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19/marzo (3月)/2014> a Siena e Firenze <2014年3月19日(水)>


なんだか眠りが浅くてぼぉ〜〜っとしながら起床。

7時半、外から聞こえる鐘の音をBGMに朝食をとる。
普段日本では、朝は野菜とフルーツたっぷりのスムージーとヨーグルトのみですが、イタリアに来ると食べたくなるんだな〜、中にクリームやらジャムが入った甘いパン♪

今日は日帰りでシエナに向かうべく、いつものようにSITAのバスの発着場に行ったところ、今日は1日中ショーペロ(スト)だよーって。だから列車で行きなさいーって。し、知らなかった。。

すぐに駅へ行って切符を購入。おかげで予定到着時間より1時間も遅くなったじゃーん、駅からだとチェントロまでバスに乗んなきゃいけないいしぃぃ(。-_-。)ブツブツ。

ふと、ビリエッテリーア(切符売り場)の窓口がとってもシステマチックになってることに気がついたんですが、前からだったっけ?
それでも、開いてる窓口の少なさは相変わらずです・・

イタロやフレッチャ・ロッサなど、イタリアの列車環境がぐんぐん進歩している昨今ですが、ローカル線では変わらず旧式が現役で活躍中。
これはこれで懐かしくてホッとします(^^。
だって、
各停なもんで、ちんたらちんたら進むもんで、
車窓の景色は、ずっと「小さな村の物語 イタリア」 なんですもの〜。思わず” Ho sbagliato tante volte ormai che lo so gia〜〜♪”と口ずさみます。


予定通りシエナ鉄道駅に到着。
ここんとこずっとシエナへはプルマンを利用していたので、最後に駅を利用したのはほぼ9年前。。。
ものすごく近代的な作りになっていて、お店やスーパーなどショッピングモール化していてびっくり!

長い長いエスカレーターをひたすら上がっていくと、何だか小高い場所に出たぞ。ここはどこだ?ここからバスに乗るのか?とバス停を見ていると、通りがかったシニョーラが「今日はショーペロよ」と教えてくれました。
「え?じゃチェントロまでどうやっていけばいいんですか?」と焦って尋ねたら、「200mも歩けばすぐよ」。とのこと。


←???な感じで言われた通りにまっすぐ歩いていくと、大きな城壁門が!
町の北西の外れにあるカモッリア門で、ここから15分も歩けば中心部に到着です。

フィレンツェからだとプルマンの方が早く着くし、バス停も中心寄りにあるのでやっぱり便利ですが、列車でも随分便利になったことが、ショーペロのおかげで分かってラッキー♪

→フィレンツェのドゥオーモやヴェッキオ宮殿じゃないけれど、ついついのぞき見写真を撮りたくなる、シエナのマンジャの塔。
それにしても、この小さな町に押し寄せる、観光客やら校外学習か遠足のお子たちの多いこと!
だからだと思うけど、同じものならフィレンツェよりシエナの方が物価高の傾向ありな気がします。

←やーーっと再訪できました。オステリア・ノンナ・ジーナ。
2003年のファミリーツアーではお休みで、
2009年に来た時は、急遽厨房の工事をするとかでお休みで、
13年ぶりにやっと二度目の来訪です。なんと当時はまだリラの時代!
アットホームさは変わらずで、メニューも手書きで読みにくいんだけど、それがいいんだな〜。何だかほっとしました。

→前菜は、トスカーナのハム類盛り合わせsalumi toscaniを。
4種類のハム、サラミにペコリーノチーズと、けっこうなボリュームです。 このペコリーノがまた旨い!

←プリモは、リガトーニ・アッラ・チンタ。
チンタとは、シエナ地方原産の豚で、このラグーもまた旨いったら!
味が濃そうに見えますが、けっこう優しく、染み入るお味でした。

ここんちの息子さんかお孫さんか、キビキビ働くカメリエーレが海老蔵さん似で、そんなイケメンさんを眺めながら(笑)カッフェを頼んだら、前回同様自家製の食後酒が出てきました(サービスです)→
このアマレットもブォ〜ノ!

お水とワインで締めて24ユーロ(約3,400円)なり。
さすがに13年前のような安さとはいかないけれど、満足度は変わらずでした。

Osteria Nonna Gina
Pian dei Mantellini, 2
12:30〜14:30、 19:30〜22:30 お休み日不明
http://www.osterianonnagina.com

どんより雲が立ち込めていた午前中と打って変わって、店を出ると爽やかな青空が広がっていました〜♪
やっぱりドゥオーモは青空がよく似合う!


↑さぁ〜こちらも13年ぶりに、上ってみますかね〜。ドゥオーモ付属美術館上の屋上へ!
この建物、実は、フィレンツェのドゥオーモを超えるほど大きな新ドゥオーモになるはずだったのですが、途中でシエナに疫病がはやってしまい、経済的にもダメージを受けて途中で計画が頓挫してしまったとのこと。
その残った建築部分を整えて、今は1階から3階が美術館として利用されており、そこから屋上へとアクセスできるようになっています。
美術館と共通チケットは7ユーロ。こんな表示も設置されて、屋上がすっかり観光スポット化していました。


↑うっかりすると滑りそうな階段は変わらずですが、けっこうあっという間にてっぺんに到着!
ん〜〜BELLISSIMA!!

マンジャの塔からの眺めもよいですが、やはりこちら側からの方がオススメかな。

←ドゥオーモの側壁や鐘楼の縞模様もくっきりと正面に見えまする。

ただ、前回見た景色よりどうも少し低い気がするぞ。。。と、宿に戻って自分の過去日記を見てみたら、やっぱり低かった!

どうも、こうなってたようです↓↓



本当の屋上はキケンなので、整備して上へは行けないようになっちゃったようで。。。ちょっと残念(;_;)
でも、町並み自体は、13年経とうが何年経とうが全く変わらないのがイタリアの良いところ。

←3階から順に美術館を見学。
特に、シエナ美術の代表とも言われる2階のドゥッチョの間の傑作たちは必見です。

→地上目線のカンポ広場も記念に。

ある画廊で買付けしている時、実際その絵付けをしている店主(おじいちゃん)と話がはずみ、ついうっかり「将来イタリアに住むならフィレンツェ近郊がいい」なんて言ってしまったものだから、生粋のセネーゼ(シエナ人)である彼は、ちょっとムキになりながら、シエナは歴史ある素晴らしい町で、イタリアで1番古い銀行もあるし、今は誰も知らないけど闘牛文化はシエナから生まれたし.....eccと、しばらくシエナ愛話が止まりませんでした。
中世の時代からフィレンツェとシエナは犬猿の仲なのに。。ごめんなさい、私が悪かったですぅ!!

←鉄道駅の出入り口の横からの景色も気持ち良い!

→フィレンツェに帰ってきました。


↑本日の夕食は、こちらも14年ぶりとひっさびさの再訪、ポンテヴェッキオたもとにあるBUCA DELL'ORAFO。
すっかりメジャーになってるようで、 私がいた20時から1時間くらいは観光客とおぼしき人ばかり。
噂によると、どうも前半は観光客、後半は地元民とくっきり分けて入れてるんだそうで。
ノンナ・ジーナが効いてそれほどお腹がすいてはないので、ロンバティーナのビステッカと、白いんげん豆だけにしました。
ロンバティーナはさっぱりとして美味しいし、お豆もフィレンツェにいるんだ〜!としみじみするほど美味しかったんだけど、この量で8ユーロ(約1,100円)?というくらいにちょっぴりだったのが残念。
ワインもフォカッチャも美味しかったので、調子に乗って「ドルチェが食べたいけど、、、1番軽いのは何ですか?」ってカメリエーラに聞いたら、ジェラートだというのでお願いしてみました。
で、出てきたのが右の↑↑ボッコンチーノという一口サイズのアイスクリームが4つ。
チョコでコーティングされてすごく美味しかったんだけど、 こういうドルチェもありなのかぁ。。。と少々驚きを隠せず。(しかも、リヴォルノ県の町のジェラート屋さんのものだし)
グラスワイン2杯とカッフェで締めて50ユーロ(約7,000円)はやっぱりお高く感じました。

RISTORANTE Buca dell'Orafo
Volta dei Girolami, 28/R
12:30〜、19:30〜
http://www.bucadellorafo.com/welcome.html
気持ちのよい夜風にあたりながら、賑やかなフィレンツェの夜の散歩を楽しみつつ帰途につきました。
明日は陶器の町へちょこっと日帰り!