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マレーナ (2002/08/02)

久しぶりに、ぞくぞくする、うっとりといつまでも眺めていたい、美しい人に出会いました.......

大変遅ればせながら、先日ビデオで”マレーナ”という映画を観ました。
かの”ニュー・シネマ・パラダイス”のジュゼッペ・トルナトーレ監督と音楽のエンニオ・モリコーネというコンビネーションというだけでも十分な話題性をもつ作品です。

舞台は、第2次大戦が始まって間もない頃の、イタリアはシチリア島の小さな漁村。徴兵された夫の帰りを待ちながら、海岸沿いの家に1人で住むモニカ・ベルッチ扮するマレーナを、主人公の少年が衝撃的な恋をするところから始まります。ただ、単なる片想い話で終わるのではなく、夫の戦死という一報によって一変するマレーナ自身の生き方や、マレーナを取り巻く村人たちの心理状態など、投げかけるテーマは決して軽いものではなく、見ていられないくらい重いシーンもありました。ただ、全体の視点がすべて主人公の少年の目にあることで、非常に深い思いで満たされる作品で、改めてトルナトーレ監督の素晴らしさに心打たれました。

そして、何より私の心を動かしたのはモニカ・ベルッチの美しさ。
整いすぎた美しい顔立ちと、官能的かつ完璧なプロポーション。その美しさを自ら熟知していることで発せられるオーラなようなもの......
この映画では彼女の台詞がとても少ないのですが、その分、どきどきするくらい、表情と体の動きで内面的な言葉を強くせつなく痛いほど、発しているように感じました。最後のシーンで出てくるマレーナの変貌ぶりにも、ある意味別の美しさとして感動を受けます。

イタリアでテレビを見ていても、ダイナマイトボディでお色気むんむんな女性タレントや女優さん、キャスターさんたちは多く見かけますが、そーんなにきれいだと認める人はそういません。(もちろん私が目にする絶対量が少ないのもあるんでしょうけど)
でも、彼女には一目惚れ。溜息がでるくらい素敵。彼女みたいに生まれ変わりたい。

とにもかくにも、彼女を見るためでもそうでなくても、”マレーナ”はおすすめの1本です。