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Benvenuti alla lezione d'italiano di zio!! Vol.11
        「噂の“ L’INCONTRO FATALE ”について」
(2000/10/25) <バックナンバー>

“ Ciao tutti, come state? ”
(チャオ トゥッティ、コメ スターテ/やあみんな、元気?)
“ Avete capito cosa vuol dire << l’incontro fatale >>? ”
(アヴェーテ カピート コザ ヴォル ディーレ リンコントロ ファターレ>>ってなんだかわかったかな?)

わかった人にも、わからなかった人にも、” l’incontro fatale ”の正解は『運命の出会い』です。
プチイタリア語講座のテーマにしては、ちょっと意味深でしょ。

『スーペルメルカート編』第一回で、スーペルメルカートは男女の出会いの場でもある、というようなことを書いたところ、「面白いですね!」というご意見をいただきました。もしかしたら、みなさんも『出会い』に興味があるのでは、と思って今回のテーマにした次第です。ハイ。

イタリア旅行や留学を予定しているみなさん、イタリアの伊達男たちとのアバンチュールを夢想しているみなさん、イタリア美人たちとお知り合いになりたいと思っている みなさん、是非参考にしてください(なるかな〜???)。

さて、女性のみなさんに朗報です。いや、男性のみなさんへゴメンナサイ、と言うべきでしょうか。私の四年に渡るイタリア滞在の経験から言って、日本人女性はモテます。大変モテます。伝統的にイタリア人男性は外国人女性が大好きです。これは断言できるでしょう。 しかし、日本人男性に対するイタリア人女性の反応は、冷ややかです。これも断言できます。ですので、私のコメントも女性の生徒さん向けに偏りますので、ご了承を!

まずは『出会い』の” luogo ”(ルオーゴ/場所)から。 と言っても、そこはイタリア。どこででも” l’incontro fatale ”があなたを待ちかまえています。それでも比較的確率の高い場所というものもあるので、一応リストアップしてみますね。

” nell’aereo ”(ネッラエーレオ/飛行機の中で)
イタリアへ向かう機中から、” l’incontro fatale ”はあなたの側に転がっています。13時間もの長旅です。みんな誰かと話したくてウズウズしています。寝てる場合じゃありません。

“ nel treno ”(ネル トレーノ/列車の中で)
日本の新幹線にあたる” Euro Star ”(エウロ スター)は、座席配列も新幹線と同じ。でも、” Inter City ”(インテル シティ/国内特急)や” Euro City ”(エウロ シティ/国際特急)、” Inter Regionale ”(インテル レジョナーレ/ローカル線)には、” sconpartimento ”(スコンパルティメント/コンパートメント)があり、『出会い』の確率もグーンとアップ。

“ nel bar ”(ネル バール/バール内で)
一度や二度通ったくらいでは、なかなか入り込めない世界ですが、人なつっこい笑顔と積極的な態度でまずは” barista ”(バリスタ/バールの店員)と仲良くなりましょう。” barista ”と仲良くなれば、自然と常連客たちとも仲良くなれます。

“ sulla spiaggia ”(スッラ スピアッジャ/ビーチで)
これは定番。でも、夏のバカンスシーズン限定ですね。ここまでくると、ほとんど会話いらず。熱い視線と微笑があれば、全て丸く収まります。ただ、” l’ incontro fatale ”と” l’amore eterno ”(ラモーレ エテルノ/永遠の愛)をはき違えないように!

“ nella discoteca ”(ネッラ ディスコテーカ/ディスコで)
ちょっと勇気を出してディスコへ行ってみましょう。ここでは目立った人が勝ちます。いつもより大胆な服を着て額に汗を光らせて踊れば、イタリアの” tettone ”(テットーネ/ボインちゃん)たちにも十分対抗できますよ。

” nei luoghi pubblici ”(ネイ ルオーギ プッブリチ/公共の場で)
「公共の場?」と思ったあなた、あなどるなかれ?実はここが最も” l’ incontro fatale ”が転がっている確率が高いのです。例えば” Duomo ”(ドゥオーモ/大聖堂)や町の” Piazza ”(ピアッツァ/広場)は、市民や旅行者の憩いの場 なんです。夕方や夜にもなると、どこからともなく若者たちが集まってきます。そんな彼らも、夕涼みや食後の散歩のついでに” l’incontro fatale ”を探しに来るのです。

“ luogo ”は確認しましたね。次は、より『出会い』易くするための” tecnica ” (テクニカ/テクニック)です。

” lo sguardo ”(ロ ズグアルド/視線)
これは基本中の基本でありながら最も重要な” tecnica ”です。イタリアの伊達男たちは、まず例の濃い〜くて熱〜い” sguardo ”であなたを見つめてきます。 この” sguardo ”を避けてしまう=「あなたには興味ないわ」という意思表示です。 嫌いなタイプの男性であれば、思い切り冷たく無視してしまいましょう。でも、それがタイプの男性だったら照れは禁物。彼の視線を受け止め、にっこり微笑んでくださ い。

” il sorriso ”(イル ソッリーゾ/微笑み)
ここからは、いわゆるゲーム感覚が必要とされるでしょう。なぜなら、タイプの男性の” lo sguardo ”を受け止め、彼に” il sorriso ”を返したあなたは、ここで初めて土俵に上がったわけです。彼は往年の小錦よろしくプッシュプッシュで向かってきます。今後の展開を有利に進めるためには、彼のプッシュを上手に操る必要があります。そこで活きてくるのが” il sorriso ”。艶めかしい微笑みから元気な笑顔まで、即座に使いこなせるように今から鏡の前で練習してください。

” l’atteggiamento ”(ラッテッジャメント/態度)
これは難しい。なぜなら相手によって左右されてしまうから。日本人女性との” l’incontro fatale ”を目指すイタリア人男性は、もしかしたら日本人女性のおしとやかで優しい態度に惹かれているかもしれません。しかし、元々がせっかちな国民です。” ambiguo ”(アンビーグオ/あいまい)で” indeciso ”(インデチーゾ/優柔不断)な態度をとっていると、一気に醒めてしまうしまうかも。ここは相手の様子をうかがいながら、” Si` ”(スィー/イエス)と”No”(ノー)だけはハッキリさせることを心がけましょう。

とりあえず、『出会う』ところまで来ましたね。イメージしてください。飛行機の中で、電車の中で、バールの中で、ビーチで、ディスコで、広場で、あなたの横には彫りが深くて笑顔が素敵なイタリア人男性がいるのです。 「男と女の間には言葉はいらない」とは言うけれど、一応これはイタリア語講座。ロマンチックな一言や情熱的な口説き文句のひとつくらい、言ってみたいじゃないですか。

ということで、次回は” l’incontro fatale ”をより盛り上げるであろうフレーズを勉強しましょう。

Ciao tutti!
amore e pace
zio