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15/maggio (5月)/2012> a Firenze e Pistoia vol.1 <2012年5月15日(火)>


8時にと頼んでおいた部屋食のコラツィオーネは、パンとカプチーノと市販のヨーグルト。
中央右側にあるMULINO BIANCOのお菓子パンは、もしもの時(?)のために食べずに確保(笑)。



↑荷物を発送するために駅前の郵便局に行った際、たまたま出くわしたトラム。やっとまじまじと見ることができました。
トラム開通にあたっては、構想時から反対運動などで長い間てんやわんやしながらも、2年前の2010年2月にT1線が無事開通したのでしたが、開通後3度もフィレンツェを訪れていながら全然見れてなかったのでした・・・。
もっとも、本当に出くわしてなかったのか、はたまた、あまりにも町に溶け込んでいて気がつかなかっただけか・・・は、謎。
ドゥオーモの横を通る線の工事計画もあるようですが、これは更に更に難関のもよう。。とりあえず、今はサンタ・マリア・ノヴェッラ駅から西の郊外の町スカンディッチまでのT1線のみの運行です。町の人の利用率も予想を上回る高さとか。反対してても結局は便利で使っちゃうのよね・・^^;


↑今日もアルノ川を渡ってと・・・。サント・スピリト教会前の広場の朝市をのぞいてみたり・・・。昔は、この地味〜なファサードの教会が物足りなく感じてたものですが(未完成なんだからしょうがないけど)、近頃は見ていてほっとするんですよねぇ・・。

→カッライア橋のたもとにある、昨日から気になっていたジェラテリアに入ってみました。
後で調べてみると、20年以上も前からここにあったようなんですが、ほんとに?!?とびっくりするくらいの記憶の曖昧さに、更にびっくりしました(苦笑)。
チョコやクリーム系メインでフルーツ系はなし。いつになく迷った結果、ピスタチオと洋ナシ入りリコッタチーズの1番小さいカップ(1.5ユーロ)をいただきました。
これがもう!!ブォニッシモ!!!!! 次からココだな。

gelateria LA CARRAIA
  Piazza Sauro Nazario 25/R (オルトラルノ地区側)



←ちょっと早いけど、お昼たべとこ〜♪ということで、サント・スピリト教会の前にあるパニーノ屋さんでイートイン。
ここのパニーノ、生地がフォカッチャ(厚めのふわ生地)かピアディーナ(薄いパリ生地)の2種類から選べます。私はピアディーナをチョイスして、中身はモルタデッラ&トマト&ルッコラで(1個3.5ユーロ)。
んまい!!!↑ちゃっかりビールも^^;

続々お客さんが入ってくるけど、皆さんテイクアウトのみ。
  GUSTAPANINO
   Via dei Michelozzi,13/r
   tel: 055-285033 月曜お休み (朝10:00からの営業となってますが、11時半前にようやく開店していました・・)


↑1時過ぎ、普通列車に乗って近郊の町ピストイアへ。本当は朝からリヴォルノに行って、帰りにピストイアで途中下車しようかと張り切っていたのですが、、、今朝起きて、無理するのはやめました・・・(苦笑) やっぱ歳かしら・・
右写真は、切符の打刻機おニュ〜版!あの黄色い四角い旧タイプ、きっとどんどん各町からも姿を消すんでしょうねぇ・・いい味出してたんだけどな。

30分ほどでピストイア駅到着!駅前の大通りをひたすらまっすぐ旧市街に向かって歩きます。
ちょうどお昼時で人通りもまばらですが、フィレンツェからほんの少し海に近付いただけで(実際海には面してないのですが)、風がからっと感じて心地よい〜。

←ほどなく、町を囲む14世紀頃そのままの城壁に出くわします。これを筆頭に、この半径1.2キロほどの小さな町の中には、13〜14世紀の建物がまるで中世のテーマパークのようにあちこちに残されていて、しっかりと現代の風景に溶け込んでいました。


→ドゥオーモは後回しにして、先にサンタンドレア教会へ。ピサ風ロマネスク様式の大きなファサードを抱えるこちらの教会は12世紀製。



↑内部はシンプルな3廊式。
→この教会の見どころは、こちらの説教壇。ピサのドゥオーモにもある説教壇と同じジョヴァンニ・ピサーニによるもので、サンタンドレア教会の方が先に造られました。
キリストの生涯がそれは見事に刻まれ、まるで生きた小人たちがうごめいているかのよう!内部は非常に暗いので、説教壇の箇所だけコイン式のライトアップで明るく照らせます。

←ドゥオーモ広場!
右手にドゥオーモと、この広場の主のように堂々とそびえ立つ鐘楼、左手には市庁舎、そしてこれらと対面に、洗礼堂とポデスタ館ら中世の建物が広場を囲んでいます。
青空とのコントラストと相まって、なんとも美しく優雅な空間です!

→ドゥオーモも、ピサ様式のロマネスク建築で12〜13世紀に建立。リズミカルに並ぶ3層のアーチと白と緑の大理石の縞模様が美しいファサード。
お隣の鐘楼も、3層の開廊でドゥオーモとお揃いでコーディネイト?(笑)。

←ドゥオーモの中央扉口のヴォールト天井と正面のレリーフは、フィレンツェの捨て子養育院美術館のメダイヨンなどで有名なアンドレア・デッラ・ロッビアの作。鮮やかな釉薬のブルーが眩しい!

→広々とした3廊式の内部。ぐるっと見学していると、「オルガンの晩鐘」という名のパイプオルガンのコンサートのカレンダーが貼られているのを見つけました。
赤い文字で書かれた演奏者の名前を見ていると、3名の日本人女性の名前が!
なんでも、ここピストイアは、美智子皇后がピアノの演奏を披露されたことがあったりと、日本とは音楽でのつながりが濃い町のようです。
お顔も知らない方達ですが、頑張れ〜〜とこっそりガッツポーズ。

→右側廊中ほどにある礼拝堂の中に、この教会の見どころの1つ、聖ヤコブの祭壇飾りがあります。
シエナとピストイア、フィレンツェの銀細工職人たちが170年もの年月をかけて作り上げた記念碑的作品です。
通常は柵の扉が閉められ(有料スペース)、中も暗くてよく見えません・・
とそこへ、外国人夫婦が警備員さんみたいな方に開けて欲しいと頼んでいます。彼らが中に入り、、、、照明が点いた!
ラッキ〜♪遠目でもしっかりと、細工の精巧さがうかがえました。



←ドゥオーモの向かいにある洗礼堂は14世紀のゴシック様式。大理石の縞模様がトスカーナらしくて美しい!フィレンツェの洗礼堂(ちなみにどちらもサン・ジョヴァンニ礼拝堂)も素晴らしいけど、何となく洗礼堂は小さいのが好み♪

→宝箱っぽい外観の印象と違って、内部の壁はレンガむき出しの簡素な印象。中央には14世紀製の浸礼用の洗礼盤が展示されていました。

後半へと続く・・・