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<11、12/Ottobre(10月)/2006> a Milano <2006年10月11、12日(水、木)>

animataを始めて6年半。気が付いたら、この買い付けの旅も15回目です。そして、私も40代突入。非効率と分かっていながらも「自分の足でとにかく探す」スタイルにこだわって来ましたが、ここ数回ほどは体力の限界も正直感じつつ、でもやっぱりやめられな〜い!のでありました。

さて、今回は、定番のミラノとフィレンツェの間に、今年7月新たにある地区が世界遺産に登録されたジェノヴァと、これまた定番になりつつあるシエナを巡るというルートで、最終日に余力が残っていたら、ミラノ近郊のパヴィアに行くつもり。(結果、頑張って行ってきました!)。

今回もエアーはJAL。13時に予定通り出発し、18時半にはミラノ・マルペンサ空港着。まだまだ外はあっかるいです。遠距離恋愛している恋人に会うように、この到着の瞬間は、何とも言えない幸福感と焦燥感、期待、不安、緊張などで心の中はいつもくしゅくしゅになります。
すぐにリムジンバスにも乗れて順調な滑り出し。そのバスの中で、推定40代半ばの日本人女性が隣に座ったのですが、何となくおしゃべりし始めたら、なんとイタリア在住歴20年!もともとアパレル関係の仕事をしていて、最近ではバッグのデザインを始められたそうで、その関係で日本に一時帰国していたとか。「最早イタリア人ですね〜」と言ったら、「やだやだ」とおっしゃってました(笑)。中央駅に着いてバスを降りる際、「最近また、地区を問わず、夜は窃盗やら強盗とかが多くなってきているので気を付けてね」とアドバイスしてくれました。一気に気が引き締まります。
中央駅は、ただ今正面出口が大工事中。なんでもショッピングモールのようなものが出来るとか。なんかイメージ湧かないなぁ......。で、それに伴い、タクシー乗り場も移動して、駅の左手出口を出てすぐのところに新設されました。バス乗り場にも近いしなかなか便利。

今回のミラノのお宿は、定宿にしようと思っていたDuomo近くのホテル・グラン・ドゥーカ・ディ・ヨークが予約が間に合わず、venere.comで見つけた初めてのところ。Duomo駅から地下鉄1線で一駅のCordusio駅からほど近くで、何かと便利な立地です。部屋は、ご覧の通り、ピッコリッシマ(とっても小さい)!朝食込みで1泊117ユーロ(17,500円)。今日日東京のシティホテルの方が値頃感ありますねぇ。。。でも、フロントの人たちが全員親切だったので、お気に入りリストには入りました。

Hotel Star  Via dei Bossi, 5
http://www.hotelstar.it/index.php

ホテルに着いたのが8時半。荷物を解く前に、まずは夕食を調達しなきゃ、というわけで、ホテルのそばの大きなBAR&カッフェで、パニーノとビールをテイクアウト。25pと巨大にもかかわらず、あんまり美味しくてペロリンちょ。イタリアに来たぞー!!って感じが倍増します。
飛行機でほとんど眠れなかったので、さすがに眠い。。そして、既に足がだるい。。。先が思いやられるぜ。
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恒例時差ぼけで3時間毎に目が覚めて、朝食スタート時間にはもうスタンバイOK。朝のニュースでは、マンハッタンで、同時多発テロを思わせるような飛行機がビルに突っ込んで炎上しているシーンが流れているのですが、相変わらずほとんど聞き取れず、試験勉強の成果またしてもナシナシ状態に、どっぷり落ち込む私。。。
朝食は、珍しく卵料理(スクランブルエッグ)が保温器にセットされていて、ほくほく喜ぶ単純な私。。。

▲今日は1日ミラノです。ホテルのすぐ近くのダンテ通りからは、スフォルツァ城が間近に見えます。そのダンテ通りでは、定期的にテーマを変えてストリート写真展が開かれていて、この時期のテーマ”トスカーナ”の美しい景色がずらりと通りの両側に並んでいる様は、なかなか圧巻です。ダンテ通りからまっすぐDuomoの方へ向かう途中にある、中世の風情残るメルカンティ広場(写真右)は、夜になるとまた幻想的な空間になる素敵な場所。


▲毎年、この季節のショーウィンドウを見るのも楽しみのひとつ。ハロウィンにちなんだカボチャ達のディスプレイは10月ならでは。ちなみに左は眼鏡屋さん。右は当然、パスティッチェリア(お菓子屋)。栗、栗、栗!のオンパレード!

ミラノ市内を回る際、移動手段はもっぱら地下鉄です。(トラムは行き先がイマイチよく分からず、どうしても乗りこなせません。。)今回の地下鉄の変化を1つ。今までの打刻式(黄色い箱に切符を入れて、がっちゃんと打刻されたら改札の扉が開く仕組み)に加えて、日本のみたく吸い込み式が登場していました。ただ、これによって、今までは1日券は1回打刻すれば、あとは窓口の横を切符を見せながら通るだけでOKだったのが、1回1回吸い込み式の改札を通らないといけなくなりました。ちなみに、切符には大きさが2つあって、大きい方は打刻式には入りません。。(初めての場合はなかなか大変だぁね、イタリアの地下鉄って。。)


▲唐突ですが、本日のランチです。ヴィットリオ・エマヌエレU世通りから少し入ったところにあるオステリアへ行ってみました。情報もとは、ジャパンイタリア・トラベルの丸山圭子さんのミラノ情報から。
お店の名は「ラ・ブルスケッタ」。その名の通り、突き出しにトマトを柔らかめのパンにのせたブルスケッタが1枚出てきます。前菜はセルフで野菜中心に盛り、パスタは前述の丸山さんおすすめのゴルゴンゾーラのニョッキを真似っこして頼んでみました。チーズ好きはうなります。確かに美味い。ボリュームもけっこうあってドルチェまで行き着かず。。。
グラスワイン+お水+カッフェで締めて28ユーロ(4,200円)なーり。
2時頃になっても常に満席な人気のお店でした。
 La Bruschetta
  Piazza Beccaria, 12 (Duomoを背にヴィットリオ・エマヌエレ通りを歩いて2本目を右に入る)

何だか恒例となっている”今回のドゥオーモ”。
去年の今頃、来年には出来上がりそう!って書いてましたが、大ウソでした(笑)。でもでも、もう半分見えてます!来年の今頃こそは、きっときっと。。。。(既に4年以上経過しました)

▲こんなん見つけました〜〜。雑貨屋ハイ・テックにて。
確か、テーブルクロスです。な、なぜに吉祥寺ではなく、”キチジョウ”? そして、なぜに吉祥寺もどきが??
写真右は、すっかり地元の若者の憩いの場と化したガリバルディ通り。おざぶがちゃんと置いてあって、井戸端会議大好きイタリア人の心をくすぐってます。(ほんとか?)
あと、ニュースとしては、リナシェンテが大リニューアル中で、1階奥の靴下、お土産雑貨コーナーがなくなってブランド(バッグ?)コーナー一色に、中2階にあった下着コーナーは5階へ移動、しかもこちらもブランドものがかなり充実。観光客向けのちょっとやぼったいイメージがあったデパートですが、高級感が強調されてすっきりとした空間になっていました。(間もなく完成する模様。)


▲夜になるとさすがに肌寒くなってきます。日中はジャケットも要らないくらい汗ばむ陽気。それでも、ミラネーゼたちは、おしゃれのためか、はたまた体感温度の違いか、しっかり革のコートやマフラーまで身にまとい、颯爽と涼しげに歩いています。欧米人観光客は、一部Tシャツ姿。。不思議な光景です。
夕食は、またパニーノでいっか!と、去年と同じくDuomo広場に面するカッフェ・ドゥオーモにて。
でも、去年より格段にDuomoのライトアップが美しくなって、尖塔のてっぺんのマリア様も眩しいほどに照らされています。
生ビール・グランデ(10ユーロ!高っ!)とバゲットタイプのパニーノで、けっこうお腹は満足満足。この周辺は、夜遅くてもカッフェが多くて明るいし、常に人がわさわさと大勢歩いているので、まだ安心です。
風もす〜っと心地よし。

明日は、お初のジェノヴァです!!