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初めてのプチ語学留学 a Firenze <2008年6月2日(月)〜15日(日)>

”語学留学”
あぁな〜んて素敵な響きでしょう。。
たかが2週間。されど2週間。意を決して、この日程のために必死のパッチで仕事に家事にと準備した甲斐がありました。
既に15回目となったフィレンツェの旅ですが、毎朝学校に通う、という行為はまた新鮮で、同じ町の景色とは思えないほど違った表情で毎日目に飛び込んで来ましたし、イタリア語の検定試験前のときよりも毎日ちゃんと勉強しました。そして、何より久しぶりのホームステイでの滞在が、生活感を一層かきたててくれた大きなポイントとなりました。
日本に帰っても毎日イタリア語使うぞ〜〜!!と、帰国して早1ヶ月。足しても足してもフィレンツェでの1日分にも満たない時間しか使ってないかも(泣)。。そして、じょわじょわと吸収したことはぬけてってます。。あぁ。。

さて、今回の旅日記は、いつものスタイルとは違ってテーマごとに綴っていきたいと思います。
現地からもブログを発信していましたので、当初の様子はこちらから

今回ホームステイしたのは、もちろん、当アニマータでもご紹介しているニーデ宅。(今さら注釈:Nildeは厳密にはニルデ、なのですが、舌の裏につけて発音する”ル”はほとんど耳に入らず、あえてニーデと書かせていただいてます)
中央市場の目の前という”どチェントロ(町の中心)”にあり、ここから、サンタ・クローチェ広場前にある学校までは徒歩15〜20分ほど。毎日ちょこちょこルートを変えて通学してました。
随分と見慣れたドゥオーモもヴェッキオ宮殿も何だか違う景色に見えてくるから不思議!大好きなフィレンツェの町をこうして毎日同じところに向かって歩いてる!なんて幸せなんだ〜〜!と、毎朝毎朝思ってました(笑)。

ちなみに、チェントロの中にはかなりの本数のミニバスや市バスも走っていて、うまく利用すると便利ではありますが、朝はどこもかしこもクルマやバイクだらけの渋滞だらけ。絶対歩いた方が早いし、楽しいです!


毎朝必然的に拝んでいたサンタ・クローチェ教会のファサード。ずずずいーっと引いて教会前の広場を見ると。。。特大観客席スタンドが!毎年6月24日のフィレンツェの守護聖人サン・ジョヴァンニの祝日に決勝戦が行われる、フィレンツェ式(古式)サッカーの準備が既に始まっていました。24日なんてもういないじゃん。。毎回けが人続出の激しい戦いらしいから、観たいような観たくないような。。でも、シエナのパリオも見たことないし、一度そういう雰囲気くらいは味わいたいものです。

こちらが今回お世話になった語学学校、”スクオーラ トスカーナ”。日本語サイトもあるし、一度でも留学を考えた方ならご存じの方も多いのではないでしょうか。以前通っていた表参道のイタリア語スクール”ベリタリア”で紹介、手続きをしていただきました。

ここでは毎月奇数週の月曜開講で1週間からでも受講できるのですが、やっぱり最低でも2週間は習ってみたい。というわけで、6月の最初の開講日の3日(火)に合わせて前夜に到着したのでした。ちなみに6月2日(月)は国民の祝日でお休みですー。
事前に日本に送られてきていたクラス分けテストは既にFAX済み。どんなクラスに行くのでしょうか。。どきどき。。

校長先生と挨拶をして、「テストはとてもよく出来てましたよ。それでは”O”の教室に行ってください。」と案内されました。

ちなみに、A,B,C順のレベル別ではなく、文法の進み具合でクラス分けしているようです。

通りに面したパラッツォ(建物)の4階で、下を走りまくるクルマやバイクの騒音でやかましかった〜〜っ。窓を締め切ると暑いし(苦笑)


授業は午前中のみ。左が、9時〜10時50分の文法の授業のクラスの皆さんと。若干の人の入れ替わりはあったものの、MAXで8人、うち3〜4人が日本人でした(苦笑)。まぁ、ここはフィレンツェだし、チェントロだし、ある程度は予想できましたが。。。日本人には20代前半の若い子たちも多く、数か月から1年単位で留学中という人もけっこういました。ただ、学校全体でいかんせん日本人が多すぎで、いっつもグループで固まってて日本語でしゃべってて、3か月もここにいるのにまだイタリア語がしどろもどろな方もいて。。。もったいないなーというのが正直なところです。
右のグループは、11時10分〜13時までのビジネス会話のクラス。スイス人、オーストリア人、日本人3名の計5名のクラス。既に皆さんかなりのハイレベルでついていけない。。最初の2日でかなり意気消沈。でも、結局日本人の方に日本語で(苦笑)励ましていただき、無事にやり終えることができました。
先生方はどちらも女性。教え方が分かりやすくて発音もクリアで、とてもシンパティケ(いい感じ)!

ついでに、諸外国の生徒さんについてちょっとだけ。
ドイツ人の50代くらいの男性、フランツ。ドイツ語特有の息を吐き出すような発音でイタリア語をしゃべっても、ドイツ語にしか聞こえなくて全然会話にならなかった〜。しかも、頭固くて絶対自分は間違ってないって我を通す(苦笑)。
オーストリア人40代女性、カリーン。銀行に勤めていてクライアントにイタリア人が多いとのこと。午前中の2クラスともずっと一緒だったのだけど、文法の時間はチンプンカンプンみたいで人の答えばっかり見てるのに、ビジネス会話の時間はむちゃむちゃイキイキしてしゃべってました。私はその真逆。いかに日頃机上の勉強ばかりしてきたか、がここでも分かる。
スイス人の40代女性、カロリーナ。彼女も銀行ウーマンで、フランス語と英語は普通にしゃべれて、ドイツ語も分かるしイタリア語も上手!公用語が4つもあるスイスというお国柄ながら、うらやましい限り。。よくよく聞くとイタリア語はいっぱい間違ってはいるけど、でも、間違いを恐れずにどんどん喋るってことが大事なんだよなぁ〜〜。

2週目からは、これらの授業に加えて午後の1時間だけプライベートレッスンを入れました。
ただ、とにかく会話からいちいちポイントを拾おうとすると、いろんなことがごっちゃになりすぎたり、言葉が全く出てこなくなったり、先生がまたちょっと日本語が分かっちゃったりするのでつい日本語で確認しあってしまったり。。(日本ででもそうだけど)エライ期待してただけに、ちょっとだけ不完全燃焼かなぁ。。。
学校選びも、当然のことながら行ってみないと分かんないから難しいです。
日本人が少ないところがよければ、もっと辺鄙な町に行けばいいわけだし、何か要望があればそれをなんとか伝えようとすればいいわけだし、より満足度を上げられるかどうかは結局は自己責任。これはどこにいても同じ、ですよね。
でも、例え2週間でも、現地での勉強が貴重な体験となったことは間違いない!
むしろ、癖になっちゃうかもー!!??次はどこに行こうかな〜♪
ほぼ毎朝1番か2番乗りで教室に到着。
窓からサンタ・クローチェ教会のてっぺんを見て、9時の鐘の音を聞いていました。。。
授業のあとは毎日1〜2時間だけインターネットタイム。無線LAN環境は超快適〜とは言えませんでしたが、ネットカフェは未体験ゆえ十分助かりました。

夕食はいつもニーデがたらふく用意してくれるのをしっかり食べたいゆえ、お昼はずっとパニーノ1個。
学校のそばのバール(1個3ユーロとちょと高めだけど、美味しくてしょっちゅう行ってました)で、テイクアウトして学校に戻ってネットしながら食べたり、終わってからバールでビールと一緒に食べたり♪

→こちらはいつも周りに人だかりができてた立ち飲みワインバー「I FRATTELINI(イ・フラッテリーニ」。ペルバッコさんで以前見ていて、ふと思い出して行ってみました。
せっまい間口の入り口壁に掛けられたメニューには、日本語表記もされてます。
パンは小さめのやや固めですが、なんだか久々に口にするトスカーナらしいパニーノです。
ワインやビールを飲んだ後のグラスや瓶は、お店の両側に設けられた小棚にのっけてくか、直接返却。
みんな思い思いに周囲で飲み食べしています。
ん〜 いい味出してるな〜〜。

Via dei Cimatori, 38r(シニョリーア広場のそば)
8:00〜20:30

次回は、ホームステイについてご紹介しまーす!