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<ミラノのバーゲン始まりました!> (2004/01/07)   <バックナンバー>

本日1月7日より、正式にミラノのバーゲンがスタートました。期間は2ヶ月間で、3月7日までです!
と、皆さんに大々的にお伝えするつもりでいましたが、今年はカレンダーの事情もあってか、お正月明けの1月2日から内密にバーゲンを始めたお店が例年になく非常に多かったです。また、バーゲンのスタートは週末前の金曜日や土曜日、という過去の例に反して、今年は水曜日から。まして、昨日1月6日はイタリアの祝日で街中が閉まる。子どもの学校も今日からスタート。と様々な条件が重なり、早々に始めたお店が多かったようです。でも!「1月7日からかぁ・・・」とお正月にミラノ旅行をされた観光客の方々が、偶然にもセールに出会えてよかった!という成功談も数々聞きました。

本来、年2回のミラノのバーゲンは、ミラノ市が定めた日程から一斉に始めるというのが昔ながらのシキタリ。商売に格差があってはいけない、という平等さを重んじたお達しなのでしょう。余談ですが、この平等さで感心したことがひとつ。それは、残業時間。月に5時間まで、という法律があるそうです。これを社員が違反してしまうと、会社が市に対して罰金を払うことになるそうです。もちろん、個人経営だったり、外国の会社だったりすれば事情も変わると思いますが、人より遅くまで働くことが美徳ではないのです。みんなが平等に働き、夜の時間は家族や友人と楽しむ。実に素敵な伝統ですね。
話は戻りますが、一応、この正式なるバーゲンの日程発表はイタリア国民にとってはあたり前のことで、何日か前からテレビのニュースで各都市のバーゲン開始日が発表されたり、新聞で告知されています。都市別に定められているので、フィレンツェやローマのバーゲン開始日程がずれていたりすることもあります。ミラノのバーゲンは3月7日まで!みなさん、まだまだ商品はありますから、今後旅行を計画されている方、気落ちせず楽しんでくださいね。

ミラノの都心部の各お店では、この時期の日本人観光客への接客にとても力を注いでいます。年々、日本人販売員を雇うお店も増えてきましたし、アウトレットでも日本語が話せるスタッフを見かけるようになりました。日本語や英語のメニューを用意しているレストランも増えたように思います。嬉しい対応ですね。一時のアジアブームに引き続き、まだまだ日本びいきのイタリア人が増えているのかもしれません。先日デパートで、「寿司セット」なる豪華な箱詰め商品を見かけました。中には海苔、わさび、お米、しゃもじ、ガリ、お醤油、寿司酢などがセットされていました。日本では決して売られていないセットですね(笑)。炊飯器なしでどうやってお米を炊くのか、興味津々です。また、中華食材店で「お寿司を作ってみたい」というイタリア人男性から、「何を買ったらいいのか」と質問攻めにあったことも最近ありました。もしかしたら、日本人以上に家庭でお寿司をつくるイタリア人が増えているかもしれません。
また、お昼や夕方にお刺身の盛り合わせとシャンパンを出してくれる、立ち食い飲み屋風の魚屋もみつけました。そのお刺身の横にはレモンと一緒にお醤油の瓶がきちんと並んでいて、なんだかとっても嬉しい気分になりました。

イタリア語でセールはSALDI(サルディ)。SCONTI(スコンティ/値引き)と大きく出しているショーウインドーも多いです。
値引き率は30%〜50%が中心。これが2月、3月になると70%になることも。