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<新種も大量発生!!!蚊に絶対注意のミラノ> (2003/06/24)   <バックナンバー>

夏も本番真っ只中。ミラノは連日35℃以上の真夏日で、冷房や扇風機の売れ行きも絶好調。売り切れも続出で、冷房は1ヶ月以上待たないと買えない機種もあるそうです。そんな中、ミラノで今、話題を振りまいているのが、蚊。今年は新種の蚊が発見され、病院に駆け込む患者も多いそうです。新種の蚊に注意を促すポスターも街じゅうに貼られ、ミラノ市からも厳重な注意が呼びかけられています。テレビのニュースでも特集が組まれました。この新種の蚊に刺されると、手・足・顔どこでも、通常の虫刺されの10倍以上に腫れ上がり、熱を出すこともあるそうです。友人は足首を刺され、象のような足になり、しばらく靴が履けず歩くことも困難だったそうです。また、かゆみも数倍だと言われています。防ぐ方法として、草むらや庭をきれいに刈ろう、とか水の多い公園に気をつけようというものですが、家庭での対処法として、蚊取りグッズが例年以上に売れているそうです。スーパー等で売られているグッズは、日本と同様のものが多くとても興味深いです。

例えば、日本とそっくりな緑色の「蚊取り線香」。渦を巻いていて、使用方法も同じ。香りも同じです。ひとつ違うのが、燃えかすの灰がクルっと回った形をしたまま残り、かわいらしく、お掃除も簡単です。また、「シトラス」の香りがする黄色い蚊取り線香、そして「ゼラニウム」の香りがするオレンジ色の蚊取り線香も売られています。この2つの香りはかなり強烈ですが、緑色に比べると部屋の香りを楽しむことができます。
また、日本と同じ「VAPE」(イタリア語ではバーペと発音します)も室内用・携帯用とあります。液体タイプとマットタイプがあるのも日本と同じですね。
ロウソクタイプの蚊取りグッズも数多く、大きさや形態も用途に合わせ様々。例えば、一晩で燃えきる小さいタイプや、屋外で使う大きいもの。レストランやお店の室内外で使うための直径30cmはあるかと思われる巨大な置物のようなタイプもあります。ひと夏用なのでしょう。ロウソクタイプのほとんどはシトラスの香りで、黄色なのが特徴です。
私のお気に入りは、オリンピックランナーが持つような、トーチ型のもの(写真下方の赤いもの)。蚊取り剤を含むオイル(これも黄色で、シトラスの香り)を導火線のささったアルミ缶の中に入れて使用します。これは、主にレストランの庭や入り口、家庭の庭や鉢植えの土に挿して使います。インテリアとしても素敵ですね。トーチの中にオイルではなく、ロウソクタイプの蚊取り剤が入っているものもあります。
炎とともに、ほんのりとシトラスの香りが漂う街。これがミラノの夏の香りかな、と最近感じています。スーパーでは、蚊取りグッズのコーナーが大抵設けられています。旅行中、スーパーで蚊取りグッズを手に入れて、ミラノの香りを楽しんでみてはいかがですか?

     
値段は蚊取り線香、一箱10枚入りで1.50ユーロ程度(約210円)。ロウソクタイプは小さいもので、3個入り2ユーロ(約280円)から。トーチは1本1.50ユーロ(約210円)から。オイルは5ユーロ程度(約700円)すべてスーパーにて購入。*1ユーロ140円換算。