酔っ払って撮るのを忘れてしまいましたが、スピナッチ(ほうれん草)入りのトマトソースベース。んーー、普通でした。
Ristrante Peppone
 Via Emilia, 60 tel: 06-483976
上の2品の他ヴィーノ(ワイン)500cc、ドルチェにブルーベリーのタルト、カッフェでしめて66,000リラ(約3,900円)。15%のサービス料込みです。(このサービス料って本当に不可解。全然普通なサービスなんだけどなぁ...)

ヴェネト通りを更に上りつめると、またタイムスリップしたかのような旧い大きな石の門にぶち当たります。
3世紀後半に蛮族の侵入に備えて造られたピンチアーナ門。
これをくぐるとほどなくボルゲーゼ公園に入ります。
この公園、桁違いに広い。
美術館が2つに博物館、様々な小建築物が点在して、公園の中を街のようにバスが走ってます。
昨日ローマの街を一望したピンチョの丘は、この公園のほんの一部。

お天気もいいし、緑も、ささやかな風も気持ちよくて一人悦に入って歩いていたら、40歳代のイタリアーノが話しかけてきます。自称”ミラノの建築家”は、最初は知的にソフトに親しげに、だんだん「シンパティカァ〜(親しみのある、感じがいい)」を連呼してはやたら肩や腕を触ってくる。そこでジェラートを一緒に食べようまでは良かったが、しまいには、カワイイから口にバッチョ(キス)して!とのたまう始末。
”あのね、ジャッポーネ(日本)では既婚者はマリート(夫)としかキスしないの!”って言ったら”ここはローマなのにぃ......”と声をフェイドアウトさせながら反対方向に消えていきました。やれやれ。

ホテルに戻り、テルミニ駅までタクシーに乗りました。運転手さんに、空港まで6万リラ(約3,600円)で行ってあげるよって言われたのですが、既に午前中、駅で空港行きの切符を買っていたので、もう予約した旨を話しました。でもよく考えると、駅から空港まで17,000リラ(約1,020円)、ホテルから駅までチップ入れて2万リラ(約1,200円)なので、2人以上の旅ならこの条件はお得です。

ローマはまだまだ見所満載。近いうちに必ずもう一度訪れたい街です。その前に、塩野七生さんの「ローマ人の物語」シリーズを読破しなきゃ。

次回の買いつけはまだ見通しが立ちませぬ....
ただ、年末年始にプライベートでシチリアに行ったので、番外編ということで追ってご紹介したいと思います!