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<14、15/Aprile(4月)/2002> a Firenze <2002年4月14、15日(日、月)>

なんだかんだ言いながらも、アニマータOPEN2周年を2ヶ月後に控え、ようやく第7回目の買付けに出かけることと相成りました。この遅々としたマイペースな当ショップにお付き合いくださっている我慢強い皆様に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。m(__)m
さてさて、今回のルートですが、諸々買いつけ事情と季節と気分とを兼ね合わせた結果、フィレンツェから入り、アレッツォを拠点に、コルトーナとペルージャを日帰りでまわり、最後はミラノで締めることに致しました。
いやぁ〜、トスカーナはいいっす。ホントいいっす。
もうほんと帰りたくなかったです。なんて、帰る家があるから言えることなんですけどね。
                              *
今回のエアーもアリタリア。いつも格安チケットを購入するのですが、できるだけJALとの共同運航便を狙って、アリタリアのコード(つまり金額)でJALの機体というのを狙うのですが、キャンセル待ちでようやくとれたのが、行きがアリタリア機体、帰りがJAL機体。テロ以来、便数が減ったままで、海外旅行客数が戻りつつあるので、どの便もけっこう満席状態です。

マルペンサで2時間半も待って、やっとこさ乗り継いで22時すぎにフローレンス空港到着。
タクシーでホテルまで。
もう完全にユーロに切り替わって初めてのイタリア。当然タクシーのメーターも変わっています。
ただ、頭がなかなかユーロに切り替わらない。ユーロを一旦円にして、同時にリラにも換えて円と共に妥当かどうか判断するという時間のかかりよう。慣れるまではしょうがない。

今回のホテルは前回と同じ、駅前のHOTEL BEATLICE。
夜遅くなることは予め連絡していたのですが、にこやかに出迎えてくれて相変わらず親切でシンパティコ(感じがよい)です。
1泊朝食込みで85ユーロ(約10,000円)。便乗値上げもなし。
着いて早々ちょっとショック。あさって16日の火曜日にショーペロ(スト)があるらしく、9時から17時まで交通機関がストップするとのこと。エーーーー!!ってカンジですが仕方ありませぬ。朝早く動けば済むことだ。ヨシ。

翌日は月曜日で午前中はお休みが多いので、ちょっと観光へ。
久しぶりにミケランジェロ広場まで足を伸ばしました。
ここまでは駅からバスで1本なのでとってもラクチン。但し12番に乗ること。13番も行きますが逆回りで遠回りになります。ちなみにバスの切符は1ユーロ(約1936リラ・約118円)。1,500リラだったからやっぱりちょっとずつ値上げしてます。 切りがいいからそうなるんだろうけど。

う〜ん、フィレンツェの展望台と言われるだけあって、いつ見ても素晴らしい。
広場に着いた途端、あの”冷静と情熱〜”のエンヤの曲が自然に口から飛び出したのには自分でもびっくり。映画なんて見てないのに。CM効果は絶大!?
広場にいる観光客の半分以上が日本人でした。バスツアーのご一行さんでしょう。
思わず、”シャッターお願いしまーす”って自分の写真を撮るのを頼んでしまいました。
右写真は、この広場のシンボルのダヴィデ像のコピー。
ここから眺める景色は夜もきれいだけど、私は昼間の方が好きです。

広場下の遊歩道を下り、ボーボリ庭園の頂にあるベルヴェデーレ要塞に向かいます。
左写真の、既に要塞の一部らしきものがうかがえるベルヴェデーレ通りの急な坂道を、ぜぇぜぇ言いながら上り、やっとの思いで右写真の要塞入口に着いたと思ったら、休み..........
張り紙には、”明日はショーペロだから1日中お休みです”とだけ書いてあり、インターホンで”今日もーぉ!?”って聞いたら今日もですって。んもー。ここからの景色も見たかったぁぁぁ。
お天気がいいので散歩道が気持ちいいのが救いでした。

要塞から延びるサン・ジョルジョの坂を下りきり、さらにアルノ川と並行に走るサン・ジャコポ通りを超えて少し行くと、サント・スピリト教会があります。
正面にデンと構える象牙(?)の祭壇が一際目をひきます。壁面に並ぶ数十点ものフレスコ画も見応えあり。
サント・スピリト教会のファサード(正面)は修復中。
面白いのは、工事用のシートにちゃんと教会の外観が描かれていること。しかも、右のグレーの看板はGUCCIの広告。
こういうセンスってほんと好きです。
ちょっと趣向を変えて、ピッティ宮の端っこの方にひっそりと建つ動物学博物館へ。
これがもうびっくりの連続でした。昆虫から魚から鳥から何から哺乳類まで数え切れない数の剥製が展示されています。
この世に存在するものすべてあるといったカンジです。改めてじっくり見たことのない生き物ばかりでとても新鮮でした。
最後のセクションはなんと人間。理科室や実験室なんて目じゃないくらい、リアルです。神秘さも超えてます。もちろん実物ではないのですが、言葉では表現できないのでフィレンツェを訪れた方はぜひご自分の目で見てください。すみません。
  Museo di Zoologia "La Specola"
  Via Romana 17  9時~13時まで 5ユーロ(約600円)
ボローニャにいるzio(from zioのコーナーに登場中)が来てくれて、プランツォ(ランチ)を取るべく、月曜日のお休みが多い中なんとか良さげなトラットリアを発見。
お店の扉に貼り出してあるメニューを見ていると、店から出ていくお客さんが「モ〜ルト ブォ〜ノ(すんごく美味しいよ)!」と言って私たちにウィンクしていく。んじゃ決まり。中には入ると地元民らしき人でとても賑やか。期待高まる〜ン。
アンティパストには、zioのオススメで今まさに旬のfave e pecorino(そら豆とペコリーノチーズ)をいただきました。
なんと上のでっかいそら豆を鞘から出して、生そのままで食べるんです。げげぇっと思いきや、これがなかなか。特にペコリーノ(山羊のチーズ)の軽やかな臭みとよく合うんです。右のように、1個1個チーズにのせていただきます。
他には、アンティパスティ・ミスト(盛り合わせ・上写真)とチンギアーレ(猪)のパッパルデッレ、zioはうさぎ(私は最近うさぎを飼い始めて、もううさぎさんは食べられません.....)、あとトリッパ(もつ煮込み)、ブレザーオラ(塩漬けの牛肉に赤ワインと香料を加えて熟成させたもの)のカルパッチョ、ヴィーノロッソ(赤ワイン)、ヴィーノビアンコ(白ワイン)、カッフェとたらふく食べて2人で41.9ユーロ(約5,000円)!! 安い!充実!美味しい!
 Trattoria La Casalinga
 Via dei Michelozzi, 9r(サント・スピリト教会のそばです) tel; 055-218624 日曜休日

路地の奥にさりげなく顔を出す美しいドゥオーモ。
写真だとほんとイマイチなんですが、このコントラストといい、ドゥオーモのこのほんの一部分でもハッとするような優雅さといい、なんとも言えないフィレンツェの表情なのです。

明日のショーペロですが、9時から17時の間でも何本かは出る列車もあるとのことで、駅に貼り出しがあり、かつインフォメーションでも教えてくれます。でも窓口の人は全然把握していませんでした。やれやれ。
朝の混雑を避けて夜のうちにアレッツォまでの切符をGET。
夕食は、近くのCafe`でビールとグリル系のお惣菜をテイクアウトしたのですが、これがどれも固くてまずっ。
こーゆーこともあります。はい。

20時過ぎ、外はまだ薄明るい。

*Firenzeの過去の旅はコチラ!2000年7月2001年10月